家電
掃除機
2019/3/4 19:30

初代から3年半…ダイソン2代目登場で、ロボット掃除機は「間取り」を巡る新時代へ!

キッチンからリビングに入った瞬間、自動で「強」から「静音」モードに切り替わる!

マップを正確に描いて記憶できるようになったことから、部屋ごとに運転モードを変えることも可能になりました。まず室内全体を走行させてマップを作成した後、専用アプリ「Dyson Linkアプリ」上に描かれたマップに区切り線を入れてゾーニング(区分すること)。そのゾーンごとにアイコンを設定すれば、ゾーンごとに「静音」「通常」「強」と運転モードが設定できるようになります。例えば汚れやすいキッチンは「強」モードで、テレビを見ているリビングは「静音」モードに設定した場合、キッチンからリビングに移動した瞬間、モードが切り替わります。

↑アプリ上で自由に区切り線を設定してゾーニングが可能

 

↑例えば、こういったリビングとキッチンが隣接している部屋でも、部屋をまたいだ瞬間、モードが切り替わって運転音が変わります

 

そのほかDyson Linkアプリでは、掃除スケジュールの設定や掃除完了画面の確認などが可能です。同社のフロアケア部門製品開発シニアデザイン エンジニアのジェームズ・カーズウェル氏によると、Heuristは新たなプラットホームであり、ソフトウェアのアップデートを行うことで、継続的に進化。今後も「革新的な機能」を追加する予定だそうで、購入後も買い替えることなく、最新機能を活用することができるとのこと。

↑「ソフトウェアをアップデートして進化させ、ユーザーに合わせてカスタマイズもできる」と魅力を語るジェームズ・カーズウェル氏

 

吸引力が高いだけに、間取り学習機能は大きな武器になる

アイロボットのルンバに続き、ダイソンからも間取りを学習する新モデルが登場し、いよいよロボット掃除機は新時代に突入しました。ダイソンの特徴といえば、やはり吸引力の強さで有名ですが、今回、重曹の掃除テストを見て、改めてそのすごさを実感。これに加えて、間取り学習機能を備えたことは、ロボット掃除機として大きな武器になると感じました。モノを避けて掃除してくれる「障害物センサー」の存在も、”掃除する前に片付ける”というロボット掃除機を取り入れる際のハードルを下げるはず。また、高さはあるものの幅は230mmとコンパクトで、狭い隙間に入り込めるところも好印象です。

 

ただし、現在、ルンバの最上位機種は「どの部屋をいつ掃除するか」まで指定できますが、本機は掃除する部屋の指定まではできません(区切った場所に対するモード設定のみ可能)。とはいえ、今後のアップデートでこのあたりが改善される可能性もありそう。吸引力が高いだけに、今後どのような進化があるのか楽しみです。

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