家電
2019/3/28 20:35

「深さ4cm」だと、めちゃ楽しい! 象印の新ブランド「STAN.」ホットプレートでボリューム料理作ってみました

ライフスタイルの変化に合わせて、生活家電に求められる機能やデザインも変わってきています。それを象徴するかのように、象印マホービンからこれまでと異なるコンセプトの家電ブランドが登場しました。それが、「STAN.(スタン)」シリーズです。

「STAN.」シリーズのターゲットは、30代の共働き・子育て世帯。忙しい毎日のなかで、家事をもっとラクに楽しくするという、象印からの提案がカタチになったキッチン家電です。SNSにアップしても写真映えするデザインも特徴。本稿で紹介するホットプレートのほか、IH炊飯ジャー、電動ポット、コーヒーメーカーが同シリーズからリリースされています。

 

現代の家族に寄り添うように進化したという「STAN.」には、いったいどんな特徴があるのでしょうか?  本稿では、同シリーズのひとつ「ホットプレート EA-FA10」(実売価格1万6200円)を実際に使ってみて、その使用感をレビューしていきます!

↑今回レビューする「STAN.(スタン)」シリーズのホットプレート EA-FA10。フタもマットブラックで統一。おなじみの象のマークも、今回は特にオシャレです

 

象印マホービン

STAN. ホットプレート EA-FA10

象印 ホットプレート STAN. EA-FA10-BA

象印 ホットプレート STAN. EA-FA10-BA

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シックなルックスと絶妙な深さのプレートが特徴

「STAN.」のホットプレートでまず目を引くのが、オシャレなデザイン。マットなブラックを基調としたルックスは、キッチンやテーブルでも主張しすぎず、シックなたたずまいを見せています。

↑「STAN.」ホットプレートのセット内容。これまでにないデザインとコンパクトなサイズ感(本体寸法44.5×30.5×14cm)が印象的

 

もうひとつ特徴的なのが、深さ4cmのホットプレート。いわゆる“鍋系ホットプレート”と“焼肉系ホットプレート”の中間を行くような形状で、その絶妙な深さが料理の幅を広げ、効率的な調理を可能にしています。そのため、普通のホットプレートでは難しい汁っ気が多い料理も調理可能。たとえばパスタなら、ホットプレートでゆでて、さらに味付けまでできるので、そのままワンプレートで完結します。

 

ただし、このホットプレートの深さ、時として手前の料理を見えにくくするというデメリットも。これは使う人と鍋の距離なども影響する一長一短の部分なので、好みが分かれるところかもしれません。

↑いろいろな料理ができる、深さ4cmのプレート

 

プレートの周りにはガードがあり、安全性が高い

プレートの表面には耐久性が高くて傷つきにくいトリプルチタンセラミックコートが採用されていて、金属ヘラも使用可能。浅い凹凸仕上げで、こげつきにくいのもポイントです。付属のレシピブックもかなりシャレたデザインで、内容も充実。忙しい人でも、気軽に珍しいレシピにチャレンジできます。

↑コードは2.5mと長め。コードを収納するケースが付いていて、こちらはレシピブックスタンドにもなります

 

一方で、子育て世帯だと安全性も気になるところ。プレートの周りには、それよりも高い本体ガードがぐるりと囲っているので、下から手を伸ばしてもプレートに触れにくくなっています。

 

全体的に扱いやすくちょうどいいサイズでしたが、フタの突起を逆さにして収納できたり、本体から付属品まで全部をしまえるケースがあったりすると、よりスマートな暮らしが近づくのになぁ……という気がしました。

↑本体ガードがあるおかげで、触っても熱くありません

 

まずはいま流行りのチーズタッカルビを作ってみる

では、さっそく実際にホットプレートで料理を作ってみましょう。今回はせっかくなので、付属のレシピ集から面白そうな料理をチョイスしました。最初は、いま流行りのチーズタッカルビを作ってみます。

↑分量も作り方も、レシピに忠実に従ってみます

 

まずは鶏肉の下味つけから。キムチやコチュジャン、醤油、砂糖で軽くマリネ。200℃にしたホットプレートにごま油を引き、キャベツと玉ねぎを軽く炒めます。そのうえに味付けした鶏肉をのせ、フタをしてさらに加熱。

↑ここで味付けの大半は完了。あとは焼くだけ

 

↑フタを開けるとこんな感じ。早くもいい香りがふわぁっと立ち上ります。具材を返したりすくったりもできる樹脂ヘラは付属品です

 

汁気がなくなるまで具材を炒めたら温度の目盛りを切り、具材を寄せて中央にスペースを。そこに、お待ちかねのチーズを投入。フタをして余熱で蒸らします。チーズがいい具合に溶けたら完成。ものすごくカンタンにできました! とろ~りとしたチーズがピリ辛な鶏肉をまろやかに包んで、味のほうも文句なし!

↑炒めた具材をふたつに割ってチーズをたっぷり入れます!

 

↑味のほうも間違いなし

 

ビールやサワー系とよく合いそうだな…と思ったので、今回はサッポロの新作レモンサワー「レモン・ザ・リッチ」(4月2日全国発売)をチョイスしました。やはり相性抜群で、お酒が進みます!

↑「サッポロ レモン・ザ・リッチ」は徹底的にレモンの味にこだわった“進化系レモンサワー”

麺ゆでから味付けまでワンプレート、ノンストップで作る!

続いては先ほども少々触れたパスタを作ってみます。レシピに載っていた「明太子の濃厚クリームパスタ」にチャレンジ。まずはプレートに刻んだマッシュルームと玉ねぎ、オリーブオイルや塩、こしょうを入れて温度を250℃に設定。沸騰したら麺を投入します。しかし、ホットプレートでゆでるというのはなんとも斬新ですね。これはプレートが深くなっているからこそできる料理でしょう。

↑麺を折らなくても入る、ちょうどいい大きさです

 

麺がゆで上がったら、そのまま牛乳と明太子を加えてよく混ぜます。とろみがついてきたら、バターと生クリームを絡ませて完成です。難しそうなパスタもカンタンに作れました! こちらもまったりした味わいのなかに、ピリッとした明太子のアクセントが効いてウマイ!

↑明太子は薄皮をとったものを使用

 

↑ゆでる工程からここまで、ワンプレートでノンストップ

 

イタリアンにはワインを、ということで、今回はメルシャンの新作「おいしい酸化防止剤無添加ワイン シードル」を合わせました。まろやかで濃厚なパスタソースと、りんご果汁100%使用の自然な甘みがよくマッチします。

↑大葉や刻みのりを散らせば彩りも華やか。果実酒とも好相性でした

 

今回は2つの料理を試してみましたが、レシピブックには、パエリア、すき焼き、ブイヤベースにパンケーキなど、和洋中を問わず多彩な料理が載っています。いろいろチャレンジしてみるといいでしょう。

↑本体ガードとプレートは丸洗い可能。焦げ付きにくいので、調理後のお手入れにも時間はかかりません

 

共働きや子育て層にやさしいだけでなく、いろいろな料理がラクに作れてデザインも良しということで、幅広い世帯に受け入れられそうな「STAN.」のホットプレート。気軽に楽しめる適度なサイズのホットプレートをお探しの人は、ぜひチェックしてみてください!

象印マホービン

STAN. ホットプレート EA-FA10

象印 ホットプレート STAN. EA-FA10-BA

象印 ホットプレート STAN. EA-FA10-BA

13,999円(11/21 14:02時点)
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●外形寸法(約cm):44.5×30.5×14●本体質量約4.8kg●定格消費電力:1200W●最高温度:250℃(ふたなし)●コード長:2.5m●付属品:温度調節プラグケース、樹脂ヘラ、レシピブック