今年の花粉飛散量は、北海道・北東北は例年より少ないものの全国的には多めで、なかには昨年の7-9倍にもなる地域があると予想されています。この時期、外出するのが憂鬱な人は多いことでしょう。
車内の空気は外に比べて15倍も汚れている!
スウェーデンの空気清浄機ブランド「Blueair(ブルーエア)」製品を扱うセールス・オンデマンドによると、自動車の車内の空気は外の空気に比べて15倍も汚れているそうです。さらに、渋滞中や信号待ちの車内は、走行中に比べて40%も空気の質が悪化するとか。こちらはヨーロッパのデータですが、排気ガス規制の厳しいヨーロッパでこれほどなのですから、花粉も含めて日本では車内の空気は相当汚れているのではないでしょうか。
さらに、セールス・オンデマンドの調査によると、ドライバーの3人に1人は運転中に花粉症の症状でヒヤリとした経験があるそう。確かに、運転中にくしゃみが止まらなかったり、涙が止まらなかったりすると危ないですよね。
車内の空気環境に着目し、ブルーエア初の車載用空気清浄機を発売
というわけで、セールス・オンデマンドはブルーエア初の車載用空気清浄機「Blueair Cabin(ブルーエア キャビン)」を3月15日(金)から発売すると発表しました。P2iとP2iDの2種類ですが、P2iDはP2iの2個セットで、1個あたりの性能は全く同じ。車内の広さ、求める清浄スピードに応じて選べます。価格は、P2iが2万9000円、P2iDが4万8000円(ともに税抜)。当面はブルーエアの公式オンラインストアおよび一部のオンラインショップのみの発売となります。
高性能フィルターでPM2.5から花粉、揮発性物質、ニオイまで除去
では、Blueair Cabinの性能・機能を見ていきましょう。本体サイズは幅205×奥行き205×高さ97mmで、本体裏についているベルトで運転席・助手席のヘッドレストに取り付けます。
空気清浄の仕組みは、底面から空気を吸い込み、内蔵されたイオナイザーで吸い込んだ有害粒子をマイナスに帯電、プラスに帯電したHEPASilentフィルターに粒子を吸着させて有害物質を99%除去。上部の4方向から清浄したキレイな空気を供給する、というものです。PM2.5、花粉、ホコリ、ペットの皮脂くず、ホルムアルデヒド、ベンジン、タイヤくずを除去するほか、HEPASilentフィルターには除臭カーボンが練り込まれているので、ニオイ成分も除去してくれます。
空気の汚れ具合を感知して調整するオートモードを搭載
電源はクルマのアクセサリーソケット(シガーソケット)から取り、ソケット部分がコントローラーになっているので運転席から操作ができます。コントローラー上部をつかんで右に回すたびに、風量低・中・高・オートモードに切り替わります。オートモードは本体に内蔵したセンサーが空気の汚れ具合を感知し、それに応じて風量を変えます。
エンジンのオン/オフに連動して本体の電源もオン/オフができますが、レジューム機能(電源を切る直前の作業状態を保存しておく機能)があるのでエンジンをかけたときには前回使用時の風量で自動的にスタートすることができます。なお、ニオイのセンサーは非搭載です。
ゴールデンウィークの車内の空気環境改善に役立ててみては?
なお、フィルターの寿命は約6か月(360時間=1日2.5時間×週6日×6か月の使用を想定)で、交換用フィルターは1個4000円。
日に日に暖かくなり、家族や恋人とドライブに出かけたくてうずうずする季節になってきました。特に今年はゴールデンウィーク(GW)が10連休。遠くまで遊びに行ける反面、高速道路・一般道ともに大渋滞になることは容易に想像できます。家族全員でレジャーをめいっぱい楽しむためにも、本機を活用して車の中の空気環境に気をつけたいですね。