日本のメーカーも賢さが飛躍的にアップ!
日本メーカーのロボットも“賢さ”が進化。ルーロはカメラセンサーで部屋の状況を把握し掃除後はゴミ量をマップ表示、ゴミの多い場所だけ掃除させることができます。minimaruはカメラ非搭載で、壁や家具に当たると不規則に進行方向を変えるランダム走行を基本に、多彩な走行モードを備えます。
「ルーロは掃除するエリアと、しないエリアを指定可能です。ランダム走行のminimaruはマップ機能はないものの、スマホ連携が充実しています」(平島さん)
平島さんはこの2機種も検証。特にルーロには、日本人の生活に合ったこだわりを感じたとか。
「部屋の隅で首を振って掃除する機能は隅々まできれいにしたい日本人好み。日常よく出るホコリなどの取り残しは気になりませんでした。minimaruも小型ボディとキビキビした動きが日本人向き。狭い場所にスムーズに入り、部屋の隅にもブラシが届いており、安心感がありました」
最後に今回の4モデルが、どんなユーザーにオススメか聞きました。
「ルンバはどんな人にも文句なしで、特に広い家に好適。ダイソンは走行性能が進化し、吸引力を求める人が安心して使えます。ルーロは軽量なホコリ中心に掃除する人、minimaruは少ない部屋数を時間をかけてしっかり掃除したい人にオススメです」
【その3】掃除時間を約半分に短縮部屋の隅のゴミも逃さない!!
パナソニック
RULO(ルーロ) MC-RS810
実売価格14万9040円
独自の三角形状で部屋の隅のゴミまで除去。カメラセンサーで部屋をマッピングし、ゴミのたまりやすい場所まで学習します。ゴミの量に応じて吸引力を自動制御。静音設計で、「音ひかえめ」モードを選べばより静かに稼働します。
【ナビゲーションテクノロジー:RULO AI 810】【清掃範囲:約120畳】【稼働時間:約100分】【サイズ/質量:W330×H92×D325mm/3.0kg】
【賢さ:★×4.5】ゴミの多い部屋の外側から合理的に掃除する!
ゴミの多いフロアの外周を掃除後に内側を掃除するのは合理的。走行軌跡をもとにフロアをマッピングします。約20畳のフロアに対応しているのも特徴です。
【ゴミ取り能力:★×4.5】三角形状を生かす部屋の隅のゴミ取り能力がピカイチ!
クリーンセンサーでゴミを見つけると吸引力アップ。日常よく出るホコリは問題なく捕集し、特に部屋角の掃除は4機種のなかで最も優秀でした。ただしやや重めの園芸砂の掃除では取り残しが目立ちました。
【ゴミ捨てのしやすさ:★×4.5】ゴミの圧縮機能付きでゴミ捨ての頻度を削減できる
天面のふたを開けダストボックスを取り出し、ゴミを捨てます。ダストボックスは容量0.25ℓですが、ゴミの圧縮機能付きでゴミ捨ての頻度が少なくて済むのがうれしいです。
【メンテナンス性:★×4.5】ダストボックス、フィルター、回転ブラシが水洗いOK!
ダストボックス、フィルター、回転ブラシとも水洗い可能。凹凸のないメッシュフィルターを採用しているので、手入れがしやすいです。回転ブラシは毛に絡んだ髪の毛などを定期的に除去する必要がありそうです。
【操作性:★×4.5】ゴミが溜まりやすい場所を把握させピンポイントで掃除させることも!
ゴミマップを作成して、ゴミが多くたまりやすい場所を表示。ゴミがたまりやすい場所だけ掃除させることもできます。掃除するエリアを1か所、掃除しないエリアを2か所指定することも可能です。
<ルーロのラインナップ>
ルーロMC-RS310
実売価格10万8000円前後
3種の障害物検知センサーで椅子脚のキワまで掃除。ゴミの多い壁際をラウンド走行後、簡易ルート走行とランダム走行を交互に行います。
【ナビゲーションテクノロジー:RULO AI 310】【清掃範囲:約30畳】【稼働時間:最大約100分】【サイズ/質量:W330×H92×D325mm/3.0mm】
ルーロMC-RSC10
実売価格7万4900円
小型化で狭い場所の掃除が得意に。ラウンド/ランダム走行が基本でしたが、1畳以上の空間を見つけると渦巻き型走行でより効率的に掃除。
【ナビゲーションテクノロジー:RULO AI 10】【清掃範囲:約20畳】【稼働時間:最大約80分】【サイズ/質量:W249×H92×D249mm/2.0mm】