家電
2019/5/8 20:15

予想を超えた満足度! カプセル式コーヒーメーカーの新作「ドルチェ グスト エスペルタ」の「淹れ分け」が最高だった

2019年4月1日、ネスレのカプセル式コーヒーメーカー「ネスカフェ ドルチェ グスト」に、新作「エスペルタ」(実売価格1万9440円)が登場しました。これまでにない機能を搭載した人気シリーズの新バージョンということで、注目を集めています。本稿では実際に使ってみて、その使用感やコーヒーの味わいについてレビューしていきます。

 

カプセルで本格派の味が楽しめる「ネスカフェ ドルチェ グスト」

ネスレはさまざまなコーヒーメーカーをリリースしていますが、その中で「ネスカフェ ドルチェ グスト」シリーズは、専用のカプセルを使ってカフェメニューを抽出するタイプのもの。好みの味のカプセルを選んでマシンにセットしたら、あとは簡単なボタン操作で、プロが淹れたような香り高いコーヒーなどが楽しめます。

 

カプセルの種類は実に20種類以上。本格的なコーヒーメニューからカフェオレや抹茶まで、バリエーションに富んだラインナップが魅力です。また、これまではお店でしか味わえなかったクレマ(泡)も、家庭で簡単に再現できます。

↑様々なカプセルを使い分けて楽しめます。なかには、スターバックスブランドのフレーバーも

 

新作「エスペルタ」は、曲線を採り入れたデザインと2つの抽出モードが特徴

今回紹介する「ネスカフェ ドルチェ グスト エスペルタ」、まず注目したいのはそのルックス。歴代のシリーズに共通する曲線を採り入れたデザインが、今作にも受け継がれています。台座から2つの球体が伸びる独特なフォルムで、インテリア性もバツグン。カラーは「レッドメタル」と「チタニウム」の2色展開です。

↑部屋に飾っておくだけでも絵になりそう

 

機能面で特筆すべきポイントは、新しく開発された抽出機能。従来の機能にプラスして、“蒸らし”の工程を加えた「エスプレッソブースト」と、じっくり時間をかけて抽出する「ハンドドリップモード」のふたつの機能。カプセルの種類や好みに応じて、より最適化された1杯を実現することができます。

 

タンクに水を入れ、カプセルをセットしてボタンを押すだけ

それでは実際に「ネスカフェ ドルチェ グスト エスペルタ」を使って、コーヒーを淹れてみましょう。数あるカプセルのなかから、今回は「リッチブレンド」と「ラテ マキアート」の2種類をチョイスしました。種類豊富で選べる楽しみがあるのもいいですね。まずは深いコクとキレのある味わいが特徴の「リッチブレンド」から試してみましょう。

↑定番の「リッチブレンド」のカプセル。パッケージには、おすすめの分量が書かれています

 

コーヒーの淹れ方はとても簡単。最初は給水タンクの中に飲用水を入れるところから。初めて使うときは、この前に「すすぎ」の工程が入ります。

↑球形の給水タンクに水を入れます

 

↑カップを乗せる抽出トレイの高さを調節します

 

続いて、カプセルをホルダーに入れて、所定の位置にセットします。好みの量や抽出モードを選び、抽出ボタンを押すとマシンが動き出します。あとは抽出が完了するのを待つだけ。

↑カチッと音がするまでしっかり締め(左)、本体にセットします(右)

 

↑上下のボタンで抽出目盛りを調節し、飲みたい量を設定します。横に3つ並んだボタンのうち真ん中が光っているのは「ハンドドリップモード」であることを表します。右の赤いボタンで抽出スタート

 

↑ほどなくしてコーヒーの抽出が始まり、カップいっぱいにコーヒーが注がれました

 

「ハンドドリップモード」はコクや酸味、「エスプレッソブースト」は力強いビター感を感じた

なお、この「リッチブレンド」は、新機能の「ハンドドリップモード」と、「エスプレッソブースト」の両方で試してみました。どちらも第一印象として、コーヒーの香りがフレッシュで豊か。まるで挽きたての豆で飲んでいるかのようです。

 

「ハンドドリップモード」は豆のコクや酸味をしっかり感じられ、「エスプレッソブースト」は力強いビター感があって濃厚な印象。時間帯や気分に応じて、ボタンひとつで作り分けができる点は素晴らしい!

↑写真左が「ハンドドリップモード」、右が「エスプレッソブースト」で淹れたもの

 

スターバックスブランドの「ラテ マキアート」は、きめ細かい泡のタッチが絶品

本機と同時期に新発売となった、スターバックスブランドの「ラテ マキアート」も試してみました。果たして、あのスタバの味は再現できるのでしょうか?

↑ラテタイプは、1杯淹れるのにミルクとコーヒーのふたつのカプセルを使います

 

↑先にミルクを抽出。カプセルを入れ替えて、コーヒーと合わせたら完成です

 

飲んでみると、ミルクは牛乳そのものではないので、どことなく粉乳のような印象を受けます。お店とまったく同じ味わいではありませんが、きめ細かい泡のタッチが絶品で、クオリティはかなり高いといえるでしょう。

↑このおいしさが、家で簡単に飲めるのはうれしいところ

 

「プロが手で淹れたような味わい」の言葉通り、満足度はかなり高い

2種類のカプセルを試してみましたが、どちらもレベルが高く、「プロが手で淹れたような味わい」という触れ込みはダテじゃありません。「ハンドドリップモード」時に目盛りのライトがうまく消灯しなくて戸惑ったり、カプセルを取り出したあとに液だれしたり…といった小さな不満はありましたが、全体的な満足度はかなり高かったです!

 

また、スターバックスブランドの商品は世間の注目度も高く、このカプセルが家にあるだけでその空間がおしゃれな印象になるのもポイント。もちろん、本体自体もかっこよく、置いておくだけでも絵になるので、自宅のコーヒー環境をどうするか考えている人は、チェックしてみてはいかがでしょうか。

ネスレ日本

ネスカフェ ドルチェ グスト エスペルタ

●価格:1万9440円●本体サイズ:215×267×365mm(幅×奥行き×高さ) ●本体重量:約2.7kg●タンク容量:1400ml●消費電力:1460W●ポンプ圧力:最大15気圧●使用環境温度:5~45℃●カラーラインナップ:レッドメタル、チタニウム