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2019/5/10 20:15

「無重力の無限ループ」が超便利! ウワサの「ビッグストリーム そうめんスライダー ギャラクシー」いろんなつゆで楽しみ尽くす

日によっては暑いと感じる日が多くなってきましたね。メーカーも季節に合わせて流しそうめんマシンを発売するなか、今年の3月に発売されたタカラトミーアーツの最新機種が本当にスゴいとのウワサが耳に入ってきました。それが、タカラトミーアーツが今春新発売した「ビッグストリーム そうめんスライダー ギャラクシー」(実売価格1万778円)です。というわけで、さっそく取り寄せて検証してみました!

↑「ビッグストリーム そうめんスライダー ギャラクシー」のパッケージ。iPhone8と比べるとこのサイズ感で、なかなかの大きさです

 

数分もあればカンタンに組み立てられた

箱のなかにはいくつかのパーツが入っていますが、そこはさすがクッキングトイの名手、タカラトミーアーツ。数分もあればカンタンに組み立てられました。電源は単1アルカリ乾電池を2本。電池は必要ですが、キャンプやBBQなど屋外で使えるのはうれしいポイントといえるでしょう。

↑左下の白いパーツが電源ユニット。ここに電池を入れて装着します

 

下から上に昇り流れる機能を実現し、そうめんが無限ループする!

最大の特徴は、自然の摂理を覆したシステム。水は上から下に流れるのが常識で、それは流しそうめん界でも同じのはず。しかし、本機では、なんとそうめんが下から上に昇り流れる機能を実現しているのです!

↑組み立て完了。単純な回路ではなく立体交差にし、“昇流“という重力に反する流れを追加することで∞の形で回り続けるわけです

 

しかも、そうめん自体が∞の形の流路を無限ループするので、そうめんを一度にキャッチできなくても大丈夫。従来のマシンにありがちだった“キャッチできなかったそうめんの採取・再放流”の手間がないぶん、スマートに楽しむことができるのです。それでは、さっそく試してみましょう!

↑ということで、水を入れて稼働へ。水はけっこうな量が必要です。なお、パーツの接合部から水が漏れないように注意しましょう

 

水流がループするのでどこからでも投入でき、キャッチミスしても安心

そうめんの麺は今回、2種類をトライ。そのほか、つゆのバリエーションもいくつか試そうと思い、調味料や薬味もいろいろと用意しました。

↑麺は、風味高い小豆島そうめん(香川県)とやや太めの半田そうめん(徳島県)を使います。どちらも機械式ではない手延べで、ほどよい弾力としなやかなのどごしが特徴。そのほか、あごだしやいりごま、オリーブオイルなどを用意しました

 

茹でた麺を水でシメて準備完了。合わせてつゆも用意します。そして本機のスイッチを入れ、流しそうめんがスタート。一般的な流しそうめんマシンは、一番高い位置から落とすように麺を流し込みますが、本機は前述したようにループするので、どこからでも気兼ねなく流せばOK。

 

流したあとは、急なカーブでもこぼれることなく、麺がスルっと流れていきます。また、たとえキャッチミスしても、ループして流れてくるので安心。焦らず自分のタイミングでキャッチできるのはうれしいポイントです。

↑細さとしては標準な小豆島そうめん。カーブもスムーズに流れていきます

 

↑太さが特徴の半田そうめんもうまく流れました

 

ここで、ちょっと重力に逆らう流れ「昇流」を見てみましょう。“無重力”とも称されるメーカー渾身のこの機能は、タンクに溜められた水を、モーターの力で一気にジェット噴射することで実現しています。麺が昇っていく様子は、透明になったチューブの部分を通して見えるので、楽しいですね。

↑これがウワサの重力に逆らう流れ「昇流」。「ハイパードライブチューブ」の中を通ります

 

なお、本機にはなかなか気のきいた仕掛けがあります。それが氷の受け皿。タンク中央に氷を入れられるようになっており、流れる水をどんどん冷たくすることができるのです。「流しそうめん機は、水がだんだんぬるくなるんだよな~」とお嘆きの方、これは朗報ですね!

↑タンク中央には氷が入れられるようになっています

 

飽きずに食べられるつゆのバリエーションをご紹介!

そうめんを食べる理由は、暑い日に涼しく食事をするため、という人は少なくないでしょう。ただ、単純に麺つゆだけで味わうと飽きてしまいがち。というわけで、ここでは、フードアナリストである筆者が、本機で流しそうめんをより楽しむための味わい方をご紹介していきましょう。

↑つゆや具材を多彩に用意して、そうめんパーティはいかが?

 

麺の味を楽しむときにオススメなのは、オリーブオイル×塩の組み合わせ。このほか、水ではなく豆乳でめんつゆを割る手法はイチオシです。あとはサバ缶や食べるラー油など、好みの缶詰や調味料を用意するだけで一気にバリエーションが広がりますよ。以下に具体例を挙げるのでぜひご参考に!

↑めんつゆを豆乳で割り、トマトと青じそを加えてゴマとゴマ油で風味付け

 

↑具材にオクラ、薬味にとろろ昆布を使用したネバネバ系。なっとうや山芋などをくわえると、よりパワーアップします

 

↑豆乳で割ったつゆに、たっぷりの食べるラー油と青ネギをイン。辛さとクリーミーさが調和して激ウマです

 

後片付けには注意すべき点が3つある

では、「ビッグストリーム そうめんスライダー ギャラクシー」の話に戻りましょう。ちなみに、本機の後片づけについては、注意点が3つ。①屋内でやる際は、タンクとそこに接合するチューブだけはシンクで外しましょう。そうしないとタンクの水が床などに流れる原因となります。また、②このタンク内の水量がかなり多くて重いので、運ぶ際は要注意。あとは、③タンクとチューブを接合する部分のパーツは麺が残りやすいので、しっかり洗い流しましょう。

↑タンクに接合するチューブはシンクで外しましょう!

 

と、いくつか注意点はあるものの、パーツを外すこと自体は楽ちんなので水漏れにさえ気を付ければOKです。また、本商品はシリーズ初の“ドッキング機能”にも対応しており、同社の従来のそうめんスライダーと合体して使用することができるそう。買い替えではなく、「買い足し」でより楽しさが広がるということですね。ということで、すでに持っている方も、ぜひチェックしてみてください!

 

タカラトミーアーツ
ビッグストリーム そうめんスライダー ギャラクシー

●実売価格:1万778円●商品サイズ:W792mm×H217mm×D460mm●重さ:2500g●パッケージサイズ:W675mm×H370mm×D170mm●電池:単1アルカリ乾電池2本使用