バルミューダのトースター、BALMUDA The Toasterは2015年の発売以来、70万台を販売した大ヒット商品。いうまでもなく、「おいしいトーストが焼ける」と評判になった製品で、フードジャーナリストの筆者・中山も愛用しています。
ナイスミドル層に響くトースト以外の料理を聞くべく、同社「キッチンチーム」の本拠地へ
このBALMUDA The Toaster、聞くところによると、スチームテクノロジーと緻密な温度制御を活用して、トースト以外の料理もおいしく仕上げるとのこと。さらに、バルミューダはレシピ開発のための「キッチンチーム」を組織しており、常に新たなレシピを開発しては公式サイトにアップしているのだとか。
バルミューダは、このレシピに相当の自信を持っているらしいですが……そんなに自信があるのなら、当サイトGetNavi webのメイン読者である30〜40代のナイスミドル(略してNM=おじさん)を満足させてもらおうではないですか! ただし、ご存じの通り、ナイスミドルは見た目重視のおとなしい料理では納得しません。刺激的で、手間がかからなくて、お酒に合うやつじゃないと身体が受け付けないのです。というわけで、都内某所にあるというキッチンチームの事務所に乗り込み、そのお手並み拝見と行きましょう!
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バルミューダ
BALMUDA The Toaster
直販サイト価格2万2900円(税別)
デンプンがα化する60℃、表面が色づく160℃、炭化が始まる220℃という3つの温度帯を制御する緻密な温度制御と、独自のスチームテクノロジーで、パンの美味しさを最大限に引き出すスチームトースター。「トースト」「チーズトースト」「フランスパン」「クロワッサン」の4モードと、簡単にオーブン料理を楽しめる「クラシックモード」が用意されています。
●サイズ/質量:W357×D321×H209mm/約4.3kg●定格消費電力:1300W●電源コード長:約1m●カラバリ:ブラック/ホワイト/ショコラ/ホワイト×ブルー(販路限定カラー)
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随時更新されるバルミューダのレシピはスゴ腕のキッチンチームが担当
山田さん(以下敬称略) どうも、はじめまして。バルミューダキッチンチームに協力している山田です。BALMUDA The Toasterを使ってナイスミドル・略してNMが納得する料理を作りたいとか。
中山 はい、そうなんです! と、その前に、まずはキッチンチームのことについて教えていただけませんか。すごく力を入れてやっているんですよね?
山田 もちろん、とんでもなく真剣にやってますよ! キッチンチームではBALMUDA The ToasterやBALMUDA The Rangeなどを使ったレシピの研究と発案を行っています。試作の社内お披露目は3か月に1回ぐらいのペースですね。1回の試食会では5品程度から多いときは10品以上を作って試食するんですが、その試食会にはバルミューダの寺尾 玄社長も必ず参加します。そこで最終OKが出た料理のみ、公式サイトにレシピをアップしているんです。
中山 あ、これ(↑)か……すごい! パンだけじゃないし和洋中、ガッツリ系の料理からスイーツまでなんでもありですね。しかも全部ウマそう! えっ、しかもいま調べたら山田さん、水道橋や中目黒の名店・もつ焼き「でん」を立ち上げた方なんですか? レシピ本もたくさん出してるし…プロ中のプロ、俗に言うロープーじゃないですか! これは期待しちゃうなぁ……。
山田 ハードル上がっちゃいましたが、お任せください! 今回は3つのレシピを用意しました。さっそく作っていきましょう!
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レシピその1
「くん玉コンビーフホットサンド」 使用するモード:トーストモード
山田 ホットサンドは、BALMUDA The Toasterが出たときからずっと作りたいと思ってたんですけど、プレスするわけじゃないので難しいなと。でも薄切りの食パンを重ねれば、スチームの効果があるから中まで熱が通るんじゃないかって思ったんです。
中山 なるほど、確かに。プレスしなくても、蒸気の熱で具材にも熱が入りそうですね。
山田 ツナなどを入れて試作してみたら、中はほどよく温まり、外はカリっと仕上がったんです。今回はその応用編で、「コンビニのゆでたまごっておいしいよね」というとことから着想したレシピ。ですから、燻製たまごがなければ普通のゆでたまごでもOKですよ!
中山 味付けはマヨネーズにカレー粉に黒こしょう! こりゃ絶対裏切らない! ああっ、でも材料にクレソン。クレソンか……。
山田 クレソンが手に入らない場合は、レタスや水菜などで代用しても大丈夫。たまねぎでもOKですよ!
【作り方はコチラ】
…そして「くん玉コンビーフホットサンド」が完成!
中山 もう完成? ウソでしょ! って本当にできてる! うわぁぁぁ、なにこのイイ香り。しかも、なにこの”萌え断”(断面に萌えること)! そして、この背後の黄金色の液体は…ハ、ハイボール!
山田 (「どうぞ」と微笑む山田さん)
中山 い、いただきます! ..うおっ! たまごの白身の弾力にコンビーフの肉感、そしてクレソンの青みが絶妙っ! ほんのり温まることで、この3つが渾然一体となって…中はしっとりジューシー、それでいて外はサクっとこんがり……このおいしい世界は、上下の生地の間に生まれた、まさに小宇宙だぁっ!
山田 マンガみたいな表現ですが……喜んでもらえてよかった。カレー粉を使ったのは、スパイスが燻製の香りを引き立てる効果もあるからなんです!
中山 わかります! しかしこのホットサンド、ハイボールに合いますね!
山田 でしょう? 最近思ったんですよ。ホットサンドは酒に合うなぁと。ほら、キャンプだと飲みながらホットサンドを食べるじゃないですか。
中山 たしかに! しかもパンが薄いと具材が強調されるから、よりつまみっぽくなりますよね。ちなみに、同じようなおつまみサンドを作るとして、もっともカンタンに作れるものってあります?
山田 たとえば、ツナマヨにカレー粉をかけて、サンドして焼くだけでもおいしいですよ。缶詰ものはだいたい間違いないですね。缶詰の中身にカレー粉、マヨネーズ、スライスチーズを挟めば確実にウマくなります。ほかに、ハム&チーズなんかもいいですね。
カレーツナメルトのレシピはコチラ
中山 うわぁ、想像しただけで絶対ウマい! NM世代はもだえ喜ぶだろうなぁ……。ああ、おいしかった。1品目からシアワセだぁ……。味付けもさることながら、サンドしていても全体的な焼き上がりが完璧でしたね。使ったモードは、基本のトーストモードですか。私も家でトーストモードを使ってパンを焼いていますが、ホットサンドを作るという考えはなかったです。
山田 そういう方も多いですよね。今回のように、上下をしっかり焼きたいときは、トーストモードを使ってください。トーストモードは、スチームでしっとり焼くだけでなく、ラストスパートにも秘密があるんです。160℃でじっくり温めて、最後の20秒ぐらいで220°Cまで温度を上げ、焦げ目をつけるイメージですね。
中山 なるほど。ラストの段階までは焦げるほどの高温にならないから、絶対に失敗せずに焼けるんですね。
山田 今回は3分でしたけど、5分にすれば中身の具材に、よりしっかりと加熱することができます。それでいて焦げ目は焼き時間にかかわらず同じ、というのがポイントですね。
中山 実に理にかなった調理法なんですね!
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レシピその2
「さば缶ブルスケッタ」 使用するモード:クラシックモード、クロワッサンモード、フランスパンモード
山田 肉の次は魚介のレシピでいきますよ! さば缶を使ったブルスケッタです。
中山 おぉ、ブルスケッタといえば、あのオシャレなやつ。フランスパンを使ったオープンサンドですね! しかもいま流行りのさば缶を使うとは。トレンド感もあってホームパーティでドヤれそう!
山田 ところで中山さんは琺瑯(ほうろう)ってご存じですか?
中山 えっと、たしか、金属の表面にガラス質の釉薬を焼き付けた素材ですよね。熱伝導が良くて料理に活用できるうえ、冷却性も高いので保存に適しているとか。酸、塩分にも強い耐久性を持っている、と聞きましたが……。
山田 異常に詳しいですね。まるでどこかのウェブサイトを棒読みしたような……。では、野田琺瑯(のだほうろう)ってご存じですか?
中山 はいはい。国内で唯一、琺瑯づくりの全ての工程を自社で一貫生産している東京・江東区の琺瑯メーカーさんですよね。私も大小いくつかのバットを持ってますよ!
山田 なら話が早い。実はBALMUDA The Toasterにちょうど収まる野田琺瑯のホワイトバットが、公式アクセサリーで用意されてるんです。しかも僕らのオリジナルレシピブック付きで。そのバットをこのレシピでは使っていきますね。
【作り方はコチラ】
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…そして「さば缶ブルスケッタ」が完成!
中山 後ろに見えるのは、スパークリングワイン…! あざーす! あ、「追いオリーブオイル」がお皿にちょっと落ちているのもまたいいですね。実にフォトジェニックです。じゃあ、ガブっといっちゃいまーす! ……ふおぉぉ、なんておしゃれな味なんだっ。ハーブ、トマト、オリーブと、気分はもう地中海。まさに「味のフォトジェニック」! そのままだとパサつきがちなさばの水煮が、トマトとオリーブオイルによってしっとりしているのがまたナイス。
山田 「味のフォトジェニック」の意味がわかりませんが、喜んでいただけてよかったです!
中山 そして、パンが厚切りになっているのもいい。カリっとしていながらも中はもっちりで、食べごたえも十分。香ばしいバゲットと具材とのコントラストも最高です! そこにスパークリングワインの果実味が加わり、フルーティな余韻がマーヴェラスにマリアージュしている! んん~トレビアーン!
山田 この具材はパスタにも合うんですよ。だから、余ったらぶんはさばトマトスパゲティにするといった活用法もオススメです。
中山 あ、でも材料の「タイム」というのがなぁ……。NM層のキッチンにあるかなぁ……?
山田 ハーブならなんでもいいですよ。小瓶に入った乾燥バジルやオレガノみたいな手軽なタイプでも十分です。大葉(青じそ)などでもいいですし。
中山 にんにくはチューブ入りや乾燥タイプでもOKですか?
山田 生を使ったほうが香りはいいですけど、問題ないですよ。プチトマトはトマトの水煮などで代用しても大丈夫です。
中山 なるほど、それはありがたい。そして、おいしかった! …ふう、落ち着いたところで、こちらの料理のポイントを教えてください。
山田 クラシックモード、クロワッサンモード、フランスパンモードの3種のモードを活用することですね。
中山 ぶっちゃけすいません! クラシックモードって、僕はふだん使ってませんでした。これって水を使わないモードですよね。
山田 はい。上下のヒーターだけでシンプルに焼くのがクラシックモード。BALMUDA The Toasterは庫内が狭いゆえに、このモードを使えば予熱なしでカンタンにオーブン料理ができるんですよ。170、200、230℃の3つの温度から選べます。
中山 3つの温度はどう使い分けるんですか?
山田 簡単にいうと、170、200、230℃がそれぞれ弱中強です。それぞれ料理を挙げるなら、170℃はクッキーやブラウニーなどの焼き菓子に。200℃はグラタンやピザなど、中までじっくり火を通す調理に。230℃はお餅のように最大火力でさっと焼き目をつける調理、あとはきんぴらごぼうのような、炒め蒸す料理に向いています。
中山 クロワッサンモード、フランスパンモードというのは? 僕はクロワッサンとフランスパンしか焼いちゃいけないと思っていたんですが……。
山田 実は、この2つのモードは別の食材の調理に活用してもOKなんです。クロワッサンモードとフランスパンモードは、焦げ目がつかない温度帯で焼くのが特徴。そのうえでクロワッサンモードは最後の20秒ぐらいで10°Cだけ上げ、表面をサクッと仕上げます。今回は、さばやトマトのうまみをギュッと凝縮させる目的で使いました。一方で、フランスパンモードは最後に温度を上げることはせず、絶妙な食感と香りを出すのが特徴ですね。
中山 へえ、今回のブルスケッタでは、それぞれのモードが持つ温度制御のパターンをそれぞれ最適な調理工程に当てはめていたんですね。このあたりのロジックを理解して使いこなせるようになれれば、かっこいいだろうなぁ。このあたりも男心をくすぐりますね!
山田 ちなみに、今回は調理で使わなかったチーズトーストモードは、寺尾社長が「絶対に作ってほしい」と言ったこだわりのモード。トーストモードとの大きな違いは、上火が強めなこと。最後の220℃で焼く時間も他モードに比べて長めなので、上の具材にしっかり火を通すのが特徴。チーズトーストやピザトーストなどは抜群においしくできますよ!
「チーズトーストにかける想い」をもっと知りたい方はコチラ
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【コチラもチェック!】
パンや揚げ物がおいしくよみがえる! 「リベイク」のおいしい世界
電子レンジでパンや揚げ物を温めると、水分でふにゃふにゃになりがち。その点、BALMUDA The Toasterには、フランスパンモードとクロワッサンモードの2つを使って、ふっくらおいしく温め直す「リベイク(rebake)」が可能です。たとえばロールパンやコッペパンなどは、じっくり温めるフランスパンモードがぴったり。一方で、生地が油分を含み、サクッとさせるとおいしいパイやカレーパン、揚げパンなどは、クロワッサンモードでおいしくよみがえります。
もちろんパン以外の料理の温めでも大活躍。スーパーの天ぷらや唐揚げ、コンビニのホットスナック、ファストフードのフライドポテト、たい焼きなどは、焦がさずサクサクに仕上げるクロワッサンモードが最適です。
このほか、トーストモードで温める方法もオススメ。冷凍たこ焼きをカリとろに仕上げることもできるほか、生の枝豆に塩を振って焼くと、絶妙な歯ざわりと鮮烈な風味を残しながら、香ばしく焼くことが可能です。いつものパンやお惣菜をおいしく温めたいという方、ひと味違うおつまみを作りたい方、ぜひBALMUDA The Toasterに注目してみてください。
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レシピその3
「ガーリックシュリンプ」 使用するモード:クラシックモード
山田 最後はあえてパンを使わず、ガチなおつまみを。ガーリックシュリンプです!
中山 イエス、ガーリック! これ絶対NM層が喜ぶやつだ!
【作り方はコチラ】
(調理中…)
中山 うわぁぁ! これはバターを使っているからか、にんにくと相まって香りが特にイイですねー。調理しているそばからただよってくるじゃないですか!
山田 BALMUDA The Toasterは、美味しさをさらに引き出すデザインも特徴。あえて窓を小さくすることで、「のぞきこむ」という行動を促し、仕上がりまでのワクワク感を高めます。このとき、作っているときの香りも楽しんでもらえるので、まさに五感を使って美味しさを感じられるんですね。さらに、庫内から香りが外に広がるから、たとえば魚を焼いたあとにニオイがこもるようなことはありません。
中山 それもスゴい! そういえば、さっきのさばの香りは残ってなかったなぁ……って、あっ、もうできた!?
「ガーリックシュリンプ」が完成!
中山 うほぉぉっ! ちょうどビールも飲みたいって思ってたんですけど、合わせるのは黒ビールですか! いいですね~、いただきまーす! あぁ…プリっとしたえびは香ばしく、バターとにんにくの濃密なソースが絡んでしあわせ……。レモンやパセリの上品なアクセントも素晴らしい…この刺激的な風味と黒ビールのコクが渾然一体となって……。これはもう、スタンディングオベーションものですね。ブラボー! ファンタスティック!
山田 むやみに外国語を使うのやめてくださいね(笑)。とはいえ3品食べてもらって、すべて喜んでいただいたようで、何よりです!
中山 はい、大満足でした! ありふれた食材でも、こんな簡単においしいおつまみができるとは……。さすが、BALMUDA The Toasterを熟知したプロが作り込んだレシピだけあります! これはNM世代にも絶対に刺さりますよ!
山田 BALMUDA The Toasterは、トースト以外にもガンガン使える、というのをわかって頂けました?
中山 はい! いままでパンしか焼いてこなかったけど、もっともっと楽しく使えるのがよくわかりました。これさえあれば、家飲みが一気に楽しくなりますね! さっそく家に帰っていろいろと試してみようと思います!
最高のトーストが焼けるのはもちろん、お酒に合う料理もカンタンに作れるBALMUDA The Toaster。パンやお惣菜、おつまみもおいしく温められるとあって、一家に一台、ぜひキープしておきたいモデルです。いまなら本機を公式サイトで買うと、記事に登場した野田琺瑯のオリジナルホーローバットが抽選で5000名に当たるキャンペーンを実施中。この機会に、あなたも手に入れてみては?
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撮影/我妻慶一
【キャンペーン概要】
公式サイトでいま買うと、オリジナルホーローが付いてくる!
寒い冬の、あつあつレシピ「琺瑯プレゼントキャンペーン」
2019年11月8日(金)〜12月8日(日)までの期間中、対象製品を購入いただきバルミューダのウェブサイトで申し込みいただいた方に抽選で7000名様に、BALMUDA The Toaster、BALMUDA The Rangeそれぞれにぴったりの琺瑯バットをプレゼント。詳しくはコチラへ!
対象製品
- BALMUDA The Toaster(K01E-KG, K01E-WS, K01E-GW, K01E-CW, K01E-WB)
- BALMUDA The Range(K04A-BK, K04A-WH, K04A-SU)
プレゼント賞品
- BALMUDA The Toaster → 野田琺瑯ホワイトバット21取(オリジナルロゴ入り)1個 5000名
- BALMUDA The Range → ベイクウェア1個 2000名
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