家電
2019/12/11 18:30

今後はニオイも期待して! ブルーエア空気清浄機が「ココナッツのフィルター」で「焼肉臭も1分」の脱臭力を獲得

スウェーデンの空気清浄機専売メーカーBlueair(ブルーエア)の日本総代理店セールス・オンデマンドは、除臭能力を高めた「X90i」シリーズを発売しました。もともとブルーエアといえば、空気清浄機の性能を示す世界基準「CADR(Clean Air Delivery Rate」において、600シリーズが最高値以上を獲得するなど高い清浄性能で知られています。本モデルは高い空気清浄性能はそのままに、「除臭に特化した」機能を搭載しているそう。果たしてどれだけニオイが取れるのか? 新製品発表会で体感してきました!

↑今回発売するのは、左から適用畳数75畳の「Blueair Classic 690i」(公式ストア価格10万8800円・税抜)、同33畳の「Blueair Classic 490i」(同8万2800円)、同25畳の「Blueair Classic 290i」(同6万4800円)の3モデル

 

ブルーエア

Blueair Classic 290i

実売価格7万1280円

 

「加湿機能なしで5万円越え」のシェアはかなり厳しい

まず日本ではどんな空気清浄機が売れているのか、市場動向についてセールス・オンデマンド代表取締役社長の室﨑 肇社長による説明が行われました。同社が行ったアンケートによると、空気清浄機を購入した人のうち、約7割が加湿機能付きを購入しており、加湿機能なしは3割以下。また価格帯については、1万円以上3万円未満が約5割であるのに対し、5万円以上は13.8%とかなり少数であることが分かりました。

↑1万円以下の購入者もいるため、6割近くが3万円以下の空気清浄機を購入している計算に

 

「これはブルーエアにとっては非常に困ったデータです」と室﨑氏。というのも、ブルーエアの空気清浄機には加湿機能がついておらず、フラッグシップモデルは5万円を大きく上回っています。

 

「つまり加湿機能がなく5万円を超えるモデルのシェアは計算上、わずか3.9%しかない(加湿機能なし28.8%×5万円以上の高価格帯購入者13.8%=3.9%)ということになってしまいます」(室﨑氏)

 

消臭脱臭機能を強化して競争力を高めたのが「X90i」

続いてユーザーの空気清浄機に求める機能の優先順位を調査したところ、興味深い結果が見えてきました。まずメーカー問わず空気清浄機全体に対する優先順位を見てみると1位「空気清浄機能」、2位「消臭脱臭機能」、3位「除菌殺菌機能」と、「加湿機能」への期待はさほど高くありません。さらに優先順位第1位で選んだのは、7.7%しかいませんでした。

 

一方のブルーエア製品購入者も優先順位は、1位「空気清浄機能」、2位「除菌殺菌機能」、3位「消臭脱臭機能」と、近い結果になったものの、注目すべきは、優先順位第1位に選んだ人の割合。「空気清浄機能」への期待値が圧倒的に高く、90%が選んでいます。それもそのはず、ブルーエアの空気清浄機の空気清浄性能は世界トップクラス。ダストフィルターをあらかじめプラス帯電させておき、吸い込んだ空気に含まれる汚染物質をマイナス帯電させる独自技術により、0.1㎛以上の微粒子を99.97%除去する性能を備えています。

↑求める機能の優先順位。全体(左)に比べて、Blueair購入者(右)は優先順位1位が「空気清浄機能」90%と、かなり重視しているのがわかります

 

この結果から、世界60か国以上で愛用されているブルーエアが日本においても高く評価されていることがわかった反面、消臭脱臭機能を選んだ割合は0%と脱臭への期待値が低いことも判明。そこでここを強化して競争力を高めるべく、今回ブルーエアが投入したのが、強力な消臭脱臭機能とハイスピードな空気清浄性能を兼ね備えた「X90i」シリーズなのです。

 

ココナッツカーボンがパワフルな脱臭機能を実現

↑X90iシリーズにはココナッツの殻を原料とした天然素材「ココナッツカーボン」を砕き、メッシュ状に入れた「デュアルプロテクションフィルター」を搭載

 

新モデルの特徴は、除臭性能が高い「デュアルプロテクションフィルター」を採用した点。従来のダストフィルターに、除臭性能が高く環境にも優しい「ココナッツカーボン」をフィルターを重ねることで、空気清浄性能はそのままに、3大生活臭といわれる「糞便臭」「ペット臭」「タバコ臭」をわずか5分で99%以上除去することが可能になりました。

↑従来のダストフィルターに、新開発のココナッツカーボンを重ねてセット。廃棄する際は、ココナッツカーボンを不燃ごみに、ダストフィルターを可燃ごみに分けられます

 

なお、交換用の「デュアルプロテクションフィルター」は、200シリーズ用が1万円、400シリーズ用が1万5000円、600シリーズ用が1万8000円(すべて公式ストア価格・税抜)で、交換目安は約6か月(24時間を1日と換算した場合)。従来のClassicシリーズとも互換性があるので、従来モデルを使用しているユーザーで、ニオイが気になる方は交換するのもアリですね。

↑交換時期はスマートフォンに表示されます。

 

ちなみに従来モデルでも、通常のダストフィルターのほか、ニオイに特化したニオイフィルターも選ぶことができましたが、除臭力は「デュアルプロテクションフィルター」には及ばなかったそう。このほか「X90i」はセンサー性能も向上し、従来より細かいサイズの粒子まで感知できるようになっています。

 

強烈な焼肉のタレのニオイが1分で消えた!

実際、ニオイはどこまで脱臭できるのか、会場では脱臭実験が行われました。まず「490i」を覆ったボックス内に、温めて臭いが立った焼肉のタレを入れます。1分経過後に臭気濃度を測定すると、数値は700近くまで上がりました。ちなみに、淹れたてのコーヒーが150、カレーが300、タバコの煙が600だそうなので、どれだけ強い臭いであるか分かります。

↑焼肉のタレなので美味しそうなニオイではありますが、かなり強烈です

 

ここで空気清浄機の運転を開始。「X90i」シリーズはWi-Fi搭載モデルなのでボックスを開けずに、スマートフォンから操作できます。風量を最大の「3」で運転したところ、わずか1分で臭気濃度が53まで下がりました。実際嗅いでみたところ、あそこまで充満していた臭いはどこへやら、驚きの無臭状態に。

↑除臭前はあんなに強かった臭いが、わずか1分でほぼ無臭に

 

脱臭機と空気清浄機が1台になったと思えば、コスパも悪くない?

このように空気清浄機能だけでなく、脱臭機能もパワフルになった「X90i」。価格は、適用畳数25畳の「Blueair Classic 290i」が6万4800円、同33畳の「Blueair Classic 490i」が8万2800円、同75畳の「Blueair Classic 690i」が10万8800円(いずれも税抜)と、やはり5万円を切るのは難しかったようです。

 

しかし近年、高齢化による介護現場の増加やペットとの同居など、ニオイが気になる環境が増え、脱臭に特化した製品も登場するなど、脱臭のニーズが高まっているのも事実。そのため脱臭機と空気清浄機を置くとなると、2台分のお金と置き場所が必要となりますが、「X90iなら1台でハイレベルな空気清浄と脱臭が叶う」と考えれば、コスパは悪くないのかもしれませんね。

 

 

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