家電
調理家電
2020/3/4 17:30

恐るべし、焼き芋メーカー。ここまでおいしく仕上がるとは……

みなさん、自宅で焼き芋を作ったことありますか? スーパーやお店で買えるし、作るなんて面倒ですよね……と、筆者も以前はそう考えていました。しかし、炊飯器での作り方を覚えて以来、自家製の焼き芋の虜に。ねっとり&ほくほくの焼き芋のおいしさたるや! いまでは冬になると定期的に焼き芋を作っています。

 

そんな筆者が最近気になっているのが、ドウシシャの「焼き芋メーカー タイマー付き TWFU-100」という調理家電。焼き芋を作るための家電なんてニッチすぎる! と思いつつ、自家製焼き芋の愛好者としては放っておけない! ……ということで、さっそく使ってみることにしました。

↑ドウシシャの「焼き芋メーカー タイマー付き TWFU-100」

 

焼き芋プレートにさつまいもをセットして待つだけ

ドウシシャの「焼き芋メーカー」は、2019年末に発売されたタイマー付きモデルで3代目になります。ぱっと見た感じはダッチオーブンのよう。サイズは幅35×奥行25×高さ15cmで、収納が必要になる家電としてはちょうどいい大きさです。

↑焼き芋を焼くマシンには見えないおしゃれなデザイン。消費電力は1000W

 

最大60分までセット可能なタイマーは、本体とケーブルでつながっています。本体内蔵ではないのが少し残念ですが、そんなに場所を取るものでもないので許容範囲ですね。

↑タイマーには5分おきに目盛り、もしくは数字が記載されている。1分単位で細かく時間を設定して使う製品ではないようだ

 

フタを開けると、上下に焼き芋プレートがセットされています。ここにさつまいもをセットし、温度と時間を設定するだけで焼き芋が完成します。

↑上下のプレートでさつまいもを挟んで焼く

 

↑プレートは取り外し可能で、外すとヒーターが現れる

 

さっそく、さつまいもをプレートに載せて焼いてみることにしました。すると、ここでいきなり問題が……。用意したさつまいもがプレートのくぼみに入らなかったのです。仕方がないので、1本はカットしてなんとか収めることにしました。さつまいものサイズには要注意です。

↑付属のレシピブックによると、太さ6cm、長さ22cm以内のものを使うといいそうだ。ネットスーパーで注文したのが仇となった

 

フタを閉じたら温度設定を「HIGH」にして40分のタイマーをセット。あとは完成を待ちます。

↑フタに付いたダイヤルを回して温度設定を行う

 

↑竹串がすっと入るかどうかで仕上がりを確認。40分では足りなかったので、10分追加した

 

焼き上がりは、専門店と比べても遜色ないほどのクオリティ!

フタを開けると同時に焼き芋の香りがふわっと漂います。この香りの立ち方だけでもかなり期待できそう!

↑カットして焼いたほうのさつまいもは、はちみつのようにとろりとした液体がプレートに付いていた

 

半分に割ってみると、さつまいもの芯までしっかり火が通っていることがわかります。皮もおいしそうに焼けているのでそのまま食べてみると……はい、最高! これまで炊飯器で作る焼き芋が一番おいしいと思っていましたが、さらにその上を行くねっとりした口当たりと甘みが感じられます。

↑芯までしっかり火が通っています

 

焼き芋専門店と比べても遜色ないほどのクオリティだったので、思わず職場で「これ食べて! 絶対おいしいから!」とすすめて回ったほど。ネットスーパーで1本200円で売られていたさつまいもが、ここまでおいしく仕上がるとは……。正直、「焼き芋の完成を待つのに50分は長いな……」と思っていたのですが、この焼き芋が自宅で食べられるなら、待つ価値は十分にあります。恐るべし、焼き芋メーカー。

 

焼きとうもろこしやホットサンドも調理できる

極上の焼き芋が作れるとはいえ、それだけのために買うのもったいない……と感じる方もおられるかもしれません。しかし、この焼き芋メーカー、焼き芋以外の調理にも使えるんです。例えば、焼き芋プレートを使って「焼きとうもろこし」や「豚肉のローストチャーシュー」など、細長い食材をグリル可能。

↑とうもろこしを上下のプレートで挟み焼きにできる。最後に醤油をさっと塗って焦げ目を付けよう

 

↑下味を付けた豚ヒレ肉を焼くと、ローストチャーシューが完成

 

↑ローストチャーシューはヒレ肉で作ったので少しパサつきが気になったが、脂が多いと焦げてしまう。ヘルシー路線のチャーシューとして食べるのが良さそう

 

付属の平面プレートに付け替えると、さらに調理の幅が広がります。ホットプレートとしては使えませんが、トースター感覚でホットサンドを作れたり、焼き魚が焼けたりします。プレートには斜めに凹凸が入っていて、きれいな焼き目を付けることが可能。

↑焼き芋プレートを取り外して、同梱の平面プレートをセットした状態

 

↑プレートに凹凸があるのできれいな焼き目が付く

 

↑あんことチーズを合わせたトーストは”甘い+しょっぱい”の組み合わせがクセになる

 

「焼き芋メーカー タイマー付き TWFU-100」の実売価格は1万3000円前後(税込)。焼き芋以外の調理にも使えるので、実はコスパの高い調理家電かも。そして、繰り返しますが、焼き芋の味は最高! とにかく一度、焼き立てを食べてみてください!

 

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