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2020/4/28 20:00

食感のワンダーランドだ! 最新の低温調理器「BONIQ Pro」で作ると食べごたえがまったく違う幸せ

食材を入れた袋の空気をしっかり抜き、水に完全に沈める必要アリ

では、さっそく「BONIQ Pro」を使って低温調理を実践していきましょう! 今回は、公式サイトで紹介されている数々のレシピを参考にしながら、特に手軽に作れそうな牛ステーキ、トンテキ、エビチリの3つの料理にトライ。火の通し方は低温調理で、味付けは市販のソースなどを活用し、手軽さを重視して作っていきます。

↑今回は牛ステーキ、トンテキ、エビチリの3つの料理を作ります

 

↑今回は「BONIQ 深型キャセロール鍋 直径22cm」(別売/6480円)を併用して試しました

 

最初は牛ステーキから。適度に霜降りの入った上質なステーキ肉を用意しました。両面に塩をふり、ローリエと一緒にフリーザーバッグの中に入れ、しっかり空気を抜いて密封します。この空気を抜く工程は、低温調理において非常に大事なポイント。なぜなら、加熱ムラが起こったり、適切な火入れができなかったりすることで、場合によっては食中毒のリスクが生じてしまうから。

 

ちなみに、簡単に空気を抜くコツは、鍋に水を張った時点で、水中に沈めながら水圧を利用する方法です。BONIQの公式YouTubeチャンネルにやり方を説明する動画がアップされているので、参考にするといいでしょう。

↑低温調理は、耐熱性のあるフリーザーバッグを使います。空気をしっかりと抜くのがポイント

 

鍋に水を張り、「BONIQ Pro」を半分沈めて、ホルダーで鍋に固定。「BONIQ Pro」の電源を入れ、今回の設定「57℃・2時間35分」にセッティング。これは、今回使用する肉の厚さ(2cm)に適した設定温度と時間です。肉の種類と厚さによって設定は異なり、BONIQの公式レシピサイトに、牛肉・豚肉・鶏肉それぞれの肉の厚みに応じた「加熱時間基準表」がアップされていて、それを元に設定しました。

 

設定温度に達したら、先ほどのフリーザーバッグを投入。あとは「BONIQ Pro」が温度を一定にキープしてくれるので、時間が来るまで待つだけです。

↑0.5℃・1分単位で設定できます

 

なお、湯せんにもコツがあります。それは、食材を完全に湯に浸けること。完全に浸けないと火の通りが不十分で危険なケースもあるので、空気はしっかり抜いて、食材全体をお湯に沈めるよう徹底しましょう。

↑じっくりと時間をかけて熱を通していきます

 

肉の内部がしっとり仕上がり、うまみが増幅された!

肉を湯に沈めたら、2時間35分ほったらかしでOK。焼いて調理するのとは異なり、肉の色の変化はとてもゆっくりです。やがて設定した時間になると、軽やかなメロディでお知らせ。これで低温調理は終了です。

 

その後、ステーキ肉をフリーザーバッグから取り出してもうひと工夫。すでに熱は通っていますが、フライパンで一瞬だけ焼くことで、おいしそうな焼き色が付くんです。

↑強火で熱したフライパンにバターを溶かし、低温調理したステーキの両面をサッと焼きます

 

↑お皿に盛り付ければ完成! 市販のステーキソースをかけて食べてみます

 

↑断面はちょうどいいレア加減に

 

食べてみたところ、さすがは低温調理。肉本来のうまみが逃げることなく、増幅されています。食感はレアでもミディアムレアでもなく、中がしっとりのステーキになりました! なお、最後のフライパンでバターソテーする工程はやらなくてもOK。ただ、ソテーしたほうが味のまとまりがいいと感じたので、個人的にはオススメです。

 

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