ドイツの高級家電メーカー「ミーレ」といえば、セレブ御用達の憧れのプレミアムブランド。そんなミーレが、7月7日よりエスプレッソマシン「CVA 6800」の新製品発表会を開催しました。この製品、なんと家庭用としては日本唯一のグラインダー式ビルトインタイプ(造り付け)の全自動エスプレッソマシンなのです。
壁にピッタリ収まるからとにかくスタイリッシュ!
CVA 6800の最大の特徴は、やはりビルトインタイプであること。壁や造り付けの家具にピッタリと収まるので、とにかくスタイリッシュです。本体サイズはW595×D487×H455.5mmとそれなりの大きさがあるのですが、壁などに埋め込まれるスタイルになるので、部屋に設置しても圧迫感がなく、部屋を広くみせることができます。
![↑CVA 6800は壁にピッタリ収まるビルトインタイプ](https://getnavi.jp/wps/wp-content/uploads/2016/07/20160708-s1-1.jpg)
![↑同製品は「Generation 6000」シリーズのひとつです。シリーズには今回発表されたエスプレッソマシン(上中央)のほか、電子レンジ機能付きオーブン(上左)やスチームオーブン(写真右)、電気オーブンなどがあります](https://getnavi.jp/wps/wp-content/uploads/2016/07/20160708-s1-2.jpg)
![↑シリーズ製品はデザインに統一感があるので、並べてビルトインするのもおススメ。写真は上にCVA 6800、下にオーブンを配置した展示](https://getnavi.jp/wps/wp-content/uploads/2016/07/20160708-s1-3.jpg)
可動式の棚に設置すれば移動も可能
しかも、ビルトイン式の家電ながら、電源は単相100V。つまり、一般的な家庭用のコンセントがそのまま使用できます。会場には、キャスターがついた可動式の棚にCVA 6800をビルトインした設置例も用意されており、ホームパーティ時にテラスに移動させて屋外で楽しむといった使い方も提案されていました。
![↑写真はキャスター付きの移動式棚にCVA 6800をビルトインした例。これなら、リビングからテラスへの移動も可能です。100V電源なので、家じゅうのコンセントが利用できます](https://getnavi.jp/wps/wp-content/uploads/2016/07/20160708-s1-4.jpg)
![↑会場には本棚にビルトインされた展示製品もありました。あえてキッチンではなく、リビングなどの人が集まる場所に設置するのもオシャレですね](https://getnavi.jp/wps/wp-content/uploads/2016/07/20160708-s1-5.jpg)
フワフワのミルクフォームが楽しめる
デザインだけでなく、もちろんエスプレッソマシンとしても高性能。もちろん操作方法も簡単です。エスプレッソを抽出したい場合は「エスプレッソ」ボタンをポンと押すだけです。また、CVA 6800には蓋つきのミルクジャグも付属しており、このジャグをセットすることで、カプチーノやマキアートなど「フワフワの泡だったミルク」を使ったアレンジメニューも抽出できます。
![↑タッチパネル式で、マニュアルがなくても直観的に操作できます(↑写真)。今回選択した「カフェラテ」は、ミルクを温めたりするため抽出に数分かかります。しかし、パネルに抽出の進行度がバー表示されるので、残り時間の目安がわかってイライラさせられませんでした](https://getnavi.jp/wps/wp-content/uploads/2016/07/20160708-s1-7.jpg)
![20160708-s1 (9)](https://getnavi.jp/wps/wp-content/uploads/2016/07/20160708-s1-9.jpg)
カップの高さに合わせて抽出ノズルが動く!
会場で好評だったのが、なんといっても抽出動作。なんと、CVA 6800は「オートカップセンサー」が搭載。カップの高さにあわせて、自動的に抽出ノズルが下降するのです。背の高いカップなら少しだけ、背の低いカップならググッと下降する様子は、極めて未来的。また、見た目がカッコイイだけでなく、ノズルをカップに近づけることで、コーヒーやミルクの跳ねを防止し、コーヒーの香りが逃げたり、本体が汚れるのを防ぐことができるそうです。
![↑本体上部に格納されていたノズルが、抽出開始とともにカップギリギリまで下降してきます](https://getnavi.jp/wps/wp-content/uploads/2016/07/20160708-s1-11.jpg)
![20160708-s1 (12)](https://getnavi.jp/wps/wp-content/uploads/2016/07/20160708-s1-12.jpg)
![↑ノズル下部にはLEDが搭載されており、コーヒーが抽出される様子をライティングしてくれるのも参加者からは好評でした](https://getnavi.jp/wps/wp-content/uploads/2016/07/20160708-s1-13.jpg)
ホットミルクやお湯のみの提供も可能
基本的なエスプレッソのほか、コーヒーにカプチーノ、マキアートなど、さまざまなアレンジコーヒーも抽出できます。ちなみに、エスプレッソ以外にもホットミルクや泡立つミルクフォーム、お湯も提供可能です。このため、緑茶や紅茶、ココアなども手軽に作れそうです。
![↑CVA 6800で抽出したコーヒーを試飲。エスプレッソをうまく抽出できた証である「クレマ(泡)」がしっかりと表面を覆っています](https://getnavi.jp/wps/wp-content/uploads/2016/07/20160708-s1-14.jpg)
![↑こちらはミルクたっぷりのカプチーノ。全自動マシンで作ったとは思えない、きめ細かく滑らかなフォームミルクです](https://getnavi.jp/wps/wp-content/uploads/2016/07/20160708-s1-15.jpg)
また、新製品発表会会場には、さまざまなライフスタイルコンサルティングをし、人気カフェ「自由が丘 ベイクショップ」のマネージメントもする浅本 充(あさもと・まこと)氏も登壇し、CVA 6800の優秀さについて解説してくれました。浅本氏がとくに気に入っているのが、コーヒー1杯に使用する豆やお湯の量、挽きの細かさ、抽出温度、蒸らし時間など、細かな設定を変更できる点だそう。「最近流行の浅煎りの豆なら高温で細かな挽き、深入りの豆なら低い温度で抽出するなど、コーヒーが好きなら試行錯誤したいもの。豆によって設定を変えられるのは、コーヒー好きにとってうれしいポイントです」とコメントしていました。
![↑人気カフェをマネージメントする浅本氏は、CVA 6800の抽出設定を調整できる機能を絶賛](https://getnavi.jp/wps/wp-content/uploads/2016/07/20160708-s1-16.jpg)
![↑抽出温度や蒸らし時間などは、タッチパネルで変更。また、ユーザーごとに設定を変更することも可能なので「苦味が好きなパパ用」「ミルクたっぷりの子供用」などの使い分けもできます](https://getnavi.jp/wps/wp-content/uploads/2016/07/20160708-s1-18.jpg)
メンテナンスが手軽で水や豆はたっぷり収容
ビルトイン式で本体を動かせないとなると、気になるのは普段のメンテナンスです。CVA 6800は本体内にコーヒー豆のホッパーと水タンクを格納しています。コーヒー豆は500g、水タンク容量は2.3Lとたっぷり。数杯抽出するごとに補充でバタバタすることはありません。
本体は起動時に一度自動洗浄を行い、使用しないで一定時間を過ぎると自動的に電源がOFFになり、もういちど内部洗浄を始めます。このため、毎日の基本的なメンテナンスも簡単だそう。一日が終わったら、使用済みのコーヒー粉を捨て、あとはトレーの洗浄と牛乳を使用した場合のミルクジャグの洗浄をします。
![20160708-s1 (19)](https://getnavi.jp/wps/wp-content/uploads/2016/07/20160708-s1-19.jpg)
![↑本体のメンテナンスや豆などの補充は、前面パネルを開いて行います。内部は4つの引き出し式ブロックになっており、右下が水タンク、右上が豆ホッパー。また、左下には使用済みのコーヒー粉が溜まります](https://getnavi.jp/wps/wp-content/uploads/2016/07/20160708-s1-21.jpg)
そこにあるだけで生活レベルがアップしそうな本製品だけに、メーカー希望小売価格も税抜59万8000円と気合が入っています。とはいえ、ミーレはすべての製品が20年使えることを想定して作られています。20年間、毎日一杯ずつコーヒーを抽出すれば、一杯の価格は100円以下(豆代を除く)。そう考えれば高くない!……かも?
【URL】
CVA 6800製品情報 http://www.miele.co.jp/domestic/cva6800sp-prodinfo-3376.htm