圧力調理でサバの味噌煮があっという間に完成
続いて作ってみたのが、サバの味噌煮。鍋で作ると煮崩れしやすかったり、火加減に注意したりしないといけませんが、ほったらかしで作れる電気圧力鍋ならその心配は不要です。
今回はレシピの半量の2人分の食材を用意しました。サバ2切れ、薄切りのしょうが2枚、酒大さじ2、砂糖大さじ1、みそ大さじ1、しょうゆ大さじ1/2、水50mlを鍋に入れたら全体を混ぜ、フタを締めれば準備は終わり。
調理モードで「圧力調理」を選び、4分にセットしたら調理開始。ブザーが鳴ったら蒸気排出ボタンを押して圧力を抜けば完成です。
できたてのサバの味噌煮を食べて感じたのが、身はパサつくことなくしっとりしているのですが、ちょっと味が薄いかな……ということ。先ほどのチャーシューと同様、やはり冷めるときに味がしみ込むので、できたては表面にのみ味が付いているような状態なんです。そこで、少し冷ましてから食べてみたら、納得のおいしさに!
カレーやシチューなら作ってすぐに食べられますが、今回試した煮物の圧力調理に関しては、作ってから少し時間を置くことで味がしみ込むことがわかりました。そこを踏まえると、食べる時間を見越して予約調理しておくのもひとつの手。1〜12時間の予約調理に対応しているので、食事の時間の1時間前に完成させ、味が入るのを待つといった方法を取るのが良いでしょう。
「蒸す」モードのじゃがバターが最高のデキ
ここまでは圧力調理を試しましたが、「蒸す」モードも気になるところ。そこで、おつまみになりそうな「じゃがバター」を作ってみたところ、これが最高の出来栄えだったんです!
時間としては35分ほどかかったのですが、電子レンジを使うときとはケタ違いのホクホクした仕上がりに! 蒸し器は場所を取るので持っていないのですが、ラクラ・クッカー コンパクトならいろいろな蒸し野菜が楽しめますね。
ラクラ・クッカー コンパクトはほかにも使い勝手の良さそうなモードが豊富です。「カレー」「角煮」「肉じゃが」の調理時間の設定が不要な「レシピモード」や、「煮る」「炒める」「低温調理」といった調理モード、「白米」と「玄米」の炊飯モードを搭載しています。
なかでも「炒める」モードはフタを開けたままで炒めものができるようになっており、120〜150℃まで10℃単位で温度調整が可能。ガスやIHのコンロがあれば実際にこれで炒めものをする頻度は低いかもしれませんが、火を使わないので、子どもやお年寄りがいる家庭では安心です。また、コンロがひと口しかない住宅で暮らす人にとっても、これがあるだけで自炊がはかどるでしょう。
知らない料理に挑戦したくなる一台
ラクラ・クッカー コンパクトは公式オンラインショップで2万6400円となっていて、機能の豊富さを考えるとこの価格も納得。これが一台あるだけで、いままで作ることのなかった料理に挑戦したい気持ちになれます。今回も、作った料理をちょっとずつ何回かに分けて晩酌のお供にしながら、「次は何にしようかな?」とあれこれ考える楽しみがありました。
時短調理に役立つキッチン家電が欲しい人はもちろん、すでに圧力鍋を持っている人の買い替え候補としてもかなり有力な一台になりそうです。
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