恒例となりました、自称「アイリスおじさん」によるアイリスオーヤマの季節家電紹介コーナー。今回紹介する2020夏家電は、「そうそう、そういうのが欲しかったんだよ!」という、アイリスらしいひと工夫ある商品が目白押しです。これからようやく夏本番となりますが、まだまだ間に合うし、基本的に一年中使える製品がほとんどなので、どうぞチェックしてみてください!
【その1】好評の音声操作に対応するサーキュレーター
まずは、同社でおなじみの音声操作家電シリーズです。スマートスピーカーと接続して音声操作できる家電は多くありますが、アイリスの場合はスマートスピーカー不要、スマーフォン不要、面倒なセットアップ不要ですぐに音声操作ができるのが特徴です。
昨年、同社はLEDシーリングライトと4K対応液晶テレビを発売し、スマホ操作に不慣れな人でも簡単に音声操作ができると好評を博しており、今回はサーキュレーターとエアコンの2製品で音声操作対応モデルを新たに発売しました。筆者はこの2つの家電こそ、音声操作機能が欲しいと常々思っていたので、今回の発売は本当にうれしい!
まずは、サーキュレーター系を見ていきましょう。サーキュレーター扇風機2機種とサーキュレーター(ブランド名:サーキュレーターアイ)1機種が音声操作に対応しています。サーキュレーター扇風機は上下左右の3D自動首振り機能がとても便利で、筆者も1年を通して使用しています。ただ、もともとがサーキュレーターとして開発されたために羽の直径が15cmと小さめで、扇風機として使うには風の拡散が小さいことがいささか不満でした。今回、この不満を解消すべく羽根の直径が18cmのモデルが新たにラインアップされ、扇風機ニーズも満たしてくれるようになったのです。さらに、15cmモデルとともに待望の音声操作対応となりました! ありがとう! アイリス!
サーキュレーター扇風機の場合、「ねえ、せんぷうき」または「はい、せんぷうき」がウェイクワード(起動させるトリガーとなる言葉)になり、音声で操作できるのは、電源のオン/オフ、風量の強/弱、上下首振り、左右首振り、首振り停止の7動作となります。なお、サーキュレーターアイのウェイクワードは「ねえ(はい)、さーきゅれーたー」となりますが、操作ワードは扇風機と同じです。
音声操作が可能だと、腰をかがめてボタンを押す必要もありませんし、障害物で付属のリモコンが効かなくてイライラする必要もありません。特に夜中に暑苦しくて目覚めたとき、あるいは寒くて起きてしまったときも便利。音声で「ねえ、せんぷうき、でんげんをいれて」「ねえ、せんぷうき、でんげんをけして」と寝ぼけまなこで呪文を唱えるだけで扇風機が動いたり止まったりしてくれるのです。もちろん、風量の強弱も操作可能。なんて便利なのでしょう! 扇風機から離れている時や食事の準備で両手がふさがっているとき、風呂上がりなど、どんな時でも声で操作できるのはうれしいです。
【その2】高温・多湿を感知し、自動で冷房運転を行う音声操作エアコン
一方、音声操作機能を搭載したエアコン「airwill(エアウィル) GVシリーズ」は4機種をラインアップ。こちらは、面倒な設定なしでマイク付きの専用リモコンに話しかければ操作が可能。壁に設置しておけば、就寝中の暗がりの中でも電源のON/OFFや温度の調整が可能。真夏の蒸し暑い屋外から帰ってきたときも、真冬の凍える屋外から帰ってきたときも、いち早くスイッチを入れられます。音声設定ワードは12種類です。
このほか、室温が28℃以上になったとき、または23℃以上で湿度が高いときに、最適な風量・風向で自動的に冷房運転を始める「高温多湿みはりくん」機能も搭載しています。暑くても我慢してしまって、室内にいながら熱中症にかかるという事故が毎年起こりますが、同機能はこれを防いでくれるでしょう。ホント、こんなエアコンを待っていたのです。