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洗濯機
2020/9/10 20:10

「シミが一瞬で取れる突起」かつ「容量14kg」が画期的! 最新洗濯機アクア「Prette」が狙い目だ

洗濯機で洗濯する前に、エリやソデの皮脂汚れ、食べこぼしはあらかじめ部分洗いしている人も多いのではないでしょうか。そんな面倒な予洗いの手間を大幅に軽減する洗濯機が9月16日に登場します。それが、超音波洗浄機能を搭載したアクアの全自動洗濯機「Prette(プレッテ)シリーズ」です。

↑アクアの全自動洗濯機「Prette(プレッテ)シリーズ」は洗濯容量14kg、12kg、10kg、9kg、8kgの5タイプをラインナップ

 

最大洗濯容量14kgは業界最大! このほか12kg、10kg、9kg、8kgと、合計5タイプを用意しており、実売価格は11万8800円~17万3800円です。数々の新機能を搭載した洗濯機が、家事をどのようにラクにしてくれるのか、発表会の様子とともにレポートします。

 

「部分汚れは洗濯機では落ちない」という課題を解決する「らくらくSONIC」を搭載

アクアは、大型家電シェア11年連続世界No.1を誇るハイアールグループの一員。家庭用洗濯機は旧三洋時代から累計2000万台以上を販売し、業務用ではコインランドリーのシェアが約70%を占めるなど、「洗いのプロ」を自負しています。アクアジャパン代表の吉田庸樹(つねき)氏によると、今回のコロナ禍においても、「イノベーションの加速のきっかけとなるビジネスチャンス」ととらえ、日夜開発を重ねているといいます。

 

そんななか、今回解決を試みたのが、洗濯物のエリ・ソデの部分汚れに対するブレイクスルー。同社の調査によると、ユーザーが洗濯機を選ぶ際、品質や価格、省エネ性については重視するものの、エリ・ソデの皮脂汚れや食べこぼしなどの部分汚れについては満足度が低く、今でも約8割が洗濯前に部分洗いをしていることがわかりました。「これはすなわち、部分汚れは洗濯機では落とせないという諦めの表れではないかと思います」と吉田氏。

↑「洗剤メーカーは洗浄力、洗い上がりを進化、洗濯機メーカーは洗濯スピードや洗い方、省エネを進化させてきましたが、部分洗いの問題は解決できていなかった」と語るアクアジャパン代表の吉田氏

 

一方で部分洗いには「手間がかかって面倒」「なかなか落ちない」「衣類が傷む」「手が濡れる」など、大変さやデメリットを感じている人が多いのも事実。そこで同社は、この「部分洗い問題」を解決すべく、簡単に、きれいに、生地を傷めず部分洗いできる新機構を開発しました。それが「Pretteシリーズ」に搭載した超音波機能「らくらくSONIC」です。

 

準備不要で手も濡らさずに部分洗いができる

使い方はカンタン。まずは、洗濯機本体に搭載された「らくらくSONIC」ユニットを引き出します。なお、この「らくらくSONIC」は、クリーニング店がシミ抜きに使っているという超音波洗浄機能を一体化したもの。スタートボタンを押すと、予洗いに最適な濃度の洗浄液がトレイに流れてきます。

↑まずは「らくらくSONIC」ユニットを引き出します

 

↑スタートボタンを押すと、洗剤を部分洗いに最適な5%の濃度に薄めた洗剤液がトレイに流れ込んできました

 

さらに、突起形状の超音波ホーンの先端が振動を始めるので、衣類の汚れた部分をホーンに当てながら左右に動かすだけ。毎秒4万回振動して発生する超音波が汚れを浮かせて弾き飛ばします。

↑発表会では、赤く着色した人工皮脂を布に垂らしたものを使用して実演

 

↑ホーンに汚れた部分を当てて左右に動かします

 

↑数十秒で跡形もなくキレイになりました。ホーンは既存の超音波洗浄機の約3倍にあたる28mmとワイドなので、一度に広範囲を洗えます

 

汚れ落ち効果も高く、同社の調査によるとエリの皮脂汚れは手洗いに比べ112%の洗浄力指数を実現。調味料やワイン、口紅、ボールペンなど、洗濯では落ちにくい汚れも落としやすいほか、日ごろから使えば皮脂汚れの蓄積による黄ばみが抑えられるといいます。また、生地をこすらないので、生地を傷めにくいメリットも。使い終わったらトレイを元に戻すと、洗浄液は自動で槽の外に排出され、トレイや水路は水道水で自動洗浄されるため、最後まで手を濡らすことなく、部分洗いができます。

 

ちなみに、超音波ホーンは毎秒4万回も振動するため、使い続けると高温になり、耐久性に問題が発生する可能性もあります。そこでホーンは水に浸かっていないと作動が制御され、万が一、カラ運転をしてもサーモセンサーが高温を検知すると運転を停止する仕組みになっています。さらに洗濯機の使用期間の2倍以上の耐久性を確保し、ホーン上部に洗濯機が引っかかる可能性も考慮して約20kgの耐荷重設計としています。

 

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