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2021/3/11 20:30

3万円でも水道代で元が取れる!? 高級シャワーヘッドの「ウルトラファインバブル」に大満足

毎日の疲れを取るリラックスタイムといえばお風呂の時間。ゆっくり湯船に浸かったり、シャワーを浴びたりするのはもちろん、ときにはテレビをゆっくり見たり、スマホを持ち込んで長時間お風呂を楽しむこともあります。バスタイムの重要性が増してくるなかで、ちょっと気になる浴室グッズを見つけました。それが「ReFa FINE BUBBLE S」(リファファインバブルエス)という多機能なシャワーヘッドです。こちらはボタンを押すだけで4つの水流に切り替えができるのが特徴。これまで以上にお風呂時間を楽しむことができそうなので、早速お借りして試してみました。

↑「ReFa FINE BUBBLE S」価格3万円(税込)

 

超微細な気泡が毛穴の汚れも取り除く

一般的なシャワーヘッドと言えば数千円のイメージ。しかし、「ReFa FINE BUBBLE S」はなんと3万円もする非常に高価なシャワーヘッドです。その秘密はシャワーヘッド内にウルトラファインバブルとマイクロバブルを発生させる機構を内蔵していること。

 

ウルトラファインバブルとは1μm以下の超微細な気泡、マイクロバブルは1~100μmの微細な気泡のこと。一般的に人の肌にある毛穴の大きさは300μm(0.3mm)なので、これらの微細な気泡なら毛穴の奥まで入り込んで汚れを取り除けるというわけです。

↑毛穴の大きさと、「ReFa FINE BUBBLE S」が作り出す気泡の大きさのイメージ。気泡がここまで小さいので奥まで入り込める

 

このウルトラファインバブルを生成させるにはいくつもの方法があります。「ReFa FINE BUBBLE S」が採用しているのは水に圧力をかけてそこに気体を混ぜ合わせる加圧溶解方式と2段階のキャビテーションによる独自構造。これによってウルトラファインバブルとマイクロバブルを約9Lの水の中に1分間で最大6800万個発生させています。シャワーの水の中は、この目に見えない微細な気泡で満ちており、毛穴の奥まで洗えるというわけですね。

↑独自のダブルスパイラルキャビテーションにより、超微細な気泡を生み出す仕組み

 

シーンに合わせた4種類の水流を選べる

実際に「ReFa FINE BUBBLE S」を使ってみました。パッケージにはシャワーヘッド本体と変換用アダプターなどが入っており、自宅浴室のシャワーホースに合うアダプターを使って取り付けます。なお、筆者宅ではアダプターは不要でした。

↑シャワーホースに「ReFa FINE BUBBLE S」のヘッドを取り付ける

 

↑ヘッドにあるMODEボタンを押しこむことでシャワーモードを切り替えられる

 

シャワーヘッドをしっかり取り付けたら準備はOKです。浴室カランのハンドルをシャワーの方にひねると、「ReFa FINE BUBBLE S」からお湯が出てきます。用意されている水流は、弱い順にミスト、ストレート、パワーストレート、ジェットの4種類。

 

これまで通りにシャワーを浴びたい時はストレートを使用。シャワーヘッド全体から広い範囲に優しい水流が噴射できます。体を洗った後の石鹸の泡を流したいときに向くのはパワーストレート。強い水流で効率よく洗い流すことができました。そしてミストは霧のような微細な水流で洗顔などに向いています。シャワーヘッドから噴射する水流の範囲は広い順にミスト、ストレート、パワーストレート、ジェットの順で、使用頻度が高いのはストレートとミストというイメージです。

↑最も勢いがよく、ピンポイントな水流が出るジェット

 

↑パワーストレートは一般的なシャワーのような水流

 

↑ストレートはヘッド全体から広く水流が出るモード。後述のシルキーバスづくりにも役立つ

 

↑洗顔などにも最適なミストモード。広いエリアに霧のような水流を噴射できる

 

「ReFa FINE BUBBLE S」をミストにして肌に当ててみたところ、柔らかく優しい感触。長く当てていると毛穴に泡が入り込んでいるのか、他のシャワーでは感じないような、わずかながら、チクチクするようなむずがゆさを感じました。ただ、「ReFa FINE BUBBLE S」のミストなら、普段顔にシャワーを当てるのを嫌がる小学生の娘たちも喜んで使ってくれるので、洗顔させやすかったです。

 

シルキーバスが簡単に楽しめる

さらに「ReFa FINE BUBBLE S」の使い方として面白いのが、ストレートモードでお湯を出したシャワーヘッドを湯船に入れるシルキーバスです。すぐに湯船がウルトラファインバブルとマイクロバブルで満たされ、白濁していきます。泡で満たされているとはいえ、微細なので肌に刺激などはほとんどなく、柔らかい肌触りでした。

↑ウルトラファインバブルで満たされた湯船。優しい湯あたりで非常に気持が良い。ただし、ジャグジーのような循環型ではないので湯船のお湯が増えてしまうことに注意が必要だ

 

さらにテストを1つ。腕に油性マジックで2本の線を引き、そこにミストをあてて軽くこすってみました。すると、力を入れていないのに一瞬でマジックの線を消すことができました。石鹸などを使うことなく、キレイに落ちたのが驚きでした。

↑シャワーを掛けながら軽くこするだけで、マジックで書いた線が簡単に消えた!

 

繊維の奥にはいりこむからマスクの洗浄にも最適

さらに「ReFa FINE BUBBLE S」のウルトラファインバブルは、洗濯にも活用できます。販売元のMTGによると一週間毎日、「ReFa FINE BUBBLE S」で洗い続けたマスクに残った菌の数は、普通のマスクの約1/8だったとのこと。微細な気泡がマスクの繊維の奥に入り込んで雑菌などを洗い流し、よりキレイな状態にできるそうです。

 

ウルトラファインバブルが洗濯に役立つのは、東芝の洗濯機で採用されていることでもわかります。例えば東芝のZABOONでは「抗菌ウルトラファインバブル洗浄W」機能を搭載。生成方法などは異なりますが、微細なウルトラファインバブルで繊維の奥の汚れを洗い流すことができます。

↑ウルトラファインバブルが肌から汚れを取るメカニズム。微細な気泡が汚れを浮かせて剥がしてくれる

 

洗濯機のレベルとは異なりますが、シャワーヘッドを交換するだけでマスクなどを効果的に除菌できるのはうれしいですね。短期間ではありますが、「ReFa FINE BUBBLE S」を使用してみて満足でした。4つの水流が選べるシャワーは非常に気持ちよく、湯船をウルトラファインバブルで満たしたシルキーバスは子どもたちも大喜び。

 

ミストモードで使うとお湯の温度がやや下がったように感じますが、シャワーヘッドを肌に近づけたり、温度を1、2℃上げたりすることで対応できました。

 

総じて「ReFa FINE BUBBLE S」には大満足でしたが、問題はお値段です。多機能とはいえ、シャワーヘッドで3万円だと価格のハードルが高いのは事実。ただし、我が家では娘たちが「ReFa FINE BUBBLE S」の水流をかなり気に入り、お風呂に入るのを楽しみにしている状態で、使えなくなるのは惜しいと感じているのも事実です。

 

その点、「ReFa FINE BUBBLE S」には月500円・60回払の分割プランが用意されており、さらに「ReFa FINE BUBBLE S」には最大約67%の節水効果があるとのこと。メーカーによる試算によると月2100円の水道代削減が期待できるというので、その差額で手軽に導入できそうな気がしています。

 

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