家電
2021/5/16 17:00

最強コスパ「家電」ベストバイ9選

“価格以上に価値ある家電”を有識者たちがレクチャー。上位モデルや人気商品と同等の機能を持つのに、価格がはるかに安い……そんな最強コスパ家電を選出。どれほどおトクかを示す「コスパ指数」を添えて紹介する。今回は、

※こちらは「GetNavi」 2021年6月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【コスパ指数とは?】

取り上げたハイコスパ製品の価格で、同程度の機能・性能を持つ主要な製品の一般的な価格を割り、パーセントで表示したもの。この値が大きいほど、コスパに優れたアイテムということを示している。

 

【No.1】手軽に圧力調理や低温調理ができて1万円台半ば!

電気圧力鍋

A-Stage

Re・De Pot

実売価格1万4800円

本格的な煮込み料理が手軽に作れる2〜3人世帯向けの小型電気圧力鍋。1.8気圧の「圧力調理」や、40〜100℃での「スロー調理」、作り置きを温め直す「温め調理」といった便利な3つの機能を備える。密閉構造で無水調理にも対応する。

SPEC ●調理容量:約1.2L(4合)●満水容量:2.0L ●定格圧力:83kPa ●自動メニュー:8種 ●予約:最大12時間 ●サイズ/質量:約W288×H244×D222mm/約2.8kg

 

↑メニューや調理時間が表示される前面パネル。操作ボタンはシンプルでわかりやすい。圧力調理と炊飯の予約もセットできる

 

↑内釜には炊飯用の目盛りもついていて、白米4合までを約25分間で炊ける。内ぶたはパッキンを外して丸洗いできるので衛生的だ

 

《ベストバイのワケ!》多彩な調理が可能なうえ炊飯器としても毎日使える

一般的な自動調理鍋が2万円を超えるなか、必要十分な機能を備えて1万円台は超割安! 洗練されたデザインでダイニングに違和感なくなじむのも◎。炊飯器代わりとしても活躍し、短時間でご飯がふっくら炊ける。

 

↑ほったらかしで「豚の角煮」「無水カレー」など煮込み料理が完成。「スペアリブご飯」などの炊きこみご飯も得意だ

 

【コスパ指数】176%

相場価格2万6000円

 

【No.2】全身を手軽にケアできるマッサージガンが1万円切り!

マッサージ機器

ドクターエア

RG-01

実売価格9900円

3Dマッサージシートがヒットしているドクターエアによるコードレスハンディマッサージャー。コンパクトなガンタイプで、振動部を首や腕に当てやすいのが特徴。約620gという軽量設計になっており、外出先でも筋肉のケアができる。

SPEC ●振動回数:2300〜3500回/分 ●振動段階:3段階 ●タイマー:約10分 ●内蔵電池:約2200mAh ●サイズ/質量:約W115×H160×D70mm/約620g

 

↑邪魔なコードがない充電式。充電は、本体後部の端子にUSB Type-Cケーブルを挿して行う。約2.5時間充電で最長約240分駆動する

 

↑製品背面にはファンクションボタンがあり、振動レベルを弱・中・強の3段階で切り替えられる。ランプの色で電池残量もわかる

 

《ベストバイのワケ!》コンパクトでパワフルアタッチメントも充実!

1分間に最大約3500回というパワフルな振動を誇り、性能的には1万円を超えるマッサージャーと比較しても引けを取らない。さらに、全身をケアできるアタッチメントが4種付属して、この価格は実におトクだ。

 

↑肩や太もも用の「球形」、足裏用の「円錐形」、ふくらはぎ用の「円形」、前腕用の「U字型」の4種類が付属する

 

【コスパ指数】172%

相場価格1万6980円

 

【No.3】ケトルなのに料理も可能! 一台二役のアイデアが光る

電気調理鍋

シロカ

おりょうりケトル ちょいなべSK-M251

実売価格 1万2980円

湯沸かしにも料理にも使える一台二役の電気ケトル。食卓で調理してそのまま鍋から食べられ、余ったらフタをして冷蔵庫に保存可能。マグネット式の電源コードを採用し、鍋がセットされていないと発熱しない仕様とするなど安全性も高い。

SPEC ●調理容量:1L ●消費電力:1200W ●設定温度:40〜100℃ ●電源コード長:約1.8m ●サイズ/質量:約W280×H190×D200mm/約1.8kg

 

↑レバーで40〜100℃の温度調節が可能(4段階)。沸いたらオフになる「ケトル」と調理用の「なべ」の2モードに対応する

 

↑ケトル部分は取り外せてテーブルに置ける。ヒーターは下のベース部分に搭載され、ケトル側は電気部品がないため普通の鍋のように洗える

 

《ベストバイのワケ!》2種の家電をまとめてこの価格なら納得感十分

電気ケトルと電気調理鍋を別々に買うことを考えると、その2/3以下で済むこのプライスは魅力的。温度をキープできるため、ホットワインやチーズフォンデュなど工夫次第で様々な料理に活用でき、食卓が楽しくなる。

 

↑お湯を沸かすだけでなく、鍋料理、スープ、ラーメン、リゾットなどが手軽に作れる。2人ぶん程度の容量だ

 

【コスパ指数】143%

相場価格1万8500円

 

【No.4】上位モデル並みの多機能でクリーンベースも付属!

ロボット掃除機

アイロボット

ルンバ i3+

実売価格9万9800円

自動ゴミ収集機能を備えた「クリーンベース」が付属するルンバシリーズの中級機。上位機種i7と同様のパワーリフト吸引に対応し、吸引力が従来機の約10倍にアップした。スマートスピーカーやアプリ経由で音声操作も可能だ。

SPEC ●運転時間:約75分 ●本体充電時間:約3時間  ●サイズ/質量:約φ34.2×H9.2mm(本体)、約W310×H490×D390mm(クリーンベース)/約3.2kg(本体)

 

↑クリーンベース内の紙パックは、上部から簡単に取り出せる。専用の紙パックは、花粉やカビなどを99%封じ込める

 

↑掃除スケジュールなどを設定できるiRobot HOMEアプリと連携。花粉が多い時期に清掃回数を増やす提案も行う

 

《ベストバイのワケ!》10万円を切る価格で掃除の手間を大幅削減

ゴミ捨てを自動化できるクリーンベースの付属が魅力。カメラは非搭載で、部屋を指定しての清掃ができないなど一部機能は省略されるが、吸引力に文句はない。これで10万円を切るのはコスパ的に超優秀だ。

 

↑集めたゴミを自動でクリーンベース内に集積。最大60日ぶんのゴミが溜められて、面倒なルンバからのゴミ捨てが省ける

 

【コスパ指数】144%

相場価格14万3800円

 

【No.5】高速風でシワを伸ばす「風アイロン」搭載で洗濯後の手間を削減!

ドラム式洗濯乾燥機

日立

ビッグドラム BD-SG100FL

実売価格15万2064円

時速約300kmの高速風でシワを伸ばす「風アイロン」に対応したドラム式洗濯乾燥機。衣類温度約65℃の低温乾燥でふんわりやさしく仕上げる。センサーで布質や量を検知して洗いをコントロールする「センサービッグドラム洗浄」も特徴。

SPEC ●洗濯・脱水容量:約10kg ●洗濯〜乾燥・乾燥容量:約6kg ●標準使用水量:約60L(洗濯〜乾燥)●目安時間:約165分(洗濯〜乾燥)●サイズ/質量:約W630×H1050×D715mm/約77kg

 

《ベストバイのワケ!》昨年発売モデルだが15万円台なら割安!

昨年発売でもうすぐ新型が登場するが、日立のドラム式洗濯機が15万円台というのはリーズナブル。アイロンがけの手間が減る「風アイロン」は忙しい人にもってこいだ。上位機と比べても機能は十分充実している。

 

↑すすぎのあとにきれいな水道水のシャワーで洗い流す、日立独自の「自動お掃除」に対応。汚れが溜まる洗濯槽を清潔に保つ

 

【コスパ指数】118%

相場価格18万円

 

【No.6】人気の空気清浄機が前モデルから性能アップ!

空気清浄機

ブルーエア

Blue 3210

実売価格2万4200円

シンプル&カジュアルな北欧発のコンパクト空気清浄機「Blue」シリーズの進化モデル。天面に大型ファンを備えており、360度全方向から吸引。独自の「HEPASilentテクノロジー」により、花粉やPM2.5、ウイルスなど0.1μmまでの微粒子を99.97%除去する。

SPEC ●適用畳面積:〜25m2(15畳)●8畳あたりの清掃時間:約17分 ●風量:0.5〜3.2m2/分 ●運転音:18〜48dB ●サイズ/質量:約W200×H425×D200mm/約1.7kg

 

↑同社独自の「HEPASilentテクノロジー」を搭載。カビやほこりだけでなく、たばこの煙などの汚染物質も除去する

 

《ベストバイのワケ!》センサー初搭載でオートモードが便利

「Blue」シリーズで初めてセンサーを搭載。部屋の空気状態に合わせて運転を調整する「オートモード」が使え、空気環境を3色のLEDで知らせてくれる。3万円台のモデルと性能は変わらず、インテリア性の高さも魅力だ。

 

↑直径20cm×高さ42.5cmのコンパクトな円筒型で、部屋に馴染む。本体下部のファブリック製プレフィルターは洗えるのも◎

 

【コスパ指数】124%

相場価格3万円

 

【No.7】「らくチン!センサー」搭載でレンジまかせで仕上がり万全

オーブンレンジ

シャープ

PLAINLY RE-WF181

実売価格3万2180円

仕上がりを見分ける「らくチン!センサー」搭載のコンパクトオーブンレンジ。温度を感知し、冷凍パスタもちょうど良く温めてくれる。ハンバーグをはじめとした自動メニューは全31種類。ノンフライ調理で唐揚げなども作れる。

SPEC ●庫内容量:約18L ●レンジ出力:900/600/500/200W ●オーブン温度調節範囲:約110〜250℃、発酵(40℃)●サイズ/質量:約W455×H330×D375mm/約14kg

 

↑ボタン類は必要最低限で迷わず使えるデザイン。画面は、バックライトを備えており、くっきり見える

 

《ベストバイのワケ!》シンプルデザインで必要十分な機能を搭載

デザインも機能もシンプルで、同等製品と比べると安価。肉の解凍やホットミルク、トーストなどデイリーユースはしっかりとこなせる。さらに、この価格でノンフライ調理などにも対応しているのがうれしい。

 

↑庫内はワイド&フラット。間口が広いため、食品の出し入れがラクで、拭き掃除などの手入れもしやすい

 

【コスパ指数】114%

相場価格3万6800円

 

【No.8】米の銘柄別に最適な水量が一目でわかる圧力IH

炊飯器

アイリスオーヤマ

KRC-PC50

実売価格2万8560円

「こしひかり」「あきたこまち」など全国の40銘柄の米に合わせて、最適な火加減で炊き上げる圧力IH炊飯器。1.25気圧で釜内部が105℃の高温となり、熱と水分がより深く米に浸透する。炊飯以外に「発酵」や「煮込み」といった変わり種コースも備える。

SPEC ●炊飯容量:約5.5合 ●定格消費電力:1230W(炊飯時)●電源コード約1.0m ●サイズ/質量:約W265×H242×D382mm/約6.6kg

 

↑内釜は、2層(アルミ+ステンレス)で銅コーティングされた高級感のある厚釜。銅の高い熱伝導率によって、ムラが少なくふっくら炊き上げる

 

↑見やすい大型モニターを搭載。サブディスプレイでは、釜に残った質量から逆算し、よそったご飯のカロリーを知らせる機能も利用できる

 

《ベストバイのワケ!》旗艦モデルに迫る多彩な機能を備える

炊飯器の価格帯は幅広いが、本機はミドルハイクラスの機能を有しながら2万円台を実現。銘柄炊き分けやカロリー計算など、昨今のトレンドの機能も充実している。「おむすび」「カレー」といった炊き分けモードも◎。

 

↑米の銘柄によって最適な水量は異なる。必要水量を具体的に数値で教えてくれる「水量計測」機能が役立つ

 

【コスパ指数】140%

相場価格4万円

 

【No.9】たこ焼きと焼きそばを一気に作れて楽しさ倍増!

ホットプレート

アイリスオーヤマ

DPO-133

実売価格8110円

本体を開くと2枚の独立したプレートが広がる両面ホットプレート。プレートごとにそれぞれ温度調節レバーが付いており、じっくり火を通す料理と素早く加熱する料理を一度に同時調理できる。折り畳んで収納できるのもうれしい。

SPEC ●ヒーター:約650W×2 ●温度設定:約140〜250℃、保温 ●コード長:約1.8m ●サイズ/質量:約W650×H90×D336mm/4.7kg

 

↑約80℃(保温)、140〜約250℃で、2面別々に4段階で調節できる。レバーは操作しやすい場所に配置され、温度管理もバッチリだ

 

↑閉じればカバンのような形になり、持ち運びも簡単。隙間スペースに立ててしまえる。3種の付属プレートはすべて内部に収納可能

 

《ベストバイのワケ!》2面調理対応に加えプレート3枚もおトク

プレート3枚付属のホットプレートとしては安価なうえ、2面調理にも対応するのが素晴らしい。片方のプレートで食材を焼きながら、焼きあがったものを別の面で保温しておく、といった使い方もできる。

 

↑2種類の料理を同時に作っても味が混ざらない。「平面」「ディンプル」「たこ焼き」の3種プレートが付属

 

【コスパ指数】180%

相場価格1万4620円