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2021/5/20 20:10

剛毛ヒゲに悩むライターがパナソニック「ラムダッシュ6枚刃」を検証!「3日伸ばしても剃れる」は本当か?

パナソニックは、メンズシェーバーのフラッグシップモデル、リニアシェーバー「ラムダッシュ」6枚刃シリーズを6月6日に発売します。従来、ラムダッシュシリーズのフラッグシップモデルは5枚刃でしたが、新製品では初の6枚刃となりカット率が向上しています。

↑6月6日発売のリニアシェーバー「ラムダッシュ」6枚刃。パナソニック初の6枚刃にかけて、発売日も「6」にこだわってる?

 

「アゴ下トリマー刃」を追加し、長いくせヒゲのカット率が4倍に

新製品は、短い寝たヒゲを捉えてカットする「くせヒゲリフト刃」×2、最薄部41μmの外刃でヒゲを根元からとらえて深剃りする「フィニッシュ刃」×2に加え、新たに「アゴ下トリマー刃」を2枚追加しました。コーム状の外刃が長いヒゲやくせヒゲを起こして取り込みプレカットするもので、その後に外側の「フィニッシュ刃」で深剃りする仕組み。これにより、長いくせヒゲのカット率が従来モデルより約4倍向上したとのことです。

↑新搭載のアゴ下トリマー刃を含め3種類の刃を2組ずつ配置したことで、「3日間伸ばしたヒゲもしっかり剃れる」とのこと

 

↑新搭載の「アゴ下トリマー刃」は長いヒゲやくせヒゲ、寝たヒゲも起こして内部に取り込み、フィニッシュ刃が刈り取りしやすいようにプレカット

 

「新密着5Dシステム」により、複雑なラインにも密着

6枚刃に加え、1秒間に約220ストロークするラムダッシュ史上最速のリニアモーター駆動も特徴。さらに「新密着5Dシステム」により、アゴ下、喉元の複雑なラインも密着して深剃りします。この「新密着5Dシステム」とは、360度全方向にスイングする密着5Dヘッドと、内刃と外刃が一体となり上下に大きく浮き沈みする密着フロート刃機構を組み合わせたシステムです。

↑高速リニアモーターは健在。約220ストローク/秒の高速ストロークで、なぞるだけで濃いヒゲもカット

 

↑密着5Dヘッドと密着フロート刃機能により、喉元やアゴ下の複雑なラインでもしっかり肌に密着し、1回の剃り上げで広い面積を深剃りできます

 

今回、「ラムダッシュ」6枚刃シリーズとして発売するのは3モデル。ともにシェーバー本体は同じで、付属品が異なります。「ES-LS9AX」は全自動洗浄充電器・ACアダプター・USB充電ケースが付属し、市場想定価格は6万6000円前後(税込・以下同)。「ES-LS9N」は全自動洗浄充電器・ACアダプター付属で5万5000円前後。全自動洗浄充電器を省略し、充電システムはACアダプターのみの「ES-LS5A」は4万4000円前後。

↑3つのシリーズの本体は同じで、付属品が異なります

 

3日半伸ばした太く、長く、密集したヒゲを剃る

筆者は人一倍ヒゲが濃く、1本1本が太い上に伸びるのが早い……。伸ばした状態で通常のモデルを使うと、太くて長く、密集したヒゲがシェーバーの中に入っていかず、なかなか剃れません。ようやくヒゲが入ったら入ったで、シェーバーの刃がヒゲをカリカリと噛んで強く引っ張ってしまい、すごく痛いんです。また、筆者はヒゲが濃いゆえに、ヒゲ剃りに時間がかかって腕が疲れてしまうため、毎朝のヒゲ剃りが憂鬱で仕方がありません。

 

その点、本機は「3日間伸ばしたヒゲでもしっかり剃れる」と公言しています。果たして、剛毛ヒゲの筆者にも当てはまるのでしょうか……? 伸ばした期間は、丸3日半。日曜日の朝に剃ってから月・火と剃らずにヒゲを育て、水曜の午後にラムダッシュ6枚刃を試してみました。

↑3日半剃らないと太いヒゲが3mmくらいまで伸びてしまいます

 

長いヒゲを刃が噛む痛みがなくなった!

使ってみると、いつもの「長いヒゲを刃が噛んで痛くなる現象」が全くありません。力を入れずに、すーっと剃れていくのです! さすがに、1回のシェービングで全てがキレイに剃れるわけではありませんが、初めのシェービングでも長く濃いヒゲが引っかかることなく、スムーズに切れていきます。1回目で70%ほどが剃れ、その後に2-3回軽くなぞっただけで、3日半伸ばしたヒゲもきれいサッパリ深剃りできました!

 

5Dシステムとフロート刃のせいか、肌の密着感も高く、外刃の感触も滑らかでした。私のように濃いヒゲでもひっかかりがなく、肌の上をスムーズに動き、滑らかにカットしてくれたのはうれしいところ。本製品なら、いままで憂鬱だった毎朝のルーティンをスムーズにこなすことができそうです。これは、6枚刃もさることながら、日本刀と同じ鍛造製法で作られたという刃の切れ味の鋭さも理由のひとつでしょう。

↑まずは左の頬に使用した状態。長く伸ばしたヒゲも1回のシェービングで大まかに剃ることができました

 

↑あとは2-3回、細かい動きでなぞってやれば、このようにキレイになります

 

↑日本刀と同じ鍛造製法で作られた内刃のエッジは0.3μmと鋭いのも特徴です

 

ただ、本製品は肌への当たりは柔らかいのですが、いつも使っているシェーバーのクセで肌に強く押し付けすぎてしまい、部位によってはわずかに血が滲んでしまうこともありました。ラムダッシュは外刃が薄く内刃が鋭いため、強く押し付けずとも軽く撫でるだけで深剃りができるので、それに合ったシェービングに慣れる必要がありそうです。

 

デザインや付属品もさすが高級機

ちなみに、本製品は上質感を高めた新カラー「クラフトブラック」と「スカルプチャーデザイン」を採用。立体的な造形美と手になじむボディラインも魅力で、さすがはフラッグシップといったところ。

↑高級感のあるボディも魅力。本体を軽く握るだけで充電状況などの情報が表示されます

 

さらに、今回試した「ES-LS9AX」には、USB充電ケースが付属しているのが便利です。こちらを使うとケースに入れたままUSBケーブル(Type-A/Type-C)で充電できるため、ACアダプターを持ち歩く必要がなく、出張や旅行の時に重宝しそう。

↑「ES-LS9AX」は全自動洗浄充電器・ACアダプター・USB充電ケースを付属

 

↑USB充電ケースはモバイルバッテリーからでも充電できて便利

 

また、付属の全自動洗浄充電器は専用の洗浄液を使って自動洗浄でき、洗浄・乾燥・充電ができる全自動コースのほか、充電のみ、乾燥・充電(手洗い後や入浴時に使ったときなど)の3コースが選べます。シェーバー本体のヘッドは、刃と外刃フレームが外せるので、手洗いでも念入りに掃除することができます。

↑専用洗浄液1袋を付属。このほか、ブラシと専用オイルも付属します

 

↑充電器の背面にファンを搭載し、洗浄後に本体を乾燥することもできます

 

↑外刃フレームと刃を分離できるので、細かい箇所までお手入れができます

 

テレワークが続く今日この頃、ちょっとした外出ならどうせマスクするからと、ヒゲ剃りをサボりがち。オンラインミーティングの前に慌ててヒゲを剃ることもしばしばですが、2-3日伸ばしたヒゲはなかなかに頑固でストレスになります。「ラムダッシュ」6枚刃を使ってみて、「剃り心地の良いシェーバーはテレワーク時代でも必需品なのだ」と、改めて実感した次第です。

 

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