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2021/8/13 18:30

たまには「清涼系キャンプめし」はいかが? 手の平サイズの「流しそうめんPocket」でアウトドアの楽しさ倍増!

暑いですね。スーパーに行くと、そうめんが飛ぶように売れています。そして、そうめんには「流しそうめん」というエンタメがある点も見逃せません。最近ではホビーや家電のメーカーが流しそうめんマシンを複数販売していて、家族で楽しむ人も増えています。

 

アウトドアでも使いやすい手の平サイズ

一方でアウトドア人気もうなぎのぼりですが、キャンプでちょっと盛り上がることをやりたいな、と思う人は少なくないはず。そんな希望を叶えてくれるのが、今回紹介するタカラトミーアーツの「流しそうめんPocket」。本機を水が入った器の中央に置くことで水流を生み、そうめんを流して楽しむ仕組み。コンパクトかつ電池駆動で、持ち運びもカンタンなのが魅力です。

↑タカラトミーアーツが今春新発売した「流しそうめんPocket」。手前左が本体で右が専用ケース、奥は箱です。カラーはブラック(写真)とホワイトがあり、各2970円(税込)

 

どれだけコンパクトなのかは、本体を見れば一目瞭然。幅78×高さ85×奥行き78mmという設計で、大人なら手のひらにのるサイズです。

↑iPhone 8との大きさの比較

 

↑直径約8cmのケースにすっぽり収まります

 

電源には、別売りの単3形アルカリ乾電池を2本使用。天面のスイッチを押すだけで駆動するシンプルな構造です。

↑構造も操作もシンプル。スイッチ部分はクッション性のあるゴムでできています

 

機能面で秀逸なのは、水流の向きを変えられること。右利きの人がすくいやすい左回りと、左利きの人がすくいやすい右回りの2方向に簡単に切り替えられます。操作は、本体の底部にある「水流パーツ」を表裏で付け替えるだけ。これによってパーツに水が入る角度が変わり、水流が逆向きになるという仕掛けです。

↑写真の「水流パーツ」は右利き用で、裏返せば左利き用に。また、本体は水洗いできませんが「水流パーツ」は丸洗いができて衛生的

 

自然のなかで楽しむと冷涼感がおいしさを爆アゲ

ここからは、本機を使って流しそうめんを実践。アウトドアシーンを想定して屋外で試しました。中央に本体を置いて、器に水を注ぎスイッチをオン。すると「ブィーン」というスクリューの回転に合わせて水がぐるぐる流れるようになります。見ているだけで水流の清涼感が気分をアゲてくれますね。

↑水の量は説明書で示された目安(メッシュ部分の少し上)まで入れます。入れる器は直径16~23cmの大きさで、ある程度深いタイプが推奨されています

 

水流の速さは、そうめんを余裕を持ってすくえるちょうどいいスピード。器の中で回るタイプというのもあってそうめんを捕らえる難易度は低く、小さな子どもも簡単にキャッチできるはず。思った通りの量をつかめると、「獲物をつかまえてやったぜ!」という達成感があるので、家族と楽しむにはうってつけです。

↑一度に流すそうめんの量は半束以内がベター

 

うまく流れるようにするためは、本体のモーターパーツに麺が絡まないようにすることが大切。「器はなるべく底が水平のものを使う」「そうめんを流すより先に、本体を器に置く」「やわらかいそうめんは絡みやすいので、麺は茹ですぎない」「そうめんは少量ずつ入れる」などがコツです。

 

なお、本体を収納していたケースはつゆを入れればそうめん猪口(ちょこ)として、ケースのフタは薬味入れとして活用できます。少しでも荷物を減らしたいミニマルキャンプの際にはうれしい機能といえるでしょう。

↑ケースをそうめん猪口に、フタを薬味入れとして使えばこのようなスタイルに。ちなみに、つゆは薄まっていくため、最初は濃いめの味にするのがオススメ

 

さらに、今回筆者はそうめん以外も流して楽しんでみました。使ったのはぶどうとさくらんぼ。ほかには、流しやすいミニトマトもいいと思います。キャンプめしの主役はバーベキューやカレーライスなどの濃厚系になりがち。ゆえに、本機を活用して冷涼かつさっぱりしたそうめんやフルーツを取り入れると、より楽しめることでしょう。

↑キャンプの食後にフルーツ流しはいかがでしょう。子どもと一緒に楽しめば盛り上がること間違いなし

 

以前に紹介したウォータースライダー型やループ型にはインパクトの面では敵いませんが、本機はシンプルさやコンパクト性を突き詰めて、持ち運んで使えるという強みが画期的。設置や片付けがスピーディですし、何より自然のなかで食べる流しそうめんは開放感が段違い。暑さのなかで水流を感じる楽しさや清涼感が、おいしさを何倍にもアップさせてくれます。キャンプ好きの人、手軽に流しそうめんを楽しみたい人は、ぜひチェックしてみてください!

↑キャンプはもちろん、庭やバルコニーで楽しむのもよし。お好みのシチュエ―ションでご活用を!

 

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