山本電気は、家庭用精米機で初めて胚芽(はいが)と糠(ぬか)を分けることを可能にした「YAMAMOTO ライスクリーナー 極め胚芽YE-RC21A」(以下「極め胚芽」)を8月25日(木)に発売します。メーカー希望小売価格は2万4800円(税抜)。
カゴの3段構造で精白米・胚芽・糠の選別を可能に
胚芽とは、種子の内部からやがて芽となり、稲となり、米を実らせる、卵で例えると黄身にあたる部分です。この胚芽部分には糖質の代謝に関わる栄養素(ビタミンB1)や抗酸化作用の強い栄養素(ビタミンE)、血圧を下げる代表的な栄養素(カリウム)などが豊富に含まれています。
これまでお米の胚芽は、白米に胚芽がついた胚芽米として食されていました。一方で、精米する際にはどうしても胚芽が削られ、糠と混ざってしまっていたといいます。
そこで、同社は「お米本来の栄養価を余すことなく美味しく食べてもらいたい」という想いで本機を開発。精米後に精白米・胚芽・糠に分けることができ、元来、糠と混ざってしまっていた胚芽の取り出しを可能としました。この精白米・胚芽・糠の選別を可能にしたのは、カゴの3段構造。第1層で精白米、第2層で胚芽、第3層で糠に分けられるようになっています。
胚芽は白米に混ぜて炊飯することで食べやすさはそのままに、胚芽の持つ豊富な栄養を摂取できます。また普段の料理に振りかけて楽しむこともできるため、ビタミンB1やビタミンE群、GABAなどの不足しがちな栄養素を普段の食事で補給することができます。なお、胚芽を使用したレシピブックも付属していおり、レシピのレパートリーも広がります。
また本機は食品栄養・機能学の専門家である女子栄養大学 五明紀春名誉教授から、「胚芽の持つ豊富な栄養素を食生活に取り入れられることに加え、ふっくらとした食感に、強い旨味とほのかな甘味のある美味しいご飯が楽しむことができる」 と高い評価を得たとのこと。
精米時間は、白米2合で2分15秒と、業界最速レベルを実現。続けて精米することで(定格時間10分)、最大精米量2合という点を精米スピードによってカバーしています。また、無段階速度制御が可能なDCモーターを使用することで、砕米が限りなく少なくなるよう回転速度を制御しているのも特徴。
このほか、うるち米を品種に関わらず、10種類に精米することが可能(上白米、白米、胚芽米、2分~8分づき)。「再精米モード」の選択で、古くなったお米の酸化した部分を取り除き、本来の白米の香りと味を復活させることも可能といいます。ごはんをより美味しく健康的に食べたい方は、ぜひ注目してみてください。