掃除機市場で人気を二分するロボット型とスティック型。リーズナブルな価格で購入できるエントリーモデルは、基本性能も底上げされてきている。今回はロボット掃除機の中から、プロが「コレなら選んで間違いナシで、しかもおトク!」と太鼓判を押すアイテムを紹介しよう。
※こちらは「GetNavi」 2023年1月号に掲載された記事を再編集したものです
私が選びました
4万円切りを疑うほど大満足の清掃能力
アイロボット
ルンバ i2
アイロボットストア価格3万9800円
ゴミをかき出して浮き上がらせ、吸引する独自の清掃システムを搭載。各種センサーの進化が実現した効率的な走行パターンで、ゴミを取り逃しにくい。専用アプリと連携して、外出中の遠隔操作や掃除済みエリアの確認も可能。
SPEC●清掃技術:3段階クリーニングシステム●オススメの床材:カーペット、フローリング●稼働時間:1回の充電につき最大75分(清掃完了まで自動充電&自動再開)●音声アシスタント:対応●サイズ/質量:直径342×H92mm/約3.2kg
価格は据え置きで強化された清掃能力
2022年夏、i2はルンバファミリーの新しいエントリーモデルとして驚きをもって迎えられた。従来機の価格は踏襲しながら、清掃範囲、吸引力、清掃パターン、稼働時間などが向上。総合的なゴミの除去性能は同価格帯で出色だ。
ロボット掃除機の老舗だけあって、基本の走行性能、つまり家具の隙間に挟まる、階段から転落するなど、現実に起こり得る問題からの回避能力も優秀。バッテリーが少なくなると自動でホームベースに戻り充電、続きから再開して、部屋じゅう隅々まで掃除を完了する。
上位機のj7+は障害物の認識・学習機能が秀逸。物が多い家庭や、ロボット掃除機がペットの排泄物に接触して大惨事……という心配がある人にもうってつけだ。
ロボット掃除機はエントリーモデルでもココは譲れない!
<Point 1>任せっぱなしでも安心できるインテリジェントな自走性能
ロボット掃除機初導入への懸念点のひとつが自走性能。狭い隙間に引っ掛かっているのを“救助”したり、走行しないままに掃除を終えてしまった場所を人が掃くのでは二度手間だ。
<Point 2>かき出すようにゴミを収集するブラシパーツ搭載機がベター
ゴミをかき出す回転ブラシの有無によって、部屋の隅や家具の下のゴミ除去能力は大きく変わる。ルンバの「エッジクリーニングブラシ」なら四角い座敷を丸く掃く心配も無用。
<ココが上位モデル級>基本的なゴミ除去能力は上位機にも劣らない
「ゴム製デュアルアクションブラシなどによる『3段階クリーニングシステム』や、コの字を描く効率的なパターン走行は上位機譲り。約10倍(※)の吸引力で、“これぞルンバ!!” という高いゴミ除去能力を見せてくれます」(平島さん)
上位モデルはコレ!
アイロボット
ルンバ j7+
アイロボットストア価格9万9800円
最大1年ぶんのゴミを収集するクリーンベース(自動ゴミ収集機)を付属。本体前面に広角カメラセンサーを装備し、障害物の識別・回避精度が大幅にアップした。コード類やペットの排泄物、靴下などを機械学習済み。
機能の差早わかり!
※:AeroVac搭載のルンバ600シリーズとのカーペット上での比較