家電
調理家電
2023/5/6 10:45

家電を愛するプロが厳選、NEXT HITする調理家電はコレだ!

コロナ禍以降、健康志向の食事を選ぶ人が増え、ヘルシー系の調理家電が人気に。また、個食を豊かにする家電もニーズが高まっている。そこで、家電のプロがこれぞNEXT HITと断言できる調理アイテムをご紹介!

※こちらは「GetNavi」2023年5月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私たちがセレクトしました

家電ジャーナリスト
安蔵靖志さん

デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆。家電のスペシャリストとしてテレビなど多数のメディアに出演している。

 

家電ライター
近藤克己さん

生活家電を中心に雑誌やウェブ媒体で執筆活動を行う。レビューや検証記事では“オジさん目線”を大切にしている。

 

家電プロレビュアー
石井和美さん

白物家電や日用品を中心に鋭いレビューを行う。戸建のテストスペース「家電ラボ」を運営し、大型家電のレビューも得意。

 

【その①】おうちごはんがプロの味になるかきまぜ機能を搭載! “回転系”自動調理鍋

自動調理鍋

パナソニック 自動調理鍋

オートクッカー ビストロ NF-AC1000

実売価格8万8110円

業界で初めて圧力調理とかきまぜ機能を両立した自動調理鍋。調味料がムラなく絡んで野菜の旨みが溶け込み、濃厚な味わいに仕上がる。最大約2気圧の圧力で、すじの多い肉や魚の骨をホロホロに。圧力は3段階で調節可能だ。

 

圧力とかきまぜ機能を備えた “全部入りモデル”が誕生

シャープのヘルシオ ホットクックを筆頭に、様々なメーカーが追随してきた自動調理鍋市場。今年最も識者の注目を集めているのが、ホットクックに非搭載の圧力調理に加え、鍋底かきまぜ機能を搭載したパナソニックのオートクッカー ビストロだ。

「自動調理鍋の機能と言えば、煮込み調理、低温調理、無水調理、圧力調理が一般的。鍋底かきまぜ機能によって炒め調理も可能になった本機は、“全部入りモデル”と言って良いでしょう」(近藤さん)

 

実際に、圧力調理と鍋底かきまぜ機能の両立は業界初だ。

 

「独自の機能で差別化を図った本機は、料理の仕上がりのクオリティも高く、高価格帯でもしっかり売れるはずです」(石井さん)

 

今後、圧力×かきまぜ機能がスタンダードになれば、自動調理鍋市場はさらに競争が激化しそうだ。

↑羽根が鍋底をさらうように回転し、焦げ付きを気にせず調理できる。メニューに応じて速さや向きが変わり、柔らかい具材も崩れにくい

 

↑業界最高(※)1285Wの高火力と鍋底かきまぜにより、約10分で炒め調理が可能。野菜は焼き色を付けつつ水分を飛ばし、シャキッと食感に

 

プロも注目

「圧力調理による“時短”と、かきまぜ機能による“ほったらかし自動調理”を同時に実現。予約調理による“時産”と合わせて、3拍子揃ったのが新しい! 」

(安蔵)

「電気調理鍋=時短のためというイメージを覆す逸品。使い勝手の良さだけでなく、煮物も炒め物もプロ級の味に仕上がり、食卓が豊かになります。 」

( 石井)

「鍋底かきまぜにより、カレーなどの焦げ付きやすい料理も、最初からルーを入れて全自動で調理できます。自動調理鍋の完成形と言えるでしょう。」

(近藤)

 

これまで自動調理鍋市場は、「ホットクック」と「その他」という色分けだった。ホットクックだけがブランドを確立していたが、圧力×鍋底かき混ぜというまったく新しい強みを持つビストロであれば、肩を並べられるだろう。ビストロの誕生を受けて、他メーカーがどう続くか期待したい。

 

コレもCheck

【その②】素材をまるごと味わえる 大容量モデルが登場

自動調理鍋

シロカ おうちシェフ PRO L

実売価格3万2780円

一定の高圧力と自動減圧する独自技術を採用。最大6人ぶんの大容量モデルで、食材を丸ごと調理できる。低温&圧力調理や糖質オフ炊飯も可能。

 

【その③】撹拌や加熱をおまかせして 〝ほったらかしスープ〟を

自動調理ポット

レコルト 自動調理ポット

実売価格1万3200円

本体底部に4枚刃とヒーターを搭載し、食材を入れるだけで刻む・加熱・撹拌が可能。5種類のモードがあり、ポタージュなどを簡単に作れる。