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2023/8/3 10:30

安定のプラズマクラスター搭載、シャープの最新最上位ヘアドライヤー。美髪を目指す老若男女は持っておきたい!

髪の悩みは人それぞれですが、シャープのプラズマクラスタードライヤーといえば、髪の静電気やパサつき、うねりを抑制したり、はては薄毛対策できたりなど、さまざまな髪トラブルに効果的といわれています。家電好きには知られているこれらの効果ですが、意外に知らない人のほうが多いのが現状。

 

そこでシャープは今年2023年に新ブランド「Plasmacluster Beauty」(プラズマクラスタービューティー)を立ち上げ、プラズマクラスターの美髪に対する認知度をアップさせる予定。そして、この新ブランド最初の製品となるのが、8月24日発売予定の同社ドライヤー最上位モデル「プラズマクラスター ドレープフロードライヤー IB-WX901」(以下、IB-WX901)です。

↑新製品のプラズマクラスター ドレープフロードライヤー IB-WX901

 

本体が超コンパクト! ドライヤーに見えない独自デザイン

新製品の進化は多数ありますが、注目したいのは大きく二つ。一つがドライヤーに見えないコンパクトで独特なデザインです。シャープの「ドレープフロードライヤー」シリーズといえば2019年から続く同社ドライヤーの最上位モデルですが、シリーズスタート以来ずっと「打ち出の小槌」のようなコンパクトヘッドデザインを採用していました。

↑ドレープフロードライヤーの昨年モデルIB-WX3(右)と新製品のIB-WX901(左)

 

新製品ではモーターを小型化。さらに一般的にノズル部に格納されるモーターをハンドル部に移動させることでノズル部を大きくサイズダウンしています。従来モデルも独特な形状でしたが、新製品は一見するとハンディファンのようなデザイン。初見ではドライヤーとはわからない人もいそうです。

↑本体サイズは幅80×奥行63×高さ250mm、重量は515g。注目はこのノズルの短さ! まるでハンディファンかマイクのような見た目です

 

本体はコンパクトですが、手に持つと意外に重さを感じます。ただし、重心が手元にあるので取り回しはラクです。ノズルを左右に振りながら髪を乾かす時も、重心が安定して手首に負担がかからないのが好印象でした。

 

もう一つの注目ポイントが速乾性能の向上です。ドレープフロードライヤーシリーズは、もともとそこまで大風量な製品ではありませんが、風を左右から吹き付けることで、髪の毛を立体的に「押し分ける」ように送風。髪にあたる風に強弱をつけて速乾性を実現しています。

 

このとき、髪表面がヒダ(ドレープ)のように波打つので「ドレープフロー」という名前がつけられました。従来モデルまでは左右に2か所送風口があったのですが、新しいIB-WX901では送風口が上下左右の4か所に増え「ドレープフロー X4」に進化しました。さらに風量もアップし、速乾性能は従来モデルよりも約35%向上しているといいます。

↑四隅にある丸い穴が送風口。送風口が4つに増えているのがわかります

 

↑新製品IB-WX901で髪に送風したところ。くっきりと見える「溝」がドレープフロードライヤーの特徴である「ドレープ」です

 

乾燥が早くなるだけではなく、新送風方式では使用感も格段にアップしていました。というのも、従来モデルは「左右」に送風口があるため、髪にドレープを作るには本体を垂直に立てた状態で風を当てる必要がありました。新モデルでは送風口が増えることで本体を縦にしても横にしても髪にしっかりとドレープが作れます。髪を乾かしながらドライヤーの角度まで考えなくてよくなったのは大きなメリットです。

 

距離センサーにプラズマクラスター機能……従来の人気機能も継続

従来からの人気機能も継続して搭載しています。その一つが、ドレープフロードライヤーの特徴でもある「SENSINGモード」。

 

ドライヤーで温風を送風すると、ノズル近くは90℃を越える高温になります。このためノズルを髪に近づけすぎると髪が熱によるダメージを受けることも。そこで、ドレープフロードライヤーは送風面中央に高精度距離センサー(ToF方式)を搭載。距離にあわせて風の温度を自動的に調整するので、SENSINGモード時は髪の表面温度を常に約55℃以下に保つことができるのです。

障害物までの位置を中央の距離計で計測。瞬時に送風温度を調整します。送風面のLEDは送風温度。手の距離にあわせて温度がつぎつぎと切り替わるのがわかりますね。

 

もちろん、シャープならではのプラズマクラスターイオンによる美髪効果も見逃せません。なかでも静電気抑制効果はプラズマクラスターの大きなメリット。手荒くブラッシングをすると、髪の毛が静電気で広がったりブラシにくっついたりしますが、これは髪がプラス、ブラシがマイナスに帯電するためにおこる現象です。プラズマクラスターはプラスとマイナス両方のイオンをもつため、ブラシ側にマイナス、髪にプラスのイオンを付着させることで静電気を抑えられます。静電気を抑えることで髪への余計な摩擦が減り、キューティクルダメージやヘアカラーの退色も減らせるそうです。

 

新製品発表会では、プラズマクラスターの静電気抑制効果デモンストレーションを行いました。


ちなみに、プラズマクラスターは水分子に包まれているイオン。このため髪にうるおいを与える効果もあるそうです。同社の試験ではプラズマクラスターを含む冷風を5分間ほど髪に当てたところ、約8時間後も髪の水分量がプラズマクラスターを当てない髪より高かったそう。

 

ひと昔前まで、ドライヤーといえば「髪を乾かす家電」というイメージがありましたが、最近は乾かすとともに美髪のニーズも高まっています。もちろん、シャープのプラズマクラスタードライヤーならIB-WX901ではなくても美髪効果が期待できます。とはいえ、新製品IB-WX901なら速乾性や使い勝手も大きく向上。髪を傷める原因の第一位ともいわれる「ドライヤーが面倒で濡れたまま寝てしまった」という失敗を減らしてくれるかもしれません。

↑シャープからはドレープフローやセンシング機能がないプレミアムモデルの「IB-P801(市場想定価格3万2,000円前後)」やスタンダードモデルの「IB-P601(市場想定価格2万円前後)」も同時に発表されました。IB-WX901は市場想定価格4万4000円前後なので「プラズマクラスター機能さえあれば良い」という場合は最上位モデル以外も視野に入れると良いかもしれません※価格は全て税込