家電
調理家電
2023/10/9 6:30

「ノンフライヤー」なのにオーブンとして優秀! 1万円台の高コスパ機をプロが愛用する理由

「コスパ」=「激安」とは限らない——。ここでは、家電のプロたちが実体験を踏まえた各自の指標で、「価格以上のパフォーマンス」を保証できる逸品を厳選。その魅力を語り尽くす。今回紹介するのはVeSync(ウィーシンク)「COSORI LITE 3.8L ノンフライヤー」。

 

【私が推します!】

家電ジャーナリスト・安蔵靖志さん

デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆。家電のスペシャリストとしてテレビなど多数のメディアに出演する。

 

自分だけの至高のメニューを何度でも失敗せずに作れる

VeSync(ウィーシンク)
COSORI LITE 3.8L
ノンフライヤー

実売価格1万3780円

カウンターや棚に収納しやすいミニマルなボディに3.8Lの大容量調理バスケットを装備。COSORI独自の多段階温度管理技術により、正確な温度に自動調節しながら調理できる。自動停止機能を搭載し、バスケットを取り外すと自動的に電源オフ。

SPEC●定格消費電力:1230W●容量:3.8L(2〜4人ぶん)●温度設定:75〜230℃●時間設定:1〜60分●プリセット調理機能:7種類●サイズ/質量:W325×H345×D275mm/4.42kg

↑最高230℃までの温度設定が可能。熱⾵を⾼速で循環させることでバスケット内を常に高い温度に保ち、食材の内部まで素早く加熱できるのでジューシーに仕上がる

 

↑7種のプリセット調理機能を搭載し、揚げ物、焼く、グリル、温め直し、解凍などの調理方法に対応。最小3回のタップ操作で調理をスタートしたら、ほったらかしで出来上がりを待つだけだ

 

↑食材に含まれる油分を利用しながら加熱して、余分な油を落とせるのでヘルシー。バスケットとプレートは食洗機対応で、後片付けが面倒な揚げ物調理のハードルが下がる!

 

コンベクション(熱風循環)オーブンとしての使い勝手の良さにも注目

誰でも手軽に失敗のない“ほったらかし調理”ができるのが魅力の「ノンフライヤー」。2013年にフィリップスから発売され大ヒットしたのですが、私が愛用している理由は実はノンフライ調理ではなく、「超コンパクトなコンベクション(熱風循環)オーブン」としての使い勝手の良さです。

 

例えば鶏もも肉をフライパンでパサつきを抑えて焼くのは至難の業ですが、本機では230℃・12分程度、予熱なしなら14〜15分程度で外はカリッと、中はジューシーに仕上がります。牛ステーキなら予熱をしてから230℃・6分。ミディアムレアの鶏レバーを塩とごま油とねぎでいただく「ねぎ塩レバー」は、200℃・6分で絶品に仕上がります。一度自分好みのレシピを作ったら、毎回同じ設定でOK。普段、焼き加減で失敗しがちな人に断然オススメです。

 

私が購入したのは4.7Lモデルですが、こちらの3.8Lモデルはひとり暮らしのキッチンなどにも設置しやすいサイズ感。ほとんど料理をしない、できないという人は、まずはコレで「肉を焼く」というところから始めてみては?