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2017/6/12 17:44

遂に「日本人=スシ、サムライ」の終焉!? イタリア人DJの作った日本紹介本がとても正確

昨今、訪日外国人客の増加っぷりが話題ですね。日本政府観光局によれば、今年1〜3月期だけで約654万人。前年同期比で13.6%増ですって! データと見ると、アジア圏はもちろんですが欧米圏からもぞくっぞく。イタリア人もわんさか訪れています。そんな中、人気DJが出版したポップな日本の紹介本が話題。その内容が、かなり正しいw(←と日本人が思う)ので、中身拝見!いや、ちょこっとご紹介してみますよ!

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人気DJラ・ピーナの“I❤︎TOKYO アイラブ東京”

ラ・ピーナは、イタリアのメジャーラジオ局Radio Deejay(ラディオ・ディ〜ジェイ)でレギュラー番組を持つ人気DJでミュージシャン。イタリアのラップ界を牽引する女性ラッパーのひとりでありつつ、キャッチーな発言とキュートなキャラクターで人気を集め、ラジオをはじめ地上波やCS局の司会をこなす有名人。

 

そんな彼女が、何度も訪れた日本のカルチャーを1冊にまとめたのが、表題の“I❤︎TOKYO アイラブ東京”です。世界的に見ても独特な日本の文化や習慣を、かわいいイラストと写真をふんだんに使って紹介してくれていますよ。

 

例えば…「もし、あなたたちがこの天国で道に迷ったら? パニックになることはまったくない!」とはじまる“日本人への質問の仕方”。

 

「まず最初に、にっこり微笑む。そして、地図を“両手”で持って、近くを通りかかる人にそっと近づく。叫んではダメ。すると、日本人はなんとかしてあなたたちを助けようと、完璧なまでの道案内を試みてくれるはず。彼らの英語の発音は、私たちイタリア人と同じくらいにへんてこだから、少々辛抱が必要なことは憶えておきましょう」

 

叫んではダメwww。うん、イタリア人がやりがちなことですね。どの国に行っても「うるさい団体がいるなー」と思うと2、3人のイタリア人だったりすることはよくありますから。デリケートな日本人を驚かさないようにしてもらわないと。

 

大事な日本の食文化、コンビニのオニギリについても紹介!

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「コンビニは、24時間開いてるスーパーマーケット。下着や洗剤、雑誌……ちょっと目を閉じて、何か欲しいものを想像して? はい、それはコンビニで見つかります。とにかく何でも売ってるから、何を売ってるかなんて説明させないで。

でも、オニギリについては、ひとこと言わせて! コンビニには、クオリティの高い豊富なバリエーションのオニギリがいっぱい。数時間毎に追加されて、棚は新鮮なオニギリで埋まってる。最低でも10個は食べないと、トーキョーに行ったとは言えません。オニギリは日本そのもの。ノリを履かせて具を詰めた三角のゴハン。…(略)」

 

やや偏った愛を感じなくもないですが、たしかにオニギリは、体験すべき日本の食文化。QRコードで、外包の外し方動画も紹介してくれています。大雑把なイタリア人が無理やりはがして、ノリをバリバリにしてしまっては台無しですから。たった100円程度のものでさえ、美味しく食べるために複雑なノリ・システムを編み出す日本人。この繊細さ、この緻密さ。本当に素晴らしいです。

 

マスクをしている理由や、ゴミの分別方法や「公共の場所を綺麗に保つ日本の偉大なる清潔文化」や、「電車内で居眠りするのはたくさん働いて、たくさん勉強したから。降りる駅を知らせるアプリもある!」などなど、(日本人にとっては当たり前のことでも)初めて訪れる外国人が知らない&驚くようなことが満載の一冊。

 

ラ・ピーナさんによれば、「トーキョーは、まるで小さいころから見ていたアニメの世界に足を踏み入れるようです。セーラー服、お菓子、ネオン、可愛い女子、恥ずかしがり屋の男子…そう、全部こうだった! あれは、子ども向けの空想じゃなかった。私たちが小さかったころ 、夢の街だったトーキョー。降り立てば、すべてが現実になる。」(序文抜粋)のだそう。

 

日本をアニメで覚えた世代にとっては幻のような街なんですねぇ。ポップカルチャーのみらず、日本人の国民性もよく観察されており、習慣や伝統もちゃんと説明してくれている本が出版されたのは、日本人にとっても嬉しい限りです。

 

中途半端な情報で、“ラッシュアワー”や“ペコペコお辞儀”とか、面白おかしく日本の不思議なところだけを取り上げたテレビ番組は、今でもしばしばあるし(かなりイラッときますが)、外国人に関わりがある方や海外在住の皆さんにおかれましては、おかしな質問をされても、我が祖国のためにと草の根大使的に説明し直す……なんてケースも多々あるかと存じます(面倒臭いのよ、これが。でも、説明せずにはいられない!)。

 

お寿司は毎日食べないし、日本人全員アニメファンでもないし、ラーメンは音を立てて食べるのがむしろマナー!

 

ま、10年、20年前には、イタリアにしか興味のないイタリア人も多く、日本は中国のどこかにある。と信じてた人や(←本当)、「ナイフとフォークを使ったことある?」とか、ハラキリが一般的だと思われたり……。あのころに比べれば、マシになったと言えますが、まだまだ誤解も多い。“I❤︎TOKYO アイラブ東京”のような情報本が、もっと世界に浸透するといいなー。と思います。

 

 

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