ライフスタイル
2017/11/14 14:30

「インスタ女子」から学ぶインスタグラム活用法ーーインスタ離れしてしまった人には何が足りなかったのかを調べてみた

ここ数年でSNSの定番と言われるまでに急成長を遂げた「Instagram」。一部では「インスタ女子」という言葉が使われるとおり、若い女性を中心に人気を博しています。その反面、男性の間ではあまり普及していないという一面もあるようで、「一度使ってみたけど、うまく使いこなせなかった」という人も少なくないようです。そこで本稿では、インスタ女子はどのようにインスタグラムを使いこなしているのかを調査。その結果から、インスタグラムを有効活用する方法を学んでいきたいと思います。

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<調査1>スマホを使っての撮影は明るさや広角に不満あり!

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まずはじめは「Instagramに投稿する写真は、撮影していますか?」という質問から。約8割の女性がスマホでのインスタグラム投稿も行っているという結果になりました。また、スマホでの写真撮影での不満・不便な点については、「明るさの調整が思い通りにできない」が30.8%、「ズームがうまくできない」が29.5%、「持ちづらくて安定しない」が28.2%、「撮影範囲が狭い」が22.6%という結果に。

 

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明るさや広角(撮影範囲)など質にこだわり、他のユーザーと違った写真を撮影したいときには専用カメラを使用するなど、スマホとの用途に応じた併用もうかがえる結果となりました。

 

<調査2>インスタ女子の4人に1人は「インスタ専用カメラ」を持っていた

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つぎに「インスタグラム」を利用しているインスタ女子(n=283)に「インスタグラム撮影用のカメラ」を持っているか聞いたところ、26.5%が「持っている」と回答。インスタ女子の4人1人が「インスタ専用カメラ」を持っていることが判明しました。

 

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また、「持っている」と回答した75名に購入時期を聞いたところ、65%以上が「1年以内」に購入していたことも判明。昨今のインスタ人気の影響が伺えます。さらに、「持っている」「持っていないが欲しいと思っている」と回答した159名にインスタ撮影用のカメラで重視している機能を聞いたところ、「高画質」「スマホへのデータ転送」「ズーム」「防水」「広角」という結果に集中。スマホでの写真では埋もれてしまうことから“いいね!”がもらいづらく、人とは違う写真を撮るためにこだわりのカメラを使うというインスタ女子の心理が伺えますね。

 

【調査1〜2概要】

SNSとカメラ・撮影に関する実態調査(カシオ計算機株式会社調べ)

調査方法:インターネット調査
調査期間:2017年7月6日~7日10日
調査対象者:10代~40代の女性655名(10代:159名、20代:166名、30代:165名、40代:165名)

 

<調査3>投稿写真の平均撮影枚数は?

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つづいて、インスタグラムを日常的に使用する女性に対して平均撮影枚数を調査しました。その結果、約4人に1人が「5枚以上」(23.2%)と回答。一部の強者からは、「20枚以上」(3.4%)という回答も見受けられました。

 

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さらに、平均加工時間は「5分」と答えた女性が27.6%と最も多く、インスタ女子の日頃の努力が垣間見える結果に。人知れず、隠れたところで努力しているということが言えるでしょう。

 

<調査4>「いいね!」を増やすもっとも効率的な方法は?

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そして、写真を投稿する際に気をつけるポイントを調査したところ、「#ハッシュタグ」という回答が68.0%で1位となりま した。また、他人の投稿に「いいね!」をする際のポイントについても、「#ハッシュタグ」が43.2%でトップに。 インスタ女子のハッシュタグへの関心度の高さを伺える結果になりました。

 

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なお、「投稿者の自慢な感じがしないこと(『いいね!』をして欲しい感じが前面に出ていないこと)」や「『いいね!』というよりは見たよ! という意味で使う」といった声もあったように、他人への配慮も忘れてはならないようです。

 

<調査5>インスタ女子は投稿を見てトレンドを調べていた

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最後に、Instagramの投稿を見て購入したことがあるお菓子があるかどうかを聞いたところ、48.8%があると回答。お菓子の種類は「チョコレート」(36.8%)、「クッキー・焼き菓子」(24.2%)、「グミ」(15.8%)がランクイン。

 

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また、購入に至った理由を聞いたところ、「美味しそうだった」(57.4%)、「可愛くて欲しくなった」(50.0%)「トレンドだと思った」(44.7%)と続きました。新商品やビジュアル映えしたものはインスタグラムに投稿されることが多い傾向にあるようですね。

 

【調査3〜5概要】

インスタグラムとライフスタイルに関する調査(カンロ株式会社調べ)

調査方法:インターネットアンケート
調査期間:2017年9月29日〜2017年10月4日
調査対象者:月に1回以上インスタグラムを利用している15〜35歳の女性500人

 

なにげなく撮った写真をアップしているようにも思われがちなインスタグラムですが、実は専用のカメラを持っていたり、一度に複数枚の写真を撮っていたり、あるいは写真の加工にも数分を費やしていたりと、見えないところで絶え間ない努力がなされていました。また、ただ単に写真をアップするだけでなく、トレンドや情報収集のツールとしても活用されているようです。インスタ離れしてしまって人は、これを機に再チャレンジしてみてはいかがでしょうか?