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2018/3/3 16:00

「以大为美」の中国人がハマった! 豪華客船で行く中国人向け「福岡・長崎観光クルーズ」に潜入

流行語大賞にも選ばれた中国人旅行客の大量購入を意味する「爆買い」。最近は落ち着いた感があるものの、日本を訪問する中国人旅行客は年々増え続け、インバウンド消費を後支えしています。中国人の訪日経路も多様化し、最近では道中における「モノ」や「コト」が楽しめる豪華客船による訪日ツアーも人気を集めています。その人気はどこにあるのでしょうか?

 

「大きい、多い」好きの中国人の心をくすぐった巨大豪華客船クルーズ

中国語に「以大为美(大をもって美とする)」という言葉があるのですが、「大きい」、「多い」ことは中国人にとっては「美しい」、つまり良いことだとの認識があります。「美」という字は「羊」が「大」きいと書きますよね? 長い歴史の中で中国人の国民気質として知らずのうちに培われてきたのでしょう。

 

そんな中国人たちの心をくすぐったのが、巨大豪華客船クルーズです。豪華客船はまさに動く大きなホテル。船が大きいので揺れも少なく、ホテルステイにミニ観光旅行が付帯されているので、一挙「多」得で楽しめることが中国人の人気を集めています。

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豪華客船クルーズのなかでも人気が高いのは、1週間程度で行き来できる日本行き。中国では夫婦共働きが一般的で、日ごろ自分の親世代に子どもの面倒を見てもらっている人が多いのですが、1週間程度であれば一方的な負担がかかりにくく、気軽に出かけやすいのです。

 

また、インバウンド消費の底堅さからもご存知のとおり、品質が良いと評判の日本製品を日本の免税ショップで買い物できる点も人気を後押ししています。

 

今回は日ごろお世話になっている義両親に楽しい時間を過ごしてもらおうと、「喜悦号」福岡・長崎観光ツアーをプレゼントしました。

 

義両親が乗った「喜悦号」はドイツ製造の豪華客船で、2017年に入水したばかりです。ドイツ製だからなのか、精緻な内装がとても印象的だったようでお義母さんは何度も絶賛していました。上海に自宅がある私たちですが、中国の住宅やホテルは内装が比較的大雑把で細かなところの後処理があまり施されていないことが多いのです。「喜悦号」は船内のどこもかしこも丁寧に施工されていて、大変心地良かったとのことでした。

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上の写真はこの船の模型。最大で4930人が乗船できる大きな客船です。果てしなく長い廊下からも船の規模と大きさがお解りになるかと思います。

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船内の施設には遊園地、プール、ジム、エステ、映画館、カラオケ、各種ショーが楽しめるステージ、カジノなどがあり、老若男女すべての世代の乗客が楽しめるコンテンツがたくさん用意されています。

 

遊びも豊富なら、食事も多彩なラインナップ。中国人に一番人気なのは、やはり食べ放題のブッフェ。早く行かないと人気のメニューはすぐに品切れになってしまうのだとか。

 

ブッフェ以外にもフランス料理やステーキハウスといった高級レストランも備えられています。別料金にはなりますが、こちらならおかず争奪戦にならず、優雅に食事を楽しむことができます。

 

今回の船旅では、長崎と福岡の市内観光が付帯されています。これまで私の義両親は何度か日本を訪れているのですが、地形や建物に特徴のある長崎はこれまで彼らが見たことのある日本とは一風変わった雰囲気が味わえるので、ぜひとも観光してもらいたい場所でした。家に帰った両親に早速長崎の感想を聞いてみたところ、オランダ坂が特に印象に残ったとのこと。長崎新地中華街で食べた長崎ちゃんぽんの味も格別だったそうです。

 

上海と九州を往復する船上での非日常生活と長崎、福岡の市内観光が付いた5泊6日の旅。これで当時3000元(約5万2000円)です。上海から飛行機の往復運賃だけでも2000~3000元かかりますから、運賃も含め、食も遊びも存分に満喫できてこの価格なら、上海人たちに人気なのも納得ですね。利用者のなかには豪華客船クルーズにハマってしまった人たちもいるようで、数回目の船旅だった人もいたそうです。同じ船旅でも行き先を変えれば、また新しい楽しみや思い出を増やせるというのも観光クルーズの良い所ですね。

 

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