ライフスタイル
2018/4/15 10:00

絵本のような世界がポーランドにあった! ペイントアートの村「ザリピエ」の魅力

ザリピエでこのような花模様が描かれるようになったのは19世紀末のこと。煙突から出るススで黒くなってしまった壁や天井を塗りかえ、そこに花模様を描きはじめたのがきっかけでした。最初は模様を描くための色も限られていましたが、やがて粉末絵の具が一般的に購入できるようになると途端に村がカラフルになっていったそうです。

↑ 第54回ペイントコンテストの告知

 

村人たちが腕を奮うペイントコンテストも毎年開催されており、観光で訪れるのはこのコンテストが終わった直後から夏にかけての時期がベストシーズン。ペイントコンテストは移動祝祭日である「聖体の祝日」のあとの週末に開催されます。2018年は5月31日が聖体の祝日であるため、6月初旬の週末にコンテストが開催されるでしょう。

↑ 作業所にもなっている文化センター「Dom Malarek」

 

ザリピエにはDom Malarek(ドム・マラレック:ペインターの家)という文化センターがあり、そこでザリピエの見どころを記した地図がもらえます。最近ではちょっとしたカフェのような場所もでき、また宿泊施設もあるのでますます観光しやすくなりました。

↑ 生産が追いつかないほど人気のザリピエのお土産

 

ポーランド旅行の際はぜひザリピエに訪れ、村が誇る伝統アートに触れてみてください。のんびりした田舎風景と鮮やかな花模様、人懐こっい村びとたちに心が癒されること間違いありません。

 

 

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