ライフスタイル
2018/12/26 19:00

しつこいカビ汚れ…なかなか取れない水回りの汚れを除去する方法

普段の掃除は好きなのに、大掃除はちょっと気が重いわ。「使い古したストッキングを使った水垢掃除」はやってるけど、手ごわいカビは面倒……。スポンジでこすっても取れないカビ汚れは、どうしたらいいのかしら?

 

そうだ、「エアコンの掃除方法」を教えてもらったハウスクリーニング会社「おそうじ本舗」の尾崎真さんなら、知っているかも。さっそく、相談してみましょう!

 

 

参ったなぁ……と、いつも困っている「参田家(まいたけ)」の面々。きょうはお母さんが、お風呂掃除で困っているようです。

参田家(まいたけ)って誰? → https://maita-ke.com/about/

 

家にあるもので、手ごわいカビを落としたい!

お母さん「お風呂場の排水口のゴムパッキンや窓ガラスの目地にカビが生えていて……。普段あまり手をつけない場所だから、カビも頑固で取れなくて困っているんです」

 

尾崎さん「それは、カビとそのほかの汚れが何層にも重なっているからですね。例えば、お風呂場に生えたカビの上に石鹸や皮脂の汚れが重なり、それをエサにしてカビが生え、また汚れが重なって……と、カビ除去剤の成分がカビにきちんと届かない状態になっているんです」

 

お母さん「カビと汚れの層になっていたなんて! どうりでなかなか取れないわけですね」

 

尾崎さん「なので、まず大事なのはカビ除去剤を使う前に、カビの表面を洗剤でしっかり洗うこと。そして、その後タオルで拭くことです。濡れたままの状態でカビ除去剤をかけるとカビ除去剤の成分が弱くなり、カビまで浸透しないからです

 

お母さん「いつも濡れた状態でカビ除去剤を使っていました……。そうすると、掃除しにくいのが水回りですよね。どうやって掃除したらいいでしょうか?」

 

尾崎さん「お風呂場の壁や床を掃除するときは、カビ除去剤を塗った後に上からラップを貼って、液体が垂れたり乾いたりしないようにするのが効果的です。除去剤がカビの奥にどんどん入っていき、10〜15分、ひどい汚れでも20〜30分と置いておくだけでほとんどのカビ汚れは取れます」

 

お母さん「カビ取り掃除にラップが使えるなんて、目からウロコ!」

 

尾崎さん「窓ガラスの目地ゴムを掃除するときは、液体がサッシなどに垂れると腐食してしまうので、ラップは使わないようにしてください。小さい容器に移したカビ除去剤に片栗粉を少しずつ混ぜて、とろみのある状態にして垂れないようにして使いましょう。それを目地の上に乗せることで、除去剤の効果を持続させることができます」

 

お母さん「片栗粉と混ぜるなんて斬新なアイデア! そういえば、カビって黒色にピンク色に、いろいろあるけれど、何か違いはあるんでしょうか? 」

 

尾崎さん「水回りに生える汚れには、主に黒色とピンク色の2種類がありますが、ピンク色の汚れは実はカビではなく、『ロドトルラ』という酵母菌の一種です。汚れを落とすことも簡単で、カビ除去剤を使わなくてもお風呂用洗剤を使ってこするだけで簡単に取れますよ。お風呂掃除の場合は、洗車ブラシを使ってこするとより効果的です」

 

お母さん「そうなんですね! では、黒色のカビを取りたいときに便利なグッズってあるんでしょうか?」

 

尾崎さん「黒カビの場合は、いらなくなった歯ブラシの毛先を半分くらい切って使うと便利ですよ。小回りの効く硬いブラシになり、窓ガラスの目地ゴムなど細かな部分に使うと効果的にカビ自体を削り取ってくれます。お風呂場の天井のカビには、掃除用のフロアワイパーと体を洗うときに使うナイロンタオルを使うのが便利ですね。お風呂用洗剤をつけて、ゴシゴシこするだけでOK。その後は、普通のタオルを固く絞ったものに付け替えて拭き取り、最後は乾いたタオルで拭けばきれいになります」

 

お母さん「普段は手をつけづらい場所も、これなら簡単ですね! カビが生える前にできる対策はありますか?」

 

尾崎さん「冬場は窓ガラスの結露によってカーテンが濡れて、窓ガラスもカーテンもカビが生えやすくなります。洗面器の中に台所用の中性洗剤と水を少し入れてタオルを浸け、絞ったタオルで1週間に1回ほど窓ガラスを拭くと、窓ガラスの表面に膜ができて結露の防止に。カビも生えなくなります。ただし、水滴がそのまま下のレールに落ちたままだとやはりカビが生えてしまうので、気が付いたときにレールを拭くようにしましょう

 

お母さん「習慣づければ結露を防げそう! 家庭では掃除しにくい場所にカビが生えたら、やっぱりお掃除のプロにお願いしたほうがいいんでしょうか?」

 

尾崎さん「洗濯機やエアコンなどの奥側やホース、パイプなど、ご家庭では掃除しづらいですよね。私たちは機器などを分解し、高圧洗浄や丸洗いによってカビを除去していきます。特に浴槽のエプロン(バスタブを保護するカバー)の中はカビの温床になっていることもありますので、そういった家庭で分解するのが難しい箇所もしっかりお掃除させていただきます」

 

お母さん「それは助かりますね! 家庭で掃除しきれない箇所は、今度プロの方にお願いしてみようかしら。まずは尾崎さんに教えてもらったお掃除方法で、大掃除を頑張ります!」

 

洗車ブラシを使った、簡単お風呂掃除

①洗車ブラシはホームセンターで買える1000円程度のボディ用でOK。毛先が歯ブラシのように細かく分かれているため、タイルの目地など細かな部分が掃除しやすい。

②お風呂用の中性洗剤を洗車ブラシの毛に浸ける。お掃除する箇所は先にお湯で濡らしておく。

③床や壁をブラシの先で軽くポンポン叩くようにして洗剤を広げる。洗剤を広げたままの状態で、1~2分間ほど置く。

④ブラシを細かく動かしながら磨く。力を入れすぎるとお風呂場を傷付けてしまう可能性があるので注意。最後はお湯で洗い流して、お掃除完了。

 

まとめ

家にあるグッズで簡単にカビ取り!

特別なグッズを買わなくても、お家にあるものでカビ取り掃除ができるだなんて驚いたわ! 尾崎さんが紹介してくれた掃除方法を取り入れれば、今年の大掃除ははかどりそうな予感。お父さんや子どもと一緒に掃除をするときも楽しくできそう。来年もいい年を迎えられるように、お家をきれいにするわよ!

 

教えてくれたのは……

「おそうじ本舗」商品・サービス開発責任者/尾崎真さん

おそうじ本舗加盟店のスーパーバイザー職を経て、商品・サービス開発責任者に就任。多くの洗剤や機材メーカーとの人脈を持ち、最先端の洗浄技術に精通。テレビや雑誌、新聞をはじめとしたメディアにも登場し、専門的なプロの技や家庭でできるお掃除方法を紹介する。
【Twitter】@osoujihonpo
https://www.osoujihonpo.com/

 

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