新しい電子たばこブランドが日本に誕生。KEIAN(恵安)は、2019月12月中旬より順次、“ニコチン・タールフリー”の加熱式電子たばこ「Lolly PRO(ローリープロ)」をはじめとした、ローリーシリーズの発売を開始すると発表しました。加熱式たばこの最新事情が気になる編集部員・野田がレポートをお届けします。
使い切りとフレーバータイプの電子タバコ、加熱式タバコの3種
KEIAN(恵安)はPCパーツやデジタルフォトフレームなどの製造・販売で知られるメーカー。発表会では、代表取締役の黄 安信氏が登壇。「ローリーシリーズの開発のため、中国深セン市に研究開発センターを開設しました。そこで開発したリキッドは、米国FDA(アメリカ食品医薬品局)に認証されています」とのこと。今回発表されたのは、3種類の電子たばこ。ローリーシリーズはネットショップ、家電量販店、VAPEショップなど順次販路を拡
まずは、使い切りの電子たばこの「Lolly(ローリー)」。フレーバー数はライチ味、マンゴー味、ブルーベリー味、アップルソーダ味、ミント味、エナジーチャージと6種類ラインアップしています。本体はコンパクトなおかつカラフルなデザインで、約300回の吸引が可能。甘すぎず、すっきりとしたフレーバーでリラックス効果を与えます。女性をメインターゲットとしたアイテムで、単品売りとセット売りをしています。
続いていは「Lolly +(ローリープラス)」。ローリープラスは専用のフレーバーポッドを付け替え、本体充電で繰り返し使用できるタイプの電子たばこです。本体カラーはブルーとパープルのグラデーションが幻想的な“オーロラ”と、ゴージャスなゴールドが目を引く“ランド”の2色展開。最大の特徴は、ニコチンとタールゼロの「NICOZERO(ニコゼロ)」であること。端子はUSB Type-Cなので、汎用性高く充電でき、フル充電で吸引回数は350回。
フレーバーはエナジーチャージ、ブルーベリー味、アップルソーダ味、マンゴー味、ミント味、ライチ味の6種類をラインアップしています。オイル漏れ防止にもこだわった形状となっており、何回吸引しても最後まで味の品質が落ちないようになっているとのこと。ひとつのカートリッジで約500回吸引可能です。「他社製品よりもリキッドの容量が多いので、1個あたりの吸引回数も多いです」とのこと。
まったく新しい爽快感ある味わいを楽しめる
最後に紹介するのが、加熱式たばこ「Lolly Pro(ローリープロ)」。身体のことを気にせず、新しい味わいを楽しめる、ニコチンとタールゼロのNICOZERO(ニコゼロ)加熱式たばこです。その理由はたばこの葉っぱではなく、中国雲南省の“滇紅(てんこう)”という紅茶の種類であり、茶葉を使用しているからと言います。爽快感ある味わいを楽しめます。本体カラーはレッド、シルバー、グリーンの3色から選べます。1回の吸引時間は15バフ、または300秒です。フル充電の場合、連続で13本楽しめます。
専用スティックは、すっきりとした味わいの「メンソール」とスタンダードな味わいの「レギュラー」の二つを用意。サイズはアイコスの専用スティック「ヒートスティック」と同じです。しかも、ローリープロはアイコス互換機としても使用できなくはないといいます。ということは、逆にローリープロ専用スティックをアイコスで吸うこともできるということでしょう。
充電ケーブルを差したままでも、喫煙モードに切り替えが可能。ですので、ケーブルを繋いだままでも喫煙ができるわけです。5分で30%の充電ができ、フル充電は28分で完了します。
加熱ブレード切れがしづらい安心構造で、自動クリーニング機能が付いています。過熱温度は一定なので煙の満足感は高く、表面温度は43度までなので手にもやさしいです。
また、ゲストとして日本医師会認定産業の渡邊宏行先生が登壇しました。「たばこの煙には、4000以上の科学物質が含まれています。その中に有害物質が200種類。さらに、その中に発癌性物質が50種類。ニコチンはそのひとつです。血管が収縮されることで脈拍が増加し、心臓に負担がかかり、その結果、高血圧になりやすくなります。ニコチンは依存性が高いのも特徴で、切れると離脱症状を起こします。一番は禁煙をオススメしますが、やめられない方にはニコチンゼロのたばこは優良な選択。その先の禁煙に繋がっていくのではないかと思います」とのこと。昨今では受動喫煙も問題視されており、喫煙者には肩身のせまい世の中ですが、ローリーシリーズは禁煙のサポートをしてくれるデバイスでもあるのでした。
こと加熱式たばこでいうと、JT「プルーム」、フィリップ・モリス・ジャパン「アイコス」、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン「グロー」、インペリアル・タバコ・ジャパン「パルズ」があります。今回新たにローリープラスが加わり、加熱式たばこの選択肢が5ブランドに広がったわけです。ユーザーの趣向によりけりですが、自分の身体と相談しながら加熱式たばこを楽しんでほしいと筆者は思います。
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