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2020/1/4 20:00

本番はこれからだ! 全国の「雪まつり」で冬を満喫

雪が舞い始めると、なぜかわくわくした気持ちになる人も少なくないでしょう。建物や木々が雪化粧により美しく見えたり、白銀がイルミネーションにより幻想的な世界へと変身することもあります。実は雪の多いエリアでは、この季節、さまざまな雪や氷の催しが行われています。そこで、どんなイベントがあるか少しご紹介――。旅先では、寒さを吹き飛ばすほどの感動・体験に出会えるはずです。

 

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雪まつりといえば、こちら。毎年200万人以上の来場者数を誇る「さっぽろ雪まつり」(北海道)は、日本の冬を代表する雪まつりと言えるでしょう。開催期間は2月上旬の2週間。3つの会場に約200体の雪氷像が並び、すべり台やスノーラフトのアクティビティ、北海道グルメなどが楽しめます。大通公園を中心とした約1.5㎞にわたる大通会場には、迫力のある大雪像をはじめ、人気キャラクターや世相を反映した作品も多く、見応え十分。近年ではプロジェクトマッチングも人気です。

↑さっぽろ雪まつり

 

雪氷像に限らず、花火やイルミネーション、ご当地グルメ、音楽、アクティビティなど、趣向をこらしたイベントで観光客を楽しませてくれる雪まつりも多く、「いわて雪まつり」」(岩手県)、「裏磐梯雪まつりエコナイトファンタジー」(福島県)、「大内宿雪まつり」(福島県)、「白い愛の祭典 十日町雪まつり」(新潟県)、「つなん雪まつり」(新潟県)、「山中湖 富士山雪まつり」など多岐にわたります。自分好みの雪まつりを探すのも一興でしょう。

↑裏磐梯雪まつりエコナイトファンタジー(写真提供/裏磐梯観光協会)

 

雪に対して“氷のイベント”も、人気は負けていません。例年1月下旬~2月中旬に開催される「千歳・支笏湖 氷濤まつり」(北海道)は、日本最北の不凍湖(冬でも凍結しない湖)である支笏湖の湖水をつかった一大イベント。透明度の高い湖水をスプリンクラーで吹き付けて凍らせた、大小さまざまな氷のオブジェが観光客を迎えてくれます。日中は日の光に照らされ、“支笏湖ブルー”と呼ばれる淡く美しい青色のグラデーションに。夜は色とりどりのライトにより昼間とは違う雰囲気を楽しめます。

 

一方、昔ながらの伝統行事も情緒があります。「横手のゆきまつり」(秋田県)は、“横手かまくらまつり”とも言いますが、450年以上続く水上様を祀る小正月行事。市内に設置される80~100基ほどのかまくらの中では、子どもたちが「はいってたんせ(かまくらに入ってください)」「おがんでたんせ(水上様を拝んでください)」と言いながら、甘酒やお餅でもてなしてくれます。子どもたちとほのぼのとした時間を過ごせます。

↑横手のゆきまつり

 

雪はそれ自体がどこかノスタルジックな雰囲気を醸し出しますが、ロウソクの灯りとの相性も抜群。ゆらゆらと揺れる影と優しい光に照らされて幻想的な世界に浸れます。例えば「青根温泉雪あかり」(宮城県)は、小さな雪のほこらがずらりと並び、その中にロウソクが灯ります。その数約2000本。雪上にオレンジ色の灯りが広がる風景を眺めていると、厳かな気持ちになってしまうかもしれません。

 

みちのく五大雪まつりのひとつ「弘前城雪燈籠まつり」(青森県)も、“幻想的な世界”という意味では見逃せません。弘前城の雪化粧も素敵ですが、夜は天守や老松がライトアップされ、郷愁を誘います。周囲にはロウソクを灯したミニかまくらが並び、訪れた人たちを幽玄の世界へ誘います。

↑弘前城雪燈籠まつり(写真提供/公益社団法人弘前観光コンベンション協会)

 

いかがでしたでしょうか。雪まつりをはじめとする冬のイベントは、1月から2月にかけてが本番です。最寄りの雪まつりなどの詳細情報を手軽に入手したいなら、旅行検索サイトで調べるのが近道。ぜひ、週末などを利用して足を運んでみてはいかがでしょう。幻想的な雪と氷の世界があなたを待っていますよ。

 

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