英会話学習者で困っている人、海外に行ったときに困ることが多いのが、英語の『リスニング』ができないこと。
『英語が聞き取れない〜』という状態。
リスニングを上達させる方法は世の中に溢れていますが、リスニングができない原因はいくつかあり、その原因に沿ったトレーニングをすることが大切です。
大前提として、『自分が言える音は聞き取れます』。
さらに詳しくリスニングを上達させるための方法をお伝えします。
なぜ英語のリスニングができないのかを考えよう
映画や海外ドラマを観ていて、
I love you.
Thank you!
という英語は聞き取れる人も多いはず。けど、長文の英語になると『???』という人が多いのではないでしょうか。
原因をシンプルに整理すると、大きく2つあります。
* 何と言っているのかわからない
* スピードに追いつけない
それをシンプルに解決するには、
* 言っていることがわかるようにする
* 理解のスピードを上げる
ということになりますね。
それぞれ、解決策が変わるのに、やみくもに上達させようとすると、
『リスニングが上達するという教材を買ったのに〜全然英語が聞こえない〜!』
ということが起こってしまいます。
英語で何を言っているかわかるようにする
『英語で何を言っているかわかる』ために必要なのが音理解と意味理解です。
英語の音理解とは?
たとえば、
water = 水
日本語では『ウォーター』ですが、英語では『ワラ』と聞こえます。つまりwaterという単語は知っていて意味も理解しているのに、『ワラ』と言われて『水』と理解できないと、困っちゃいます。
そこで『ワラ』と言われて『water = 水』だと認識できることが音理解です。
音理解をしやすくするのがフォニックスです。リスニング力の向上にはいろんなトレーニングが推奨されていますが、私はまずフォニックスを一番最初にやることをオススメします!
フォニックスとはアルファベットの鳴き声で、詳しくは先日もご紹介したこちらの動画をどうぞ。
フォニックスが『できる』ようになってから、『シラブル(音節)』や音の変化にチャレンジすることで、リスニングが上達していきます。
英語の意味理解とは?
『何を言っているのか?』がわかっても、長文の英会話となると聞こえない理由は、意味の理解が追いつかずに、途中から会話が聞けなくなることです。
それを解消するのが英語脳です。
英語脳とは英語を聞いたまま理解していくことです。
英語を『学問』として教える教材、スクールが多いので、英語を聞いたときに一度日本語に訳して理解する癖がついてしまっている人が多いです。
英語と日本語は文章の語順が違うし、その癖があると、文章の理解に時間がかかり、追いつかなくなります。
英語脳をつくるには『英語を話す』こと。
『英語を話せないのに、英語を話す???』
もちろん、最初から母国語の『日本語』と同じように英語が話せるわけがないので、少しずつ簡単なことから英語で話していきましょう。
とくに大人は、『いまの母国語レベルで英語を話せないといけない』と考えてしまう人が多いので注意です。
簡単な英語から話すためのトレーニングはこちら。
さらにリスニングを強化する
上の2つを組み合わせてNextepが開発したのが、『速音トレーニング』です。ぜひ動画を観ながら一緒にトレーニングしましょう!
リスニングは70~80%わかればOK!
『英語が100%聞きとれないのがダメだ〜』
という方も多いですが、第二言語であれば70〜80%理解できれば十分です。
目標を高く設定することは良いですが、目標に縛られて『ダメだ〜』と考えないこと!楽しむことが大切です。