ライフスタイル
2020/4/9 17:30

在宅勤務は集中できない…という人におすすめの時間管理術「ポモドーロ・テクニック」と活用アイテム

新型コロナウイルスの流行により、自宅での仕事を余儀なくされている方が増えています。しかしいざ家の中で仕事を始めようとしても、環境がガラリと変わると想像以上にいつも通りのパフォーマンスを発揮するのは難しいですよね。家には同僚や上司の目はありませんし、部屋の中にはテレビ、漫画、ゲーム、ネットなど多くの誘惑が転がっています。

 

集中メソッド「ポモドーロ・テクニック」をアイテム活用で実践!

かくいう私は5年前からフリーランスライターとして働き始めたのですが、当初は仕事に集中できなくて困りました。そんな私が集中を途切らせることなく、効率的に仕事をできるようになったノウハウが「ポモドーロ・テクニック」です。

↑ポモドーロ・テクニック開発者による公式本も発売されています

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↑私はポモドーロ・テクニックをYouTuberの瀬戸弘司さんの動画で知りました

 

実は、いまだ私は公式本を読んだことはないのですが、ポモドーロ・テクニックが「人間の集中力は25分以上続かない」ので、「25分作業、5分休憩」を1クールとして繰り返し、4クール目を終えたら15~30分の長い休憩をはさむ……という仕事術であるということのみを理解しています。それ以外にもいろんなロジック、効能などがあるかもしれないので、興味のある方はぜひ公式本をご覧ください。

 

このポモドーロ・テクニックは注意力散漫でズボラな私にピッタリとハマりました。「まずは午前中いっぱい仕事しよう」とか「この仕事を一気に片付けよう」とか考えても、あまりに先が長すぎて、高い山を見上げたときのようにゲンナリしてしまいます。

 

しかし、「とりあえず25分だけ仕事すればいいんだ」と思うと取りかかるにあたってのハードルが下がりますし、「せめて25分間はSNSや漫画は我慢しよう」などと意外に誘惑に打ち勝てるんですよね。

 

ちなみ私は、25分の作業の間は、メール、Messenger、SNSのDMはシャットアウトします。これらをチェックするのは5分の休憩の間だけです。というわけで家族には急ぎの時には電話するように伝えています。

 

さて、このポモドーロ・テクニックに必須なのが25分、5分を刻むためのタイマーなのですが、自分に合うものを探すのに結構苦労しました。何事も形から入る私は公式本の表紙を見て、トマト型のキッチンタイマーを買ったのですが、これがカチカチと音がうるさかったんですね。結局、購入した当日に押し入れに仕舞ってしまいました。そしていまは所在がわからなくなっています。

↑ゼンマイ式のトマト型キッチンタイマーはデザインが可愛らしいですが、カチカチとした音が煩わしくなってくるのでポモドーロ・テクニック用には不向きです

 

つぎに試したのが「Be Focused Pro – Focus Timer」というポモドーロ・テクニック用のアプリ。これは結構よくできていて4クール目の長い休憩にも対応するなど細かく設定できるのですが、アプリを起動して、タイマーをスタートさせるという操作がスマートではないなと思い、改めてリアルなタイマーを探し始めました。

↑きめ細かく設定可能な「Be Focused Pro – Focus Timer」は非常によくできています。ただ、私には合わなかったというだけです

 

で、最終的にたどり着いたのが「Cube Timer」という立方体のタイマー。これはタイマーとして設定したい数字を上に向けて置くだけで、すぐカウントダウンが始まるんですね。もちろんゼンマイ式タイマーのようにカチカチとした音は鳴りません。ただボディ内のLEDの点滅が明るすぎて気が散るので、視界の外に置いたほうがよいと思います。

↑Cube Timerは複数の種類があるのですが、ポモドーロ・テクニック用には5分と25分の設定がある赤いタイプをお選びください

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↑タイマー作動中はLEDの点滅が気になります。もうちょっと控えめな明るさにしてほしかったところです

 

ポモドーロ・テクニックが万人に向いているのかどうかはわかりませんので、いきなりアプリや、Cube Timerを買ってしまうと、ご自身に合わなかったときに無駄な出費となります。まずは100円ショップで売っているキッチンタイマーなどで試してみてはいかがでしょうか? その後、ポモドーロ・テクニックを気に入ったら、改めて常用したくなるタイマーを探すのがよいと思います。

 

身体の集中力を維持するために、電動上下昇降デスクを導入

さて頭ではなく、身体の集中力を維持するために役立っているのが電動上下昇降デスク「Swift」です。座りっぱなしでいるのって逆に疲れますよね。そこで電動上下昇降デスクを購入したのですが、座り疲れたときにボタンを押すだけでいつでも立ち仕事に移行できるので、腰の負担が軽くなり、いい気分転換にもなります。

 

意外だったのが、仕事の終盤のブースト効果。「この仕事が終わるまでは座りません!」と覚悟して作業を開始すると、だらけることなく思わぬ集中力を引き出せます。もちろんテレワークならではの運動不足の解消にも大いに役立ちます。

 

15万円前後とかなり高価な机なので気軽には勧められませんが、新型コロナウイルス収束後もテレワークを続ける予定なのであれば、ぜひ導入をご検討ください。

↑Swiftの品質は抜群ですが相応に高価です。耐久性は保証できませんが、まずは5万円以下で販売されている電動上下昇降デスクで試してみるのもいいかもしれません

 

座り仕事につきまとう腰痛のケアもしましょう

実は最後のアイテムがイチオシなのですが、慣れない長時間の座り仕事で腰が疲れたら「ストレッチローラー」を試してみましょう。通販サイトで検索するとたくさんの製品がリストアップされますが、個人的にオススメなのが「Rumble Roller」。Amazonで7150円と少々お高いですが、体重100kg超えの私が4年使い続けていまだほとんどへたっていないので耐久性は折り紙付き。無数の突起で、強力に腰のこりをほぐしてくれますよ。

↑禍々しいほどの突起が出ていて一見痛そうですが、腰のツボに入りまくりで気持ちいいんです

 

テレワークをいざ始めると、仕事の取り組み方、それを支えるアイテム探しに試行錯誤することになると思います。今回の記事が、皆さんの試行錯誤の時間を短縮できることお祈りしています。