習得レベル
- 知らない
- わかる
- できる
- 教えられる
「そんなのわかりきってるよ!」と思ったそこのあなた!
この習得レベルをコントロールしていますか?
これができない人は、欲張って遠回りしたり、挫折する人が多い。
例えばこちらの英語
I am able to speak English.
I can speak English.
私は英語を話せます。 意味は同じです。
私は初心者に、上の1つめの文章は教えません。
「どういうときにどっちを使えばいいの?」
「違いはなに?」
と質問されても説明しませんし、この時点で「できる」ようにしません。
混乱するだけだから。
あれこれ気になっちゃう人ほど基礎を理解していない人が多く、「I’m going to study English. 」でいいのに、「ネイティブはこう言う」と聞いて使ってみたら「I gonna study English.」とam が抜けていたり…。
レベル以上のことを知っても、逆に混乱して話せなくなる。
プラス2(現状+2レベル)以上の状態は学習効率が悪い
私は教材マニアで、英語教育系の本をよく読みますが、ざっと目を通して2割以上わからない内容の本は選びません。
いまの自分に必要な知識なのか判断して、無理に背伸びしない。
講師がいる人は、その判断を講師に任せてしまえばOK。きちんとした講師なら加減がわかるし、無理なレベルも勧めないから成長が早い。
負荷が「プラス1」の状態をキープすることが大事です。
何を「できる」にするか決める
単音のフォニックスができてないのに、発音を意識して文を言う練習をしても意味がない。
発音を改善したいなら、発音の基礎から集中してトレーニングすべき。
逆に、文を作るトレーニングをするときは、発音のことは忘れる。
瞬発力を鍛えるので、細かい冠詞や三単現のsとかは気にせず、とにかく話す。
優先順位を決めて、「わかる⇒できる」になったら次へ進み「できる」を増やせばいい。
「意識せずできる」にするならアウトプット
『できる』に慣れると、『意識せずにできる』ようになります。自転車や車の運転と同じかな。
だからプラスワン英語法では、トレーニングの延長として、自分の行動や目にしたものを英語で言う習慣をつけてもらいます。
「ネイティブはそんな言い方しないよ!」
みたいな細かい指摘をする『英語警察の人たち』は、車の運転初心者に横からアレコレ言うのと同じ。
逆に事故しやすくなるし、運転が楽しくなくなる。
だから無視でいい。
自分のペースで焦らず、楽しくです。
「わかる」と「できる」についての動画はこちらです。