「英語を話すには、どれくらいの量の単語を覚えればいいですか?」
とても多い質問です。結論からいうと、まずは900語を”使える”ようにしましょう。
900語というのは、過去に中学校の3年間で習った単語の総数です。(2012年4月以降は1200語に変更)
それで日常英会話のだいたい75~80%は理解できます。
単語量が少ないと英語は話せない?
まず、学校や資格試験のための英単語数の目安を見てみます。
ではここに、日常会話で使われる単語数の目安をあてはめると…?
意外と少ないのに驚きませんか?
英検5級レベルからもそう遠くなく、そこに中学レベルの単語を少し加えたら900語なんてすぐ。笑
ちなみに、私が生徒さんにお勧めしている単語帳「ランク順英検5級英単語650」にある動詞の一部はこんな感じ。
have go come work
put take give get use
make think know like want
eat drink buy talk watch listen引用元:ランク順英検5級英単語650
知っている単語ばかりですよね?これらだけでも日常でかなり多くのことを伝えられます。
ただし!ポイントは ただ『 覚える 』のでなく、文章で『使える』ということ。
✖ 知ってる 〇使える単語量がモノをいう!
日本語の意味を事務的に暗記するだけじゃダメなんです。
その単語からすぐイメージがわいて文に組み込めないと、使えるとは言えません。
すでに中学校で、会話に困らない数の単語を学んだのに、なぜみんな英語が話せない?
インプットしただけで、頭の引き出しからパッと取り出すトレーニングをしなかったから。
例えば、take を使ってすぐに幾つのセンテンスが作れますか?
I’ll take a walk.
Please take off your shoes.
He took me to the station.
Are you going to take Friday off?
It took 15 minutes to finish my task.
語彙力が足りないな~と感じて単語帳を買ったら、丸覚えして終わりでなく文中で自由に操れるようになりましょう。
900語を全部頭に入れてから「さあ話す練習!」でなく、今日10単語覚えたらすぐ文の中で使う。
そしてまた次の10単語に進む…を繰り返すほうがよほど効果的です。身近な場面を想定してブツブツ呟いてください。
私の生徒たちは、こんなカードを使って楽しく練習しています。
自宅で簡単にできる!動詞の幅を広げるトレーニング