旅行などで海外に行き、英語で注文したら頼んだものと違うのが出てきた、なんて経験ありませんか?
私の生徒さんで多いのが、「コーヒー」と言ったところ、何度も店員さんに聞き返されたあげく、最後にはCoke(コーラ)が出てきた、というパターン。
母音、日本語にない音が英語発音のカギ
何故かって? それは母音の発音が間違っているから。
英語のa, i, u, e, oと日本語のアイウエオは同じじゃないんです。coffee のOが思いっきり「オー」の音だと、Coke のO(オゥ)だと思われて、高い確率で通じません。
実際このcoffeeのOは、アとオがミックスしたような、どちらかというとアが強い音です。
さらに、feeの部分も 「ヒー」ではなく、 Fで下唇の内側を軽く押さえて息を漏らします。英語のFは日本語にない音なので、意識して出さないといけません。
アクセントの位置も大事。日本語だと「コー」と「ヒー」を平坦に言うか、ヒーで調子がやや上がりますね。でも、英語のcoffeeは、頭の部分にアクセントが付きます。
カタカナだと表しにくいのですが、強いて言うならば、日本語:「コーヒー」⇒英語:「カァフィ」です。
なりきってこそのエイゴ!
日本ではまだあまり知られていない、アルファベットの鳴き声「フォニックス」。これを踏まえるだけで、英語の発音はガラッと変わります。
bag は、baggu 「バッグ」とカタカナ読みしたりはしませんよ!
座るという意味の sit 、shitto 「シット」と言ってしまうと意味が変わって大変なことに!
日本で英語を「英語らしく」発音すると、「なりきっちゃって~」なんてからかう人が今でもいるようです。でも、それっておかしい。 カタカナ読みして英語スピーカーに通じない発音じゃ意味ないわけですから。
本来の英語の発音を真似て言うのは、カッコつけてるんじゃない。そのほうがカッコいいんです。
さて、上で出た単語 bagやsit、英語ではいったいどう発音したらよい?
次の動画でトレーニングして、海外でちゃんとcoffeeが頼める発音を目指しましょう。Good luck!