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2016/8/9 17:00

【花王会社訪問】自社製品を使って当たり前! 正道を歩ませる「花王ウェイ」の浸透力に企業の偉大性を感じた

ヨシムラヒロムの一階通信 第十階 花王株式会社

 

連載「一階通信」ではエントランス部分から見える企業の顔を取り上げる。1階にエントランスがない企業も多々あるが、それはご愛嬌。受付や入口があるフロアを総じて「1階」と呼び、エントランスから企業を紐解く。今回は月のロゴマークでおなじみの花王株式会社を一階通信させてもらった。

 

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■母親からもらったクイックルワイパーに運命を感じた

日々生活を営むなかで必要な道具。使っていると、“あ、コイツとは一生の関係になるな”と直感するものがある。自らの経験をかえりみて、思い出すのは中二の時に触ったiMac。初めてインターネットを繋ぎ、ソフトで絵も描き、読書感想文も書いた。もちろん、このiMacはいまでは使用していないが、現在もMacを使って仕事をしている。

 

最近だと、クイックルワイパーにそんな出会いを感じた。自分で事務所を借りた5年前、母親から「2本あるから1本あげる」と渡されたのがキッカケ。実家で働いた10年選手だったので、柄の部分の調子は少し悪かったが、ガシガシと使った。

 

2年ほど経ち、流石に疲れが目に見えてきたので引退。新しい物を買うことに。スーパーで見ていると、クイックルワイパーと同じ形状をしたものが数点ある。“ま、いいか”と一番安いものを購入し、早速使ってみた。これがダメだった。のちのちわかったことだが、クイックルワイパーの模倣品だったのだ。シート面の滑りか悪く、非常に使いづらい。買ってしまったからには仕方ないと、いつもの如くガシガシと使ったら1か月で壊れてしまった。

 

その後、純正品を購入すると、まぁ最高で。初代よりも幾分進化しており、よりストレスなく掃除ができた。クイックルワイパーは「現代の箒」と呼んでも恥ずかしくない、優れた道具である。

 

ちなみに、クイックルワイパーは花王の商品。愛用しておきながら、今回の取材まで知らなかったのだ。恥ずかしい話ではあるが・・・。

 

■人が身体を洗い始めたのは紀元前1世紀のこと

東京スカイツリーのお膝元、墨田区文花に「花王株式会社すみだ事業場」がある。ここには花王の研究所、工場、そして花王ミュージアムが入っている。

 

広報のKさん、コピーライターのSさんに案内され、まずは花王ミュージアムを拝見。「ご取材して頂くからには花王の素晴らしさを知って欲しい!」とオススメされたのである。

 

また、ミュージアムのクオリティが高いんだ、コレが。社史どころではなく、「いつから人が身体を洗い始めたのか?」という清浄文化の歴史が紐解かれる。なので、展示のスタートは人が身体を洗い始めた、紀元前1世紀の古代ローマ都市ポンペイのジオラマからスタート。当時の技術力は高く、水道管を通って公共浴場に供給されていたそう。まさに、漫画テルマエロマエの世界観だ。

 

清浄文化史を見た後は、花王の歴史ゾーンへと進む。ここまでの展示を見ていると、身体を洗うことへの興味も俄然高まっている。だから、花王石鹸という知った単語が出てくると、“お! 遂に出た!”と自然にテンションも上がる。そういった仕組みになっているんだ、花王ミュージアムは。

 

1890年、花王は日本初の高品質石鹸「花王石鹸」の発売を始める。かけそばが1銭の時代に、3個入りで35銭。能書や証明書を印刷した6枚の紙を重ねて包装し、桐箱に収めた花王石鹸。展示してある現物を見ると、高級な贈答品のような風情を醸し出す。外国石鹸からすれば4分の1の価格だったというが、贅沢な嗜好品であることに間違いない。

 

花王の始まりである花王石鹸、今では「花王ホワイト」として販売されている。「クリームみたいな石けん」として、1970年以来愛され続けている商品。値段も3つで200円ほど。現在は、清浄文化が始まって以来、高品質かつ低価格の石鹸をっとも使える時代だろう。

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■花王の企業理念「花王ウェイ」とは?

花王のグレートヒストリーを目撃したのちに向かったのは、コミュニケーションプラザ。ここでは花王の今を体感できる。つまり、最新商品が置いてある空間だ。ここに例のクイックルワイパーがあったことで、花王の商品だと知ったのである。

 

今まで自由に展示を見させていただいが、Kさん、Sさんが「是非、これを見てください!」と唯一指示したのが、花王の企業理念(正式名称:花王ウェイ)が描かれたパネルだ。ピラミッド型になっており、上から順番に使命、ビジョン、基本となる価値観、行動原則が並ぶ。

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「花王ってざっくりいうと、どんな会社なんですか」と尋ねると、お二人は声を揃えて「誠実で安心・安全なイメージが高い会社です」と言う。「花王ウェイの基本となる価値観の中に、『正道を歩む』という指針があるように、『人の道を外れてまで利益を追い求めてはいけない』という考え方が社員に根づいています」と熱く語ってくれた。

 

そして最後、今回の目的地のエントランスに案内された。広いスペースの片隅には、花王の商品が入るショーケース。清浄文化、社史、花王ウェイが脳内にある状態で見ると、ひとしお身にしみる。「ちなみに、お二人は化粧品も花王なんですか?」と聞くと「もちろんです!」と即答。花王製品は、花王社員からの信頼も厚いのである。

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帰宅後、頂いた「花王ホワイト」を使い身体を洗った。今まで使用していたものよりも、明らかに泡がきめ細かくクリーミー。そして、シャワーで流すと甘い香りが鼻をくすぐる。“あ、コイツとは一生の関係になるな”と直感した瞬間だった。

 

【花王株式会社の一階通信見どころまとめ】

①花王石鹸から花王ホワイトへ 受け継がれる花王石鹸のDNA

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②花王ウェイ

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③花王の商品が入るショーケース

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