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2021/2/6 19:30

妻の肝機能低下を祈り、娘との関係に悩み、トークショーに遅刻する映画監督の哀愁

「足立 紳 後ろ向きで進む」第10回

 

結婚18年。妻には殴られ罵られ、ふたりの子どもたちに翻弄され、他人の成功に嫉妬する日々——それでも、夫として父として男として生きていかねばならない!

 

『百円の恋』で日本アカデミー賞最優秀脚本賞、『喜劇 愛妻物語』(全国公開中)で東京国際映画祭最優秀脚本賞を受賞。いま、監督・脚本家として大注目の足立 紳の哀しくもおかしい日常。

 

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1月1日

昨日、夜更かししたので子どもと妻は朝寝坊しているが、私は駅伝を見るために7時くらいに起きてテレビをつけた。そのとたんに、妻が「うるさい!」と怒鳴った。私としては気を遣った音量なのだが、妻にしてみれば怒りで震えるくらい爆音らしい。その妻の声は聞こえないふりをして駅伝を見続ける。

 

家族全員で午後から近所の2つの神社に初詣。当たり前だが例年より人出がかなり少ない。保育園に行く前に、毎朝通っていた神社で息子の友達とその両親に会う。私は目も悪い上になかなか人の顔を覚えるのが苦手だ。ましてや、帽子でマスクなどされていたら、はっきり言って十中八九認識していない事が多いので曖昧な会釈をしてしまった。

 

帰宅途中、電気屋でコントローラーと、Chromecastなるものを買う。前者は娘息子とサンタさんがくれたNintendo Switchを一緒にやるため。一筋縄ではいかない子ども達とどうにかしてコミュニケ―ションを取ろうと努力しているがすでに「あつまれ どうぶつの森」は飽きてしまったらしい。ゾンビゲームにしようと言うが、息子は頑なに嫌がる。

 

後者は本日から始まるAbemaTVでの「アンダードッグ」をテレビ画面で見るため。スマホやタブレットで映画を見ることにまだ慣れない私はTVで見られる方法を探ったのだがよく分からず、妻に調べてもらった。息子と昼風呂に入っている間に妻に設定してもらい、風呂上がりアイスを食べながら息子、娘と「アンダードッグ」鑑賞。R15なのでエロシーンは目と耳をふさいで。

 

素晴らしいボクシングシーンに息子、くぎ付けになる。格闘技を習っている息子は「アンダードッグ」をずっと楽しみにしていたのだ。今年は私の実家にも妻の実家にも帰らずひたすらダラダラの元日。これが本来の正月の過ごし方のような気もする。

 

1月2日

年末年始、親戚にも会えず、外出も出来ないため、娘の友達が3人泊まりに来た。クソ狭い我が家に中学生の女子が4人いるというのはなかなかの事だ。

 

昼間はとりあえず家を女子たちに開放し、私と妻は息子と遊びに出かけ、夕方順番にお風呂に入ってもらい、一斉に食事。私が張り切って肉料理を作った(※もちろん私も色々作っているのに、必ず自分だけが作ったみたいに姑息にアピールするせこさが死ぬほど嫌いだ by 妻)。

 

皆さんさすがに食い盛りでよく食べるし、よくしゃべる。そのおしゃべりに「おじさん、料理すごく上手でしょ」などとニタニタして入っていくと、娘が「いいから、入って来なくて」と言った。妻は「お前、『アメリカン・ビューティー』のケビン・スペイシーなみに気持ち悪い」と言った。その後、娘たちは2階に行ったが、深夜の1時過ぎまで何をしているのかドタンバタン暴れている音が聞こえた。

 

1月3日

深夜までおしゃべりしていたらしい娘たちが10時ごろに降りてきたので、私は得意のトマトクリームパスタを朝食兼昼食に振舞った。朝から生クリームたっぷりでヘビーかな? と思ったが結局ぺろりと平らげて、彼女たちは『約束のネバーランド』を観に映画館に行った。

 

娘の友達を見ているとどの子も素直で朗らかで溌剌とした良い子に見えるが、あの子たちも家では私の娘のようにクソビッチになるのだろうか? まったく想像がつかない。

 

1月6日

11月に撮影した短編映画の合評会。中村義洋監督、窪田将治監督と私とでワークショップをして3つの短編映画を作ったのだ。それぞれに面白い作品になったと思うので、出てくれた俳優さんのためにも何とか人目に触れる形にもっていけるといいなと思う。

 

それぞれの作品の俳優さんやスタッフと話していると、撮影の西村さんに毎日映画コンクール撮影賞受賞の電話がかかってきた。「アンダードッグ」での受賞だ。普段は寡黙な西村さんが静かに昂っている様子が伝わってきて、他人の幸福にはめっぽう厳しい私ですら、珍しく嬉しくなり心の底から「おめでとうございます」と言った。

 

とその時、そう言えば私も「アンダードッグ」「喜劇 愛妻物語」と2本も脚本賞にノミネートされていたことを思い出した。

 

今、西村さんに連絡が来たということはもしや私にも! と勇んでカバンの中のスマホを探した。ノミネート作はぜんぶで5本だから、うち2本も(としつこく自慢はしておく)ノミネートされている私が確率的に言えば受賞する率が一番高い。これは期待するだろう。

 

スマホを見ると知らない番号から着信が残っていた。その瞬間心臓がドキン!と縮みあがった。まさか事務局から受賞の電話か!? そうに違いない! 高鳴る胸に手を当てつつ留守電を確認したら、息子の習い事の先生からでひどくがっかりした。先生にかけ直すこともしなかった。

 

しかし、毎日映画コンクールに関しては「アンダードッグ」で森山未來さん主演男優賞、「喜劇 愛妻物語」で水川あさみさんが主演女優賞を受賞したので大満足だ。しかも「アンダードッグ」は優秀作品賞、録音賞なども受賞した。水川さんにいたってはこれまで発表されてきている主演女優賞をほぼ総なめ状態だ。これは本当にうれしい。

 

1月7日

午前中仕事。なかなかに捗らず。集中力が枯渇している。午後、立川談春の落語を聞きに行く。本日緊急事態宣言が出るし、仕事も全然進んでいないので行くのを悩んだが、随分前からチケットを取っていたし、5千円もするんだからドタキャンするなよと何日も前から妻にクドクド言われていたので、行くことにした。するとやはり面白く、全日程通いたくなってしまった。笑って免疫力が上がった気がする。

 

1月9日

息子と娘は学校へ。 今日は本当にドタバタだった。 詳細は早くウケたくてFBにも書いてしまったのだが、それをまんま転用する。

 

今日は「喜劇 愛妻物語」の舞台挨拶を横浜ジャック&ベティと川越スカラ座でさせてもらったのだが、両方とも強烈に思い出に残るものになった。

 

まずジャック&ベティではサプライズでヨコハマ映画祭実行委員長の北見秋満さんが、「今年は表彰式が中止になってしまったから」と賞状とトロフィーを持って来てくださり(主演女優賞と脚本賞をいただきベストテンでも2位だったのです!)トークイベントの最後に即席の表彰式をしてくださったのだ! このはからいには正直感激して泣きそうになった。

 

北見さん、ほんとにありがとうございました!

↑北見秋満実行委員長、粋な計らい有難うございます! これを励みに今後も日々精進していきます(by 妻)

 

お客様もこの状況の中、たくさん来てくださりうれしかった! ジャック&ベティでは11日にもジャック&ベティ恒例の大崎章監督とのトークもやりますので是非に。

 

終了後に電車に飛び乗り川越スカラ座に向ったのだが、ここで我々夫婦は映画の中の夫婦さながらに電車を乗り間違えた。

 

妻は家で留守番をしている子どもたちに夕飯のことや荷物の受け取りのことなど様々な指示をラインで出していたし、私は上映後には大切な大切な仕事であるエゴサーチをしていて、なんと鎌倉に着くまで逆方向の電車に乗っていたことに夫婦ともに気づかなかったのだ! もう頭の中は「新感染」なみのパニックだ。

 

窓を開けて飛びおりんばかりに電車を乗り換えて、新幹線どころか飛行機も含めてもっとも早く川越に着ける時間を調べた。

 

川越でのトークイベントは18時スタートなのに、どんなに早くても18時23分に川越着。そこから車で10分。トークイベントは18時からだいたい30分くらいの予定で、緊急事態宣言中にも関わらず前売り当日ともにチケットは完売していた……。

 

私の頭の中は、この時点でパニックを通り越して完全思考停止した。妻が川越で待つ配給会社の方に電車内から爆声で電話をし状況を説明。10分後に配給会社の人から妻のもとに折り返し電話があり、とりあえず上映後にお客様に事情を説明して、トークイベント後に他の作品の上映がないから待てる方には待っていただくので向かってくれとのこと。

 

妻はその間も、少しでも早く到着できる方法を検索したり、待ってくださったお客様にパンフレットを買い上げてプレゼントできないかなどまた車内から配給会社の方に電話して相談したりしていた。

 

私はずっと意識不明だったがこの状況は10年ほど前に、もう映画の仕事は諦めてお笑い芸人になろうとして、妻と夫婦漫才を組んでオーディションを受けに行き、まったくウケないので私は漫才中にテンションただ落ちからの思考停止となり横で妻だけが汗びっしょりになってネタをわめいていた忌まわしい事件を思い出させるものだった。

 

途中で意識を取り戻した私は電車を間違えた妻を戦犯だと責め、妻は「お前は脳内空白でついてきてるだけだろうが、カカシ野郎!」と電車内で怒鳴り出した。

 

結局、川越に着いたのは18時23分。劇場には18時40くらいに到着。お客様を40分以上お待たせしてしまったがスカラ座さんのはからいで、お客様たちはもう一度頭から映画をご覧になっていた。

 

スタジアムに戻ってきたマラソンランナーのごとく我々夫婦が劇場に駆け込んだときは、ちょうど映画の中の夫婦がヒーヒー言いながら高松に着いた場面だった。なんとほとんどのお客様が帰らずに待っていてくださった。そして劇場スタッフの方々も笑って迎えてくださった。

 

トークイベントで司会をしてくださったスカラ座のスタッフ飯島さんは映画の中の水川さんさながらに気風の良い女性で我々夫婦の失態をすべて笑いに変えてくださり、むしろ普通に到着していたよりも遅刻して良かったんじゃないか(イイワケナイ)くらいイベントを盛り上げてくださった。

 

スカラ座さんにも飯島さんにも、そして待ってくださっていたお客様にももう本当に感謝しかない。そしてご迷惑をおかけしてすみませんでした。いつか何かのネタにして、今回の失敗を無駄にしないようにいたします(ちなみに帰りの電車でまた妻にグジグジ言ってしまい逆ギレくらった)。

 

↑お客様が暖かく、沢山の質問をして頂き本当に感謝! サイン会でも皆様が必ず一声かけてくれて感激! いじってくれたスタッフさんにも感涙。怒涛の汗と涙の川越スカラ座でした。 上の写真は4年前「14の夜」舞台挨拶時(大崎 章監督とのスカラ座私物の特攻服姿!)(BY 妻)

 

1月12日

昨日、反抗期クソビッチ娘の陸上競技の計測会があった。我々親は、昨日も横浜ジャック&ベティで大崎 章監督とのトークがあったために計測会に行けなかったから、今朝、「昨日の陸上の計測会どうだった?」と聞いたら「すっごい良かったよ!新記録出た!」と言っていたので私は「そうか、良かった良かった!」と思った。最近、陸上がいやだとグジグジ言い出していたのだが、これで少しはやる気を出してくれたら親としてはうれしい。

 

「よし! じゃあ今晩は肉を焼いていやる!」と子どもに甘い私は、そんなことでもすぐにご褒美あげたくなってしまい肉を買いに出た。すると妻から「コーチから連絡有。昨日の陸上計測会。サボっていた」とのLINE。え、さっきのは全て演技だったのか……! と思うと逆にすげーなと怒りを通り越して感心してしまった……。

 

夜、複雑な思いを抱えたまま、でかい肉を焼いてやり、食べさせた後に「なんか嘘ついていることない?」と聞いてみたところあっさり白状。

 

「陸上行ってないし、今後二度と行かない」と平然と言い放った。今後一切やる気はないとの事。「お前がやりたいって言いだしたんだろうが!」とたまらず私はキレたが、もう陸上は絶対やめたいの一点張りで話にならず。理由は「勝てないから恥ずかしい」。カッと頭に血がのぼり、怒鳴り散らして最悪な終わり方をした。

 

1月13日

夜、終始不機嫌な娘と妻と話し合い、とにかく何かスポーツは続けろと言った。やりたくないと言う子にやれというのは親のエゴだが、でもどうしても娘が心底スポーツをやりたくないと言っているようには感じないのだ。ただの親への反抗として「運動なんてやりたくない」と言っているように感じたので、四の五の言わずにやれと言ったところ「野球にする」とのこと。

 

また初心者にはずいぶんハードルの高いスポーツを……。確かに昔からよくキャッチボールをしていたし、小学生のころ、投てき競技の大会で区で2位にはいるくらいには強肩だったので「野球向いているぞ」と私が何回か言った責任はあるかもしれないが、なぜ野球なのだと理由を聞くと「ドカベンが面白かったから」と萎える理由を言ってきた。いやドカベンは私も大好きだが、それで野球が続くとは思えない。だが自ら電話して体験の申し込みをしたので、体験だけでも行くだけ行ってみることにする。

 

1月16日

久しぶりに4月並みの暖かい陽気。娘の野球体験の日だ。私は地図も読めないし、知らない大人とコミュニケーションが取るのが苦手なため、妻にも付き添ってもらう。場所は戸田のほうなので朝7時半には出なくてはいけない。面倒くさくてたまらない。

 

息子は連れて行っても「退屈だ! 帰りたい!」とわめきだすのは目に見えているので学童に預けることにした。だが、息子よりも我々の方が先に家を出ることになる。誰かに頼もうか悩んだが、もう2年生だし、息子に「カギ閉めて行けるか?」と聞いたら「行けるよ! なめてんのか!」というので息子を信じて 「お握り食べて8時50分に出ろ!」と伝え出発した(そもそも地図も読めず、野球部の大人と話せない夫がダメ過ぎると思う by妻)。

 

池袋から埼京線に乗り、荒川河川敷に向かう。娘は終始不貞腐れている。8時40分に娘をグランドに届け、我々は離れたところから見ていた。ふと息子のことを思い出し、9時過ぎに息子の子どもケータイに電話すると、案の定と言うかがっかりというかまだ家にいやがった。「なにしてんだ、さっさと行け!」と怒鳴る。

 

しばし娘の野球体験を離れた場所から見ていたが、夕方まであるのでファミレスを探して妻も私も仕事をした。隣の大学生カップルの男が、そこそこ偏差値の高い大学に通っていることと、その男のバイト先のおばちゃんが、その大学をあまり認めていないことと、女のほうがそのおばちゃんにムカついていることが分かった。

 

16時に娘を迎えに行く。妻がコーチや監督に挨拶に行くのを私はかなり離れた場所から見ていた。2人が戻ってくると、娘が久しぶりに見る笑顔で「楽しかった!」と言った。暖かい陽気の中、広いグランドで伸び伸びと身体を動かせて、少しはすっきりできたかもしれない。「で、やるのか?」と聞くと、それはまだ分からないが、来週も引き続き練習には行きたいと言った。

 

1月18日

年末、スマホを自分の部屋に持ち込んで隠してやっていたので、1か月娘のスマホを取り上げていたのだが、野球の体験も頑張ったしそろそろ返すかと思い、隠し場所となっているところを見たが、ない。カンパニー松尾作品とか極私的なセンスの塊の類のものを妻が勝手に一つの汚い段ボールにまとめてクローゼットの奥に入れているのだが、よりによって妻は娘のスマホをそこに隠していた。

 

まさかと思った妻が娘を問い詰めると、根性で家中を探索してスマホを探し出しており、またもや自分の部屋に隠し持っていた。妻は激怒したのだが、私は妻に激怒した。「なんでそんなところに隠すんだ! あんなDVD見られたら全人格を否定されるだろ!」と。すると妻は「もう十分否定されてんだろ!」とキレ返してきた。

 

妻は「あと一か月スマホを取り上げる」と言うが、私としてはもう問題はそこではない。「見てたらどうすんだよ!」と言うと、「あんな映画作って見せてんだから、今さらなに言ってんの。バカじゃないの」と言う。確かに自分の両親がセックスするかしないかで揉める映画を見て笑っているのだから、問題ないかもしれないし、今のところ私に対する態度に反抗は大いにあるが嫌悪は見られていない(ような気がする)から、何とか私も何もなかったかのように娘に接していくしかないだろう。

 

それにしても、親が自分の持っているエロ本やエロビデオを子どもたちに発見されるというのは、もしかしたら自然の摂理なのかもしれない。が、どうせなら息子に発見されたかった。いや、多分されるか。息子はこのまま育てば間違いなく「ねえ、パパがこんなの見てるよ」とニタニタしながら家族の前に持ってくるだろう。やはり空気を読む訓練はある程度はさせねばならない(療育に通わせてはいるが)。空気を読むという言い方はネガティブだが、つまりは人の気持ちを考えるということだ。それが将来、パワハラやモラハラ、セクハラなどしないということにもつながる。

 

1月21日

年末、区の検診を受けて、要問診だったため区役所の検診センターへ行く(※これも一人では行けないからついてきてついてきて、と粘って粘って粘りまくったので面倒くさくなり初老夫婦二人で検診に行った。センターの先生も引いたと思う by 妻)。

最近ずっと足の先がピリピリしていたが、やはり尿酸値が9で「いつ発作が起きてもおかしくない」と言われた。当分、大好きな内蔵系は我慢しなくて行けない。あと、大好きな脂も。妻は毎日酒を飲んでいるのだが、ものすごい丈夫な肝臓らしくガンマの値が良かった。悪くなることを祈りたい。

 

1月23日

雨。野球の練習が中止になったので娘をバッティングセンターに誘ったら来た。来るということは、先日のエロDVDがあるところでスマホを発見したことは、無事になかったことにできているような気がする。

 

そういえば今年に入ってから毎週土曜日に日経新聞夕刊のプロムナードというコーナーで連載が始まった。僕以外の書き手が凄い方ばかりなので大丈夫かなと心配だ。なにせここに書いていることとほとんど変わらない内容だ。娘にエロDVDを発見されたこともネタにするかもしれない。

 

↑雨の日のバッティングセンターは激混みだった。娘は結構バットに当たっていて楽しそうだった。(by 妻)

 

夜、娘、息子と「マッドマックス」の1、2を見た。私はもう百回目くらいだ。トゥーカッターだとかヒューマンガスだとか悪役の名付け方がとにかくいい。この日からずっと息子はトゥーカッターの真似ばかりしている。ハァー! と威嚇するところ。

 

 

【妻の1枚】

 

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【プロフィール】

足立 紳(あだち・しん)

1972年鳥取県生まれ。日本映画学校卒業後、相米慎二監督に師事。助監督、演劇活動を経てシナリオを書き始め、第1回「松田優作賞」受賞作「百円の恋」が2014年映画化される。同作にて、第17回シナリオ作家協会「菊島隆三賞」、第39回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞。ほか脚本担当作品として第38回創作テレビドラマ大賞受賞作品「佐知とマユ」(第4回「市川森一脚本賞」受賞)「嘘八百」「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」「こどもしょくどう」など多数。『14の夜』で映画監督デビューも果たす。監督、原作、脚本を手がける『喜劇 愛妻物語』が公開中。著書に『喜劇 愛妻物語』『14の夜』『弱虫日記』などがある。最新刊は『それでも俺は、妻としたい』。

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