ライフスタイル
2015/9/3 16:55

今年のEVOLTAチャレンジは「世界最長距離 鉄道走行」でギネス挑戦!

 

パナソニックは、2008年から乾電池「エボルタ」を使って様々な挑戦を行っています。過去には、EVOLTAロボットを使って東海道五十三次を走破したり、トライアスロンでハワイ島を巡ったりと、乾電池の常識を覆す高性能で、多くの人に感動を与えてきました。

 

本日、8回目となる「EVOLTAチャレンジ」の概要が発表されたので、早速その詳細を紹介していきましょう。

 

「世界最長距離 鉄道走行」にギネスに挑戦!

今年のチャレンジは、単1形乾電池「エボルタ」を動力にして、秋田県にある由利高原鉄道 鳥海山ろく線約10km(羽後本荘駅〜矢島駅間)、往復20kmを走行し、「乾電池で走る車両が線路上を走行した最長距離」のギネス世界記録の取得を目指します。昨年のチャレンジは廃線でしたが、今年は営業線であることが最大のポイントのひとつです。

 

本挑戦は埼玉県立川越工業高等学校の生徒とともに実施。車両の設計・製作は同校の電気科「電車班」に所属する13人が担当、車両ボディのデザインは同校デザイン科の生徒が担当し、超本格的なものになっています。

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川越工業高校で行われた記者発表会では、同校の先生や生徒が車両を解説。製作中の車両を見る機会にも恵まれました。

 

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車両は、川越工業高校電気科の電車班の歴代の3年生が製作してきたものをベースにしたものです。外寸は、幅1500mm×高さ2900mm×長さ4000mmで車体重量は約1.1トン。人を乗せると約2トンになるかなりの重量物です。そもそも川越工業高校電気科の電車班のみなさんも、高校敷地内の線路約40mを走らせたことがあるものの、本物の線路で、しかも約20kmもの距離を走らせるのはまったく初めてのことだそう。

 

そのため、車両の各部にいままで以上の改良が重ねられています。

 

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車体フレームはフレームに溶接していたものをネジどめにすることで負荷を軽減しています。

 

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電装部分はインターロック方式を採用し、前進(または後進)中に、後進(または前進)しないよう制御し、安全性を高めています。

 

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車体ボディはフレームを組むことで耐久性が格段にアップ。ベニヤ板が隙間や段差なく組み立てられる点も注目です。

 

デザインは昨年のエボルタチャレンジを車両をベースとしたものですが、細かい部分は同校デザイン科のみなさんのこだわりが満載です。

 

DSC_2370車体完成イメージ。全体的に明るいカラーリングをしていて、前部にある大きなエンブレムと上部のエボルタくんの顔が特徴的です。

 

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サイドのラインは川越工業高校のキーカラーを使用。歯車は13人の班員それぞれをイメージした異なるデザインになっています。

 

チャレンジ本番は11月3日!

さて、この「EVOLTAチャレンジ」ですが本番が行われるのは11月3日(火)(雨天の場合は4日に順延)。車両は12時30分に出発し、約3時間かけてギネス記録を目指します。

 

GetNaviおよびGetNavi webは当日ももちろん取材! パナソニックと川越工業高校のみなさんのチャレンジに密着します! GetNavi12月号および最新web記事をご期待ください!