ライフスタイル
2023/4/30 10:30

食品ロス削減プログラム「もぐもぐチャレンジ」はご存じですか?

日本では一年間で捨てられている食材はおよそ522万トン(農林水産省・環境省・令和2年度推計値)にも上り、食の需要と供給のバランスの見直し、食品ロス削減は社会問題となっています。その問題解決を目指し、現在、食品ロス削減プログラム「もぐもぐチャレンジ」が、サミットをはじめ、全国のスーパーマーケット約300店舗で実施されています。

 

↑「もぐもぐチャレンジ」のキャラクター・もぐにぃ

 

「もぐもぐチャレンジ」とは、賞味・消費期限が迫った商品に貼られた「もぐもぐシール」を集めることで気軽に食品ロスの削減に貢献でき、寄付や抽選にも参加することができる消費者参加型の社会貢献プログラムです。

 

↑もぐもぐシール

 

楽しみながら気づけば食品ロス削減につなげようとする「もぐもぐチャレンジ」の特徴は、寄付として集められた「もぐもぐシール」を1枚=1円分として子ども食堂やフードバングなどへの寄付、また実施店舗のある地域を中心に各地の自治体と連携した、子供たちに向けた食育活動も展開しています。

 

↑「もぐもぐチャレンジ」の基本的な流れ

 

「もぐもぐチャレンジ」を開発した株式会社アッシュでは、今回インターネット上で消費者調査を実施。食品ロス問題への行動意向調査を公開しました。

 

≪「もぐもぐチャレンジ」消費者調査≫

●もぐもぐチャレンジ参加者と加盟店利用者全体の性・年代層

●買い物に一緒に行く家族

●もぐもぐチャレンジへの参加理由

●「値引きシール」と「もぐもぐシール」の目的購買率の比較

●活動参加を通じた「食品ロス問題」に対する意識の変化

●実施スーパーマーケットへの来店頻度に対する影響

 

調査結果からは、20-30代からファミリー層での参加が多く、気軽に社会貢献活動に参加できる点に共感され、参加者の81%が食品ロス問題への意識変化を実感しているといいます。また参加者の66%が「もぐもぐチャレンジ」の参加により実施店舗への来店頻度が高くなったと回答するなど、導入することで来店促進も見込めることから、今後導入するスーパーマーケットが増えていくことが予想されます。食品ロス問題解決に向けてのこの取り組み、近所のスーパーマーケットに立ち寄った際には注目してみてください。