ライフスタイル
2016/11/22 21:23

ライターがたまらず見に行ったスゴイ家って? 夢を刺激するプレミアム住宅「アーティム」がもたらす特別な価値

2016年11月10日、パナホームは富裕層に向けたプレミアムオーダーハウス「artim(アーティム)」のライフスタイルを提案する新拠点「サロン青山」がグランドオープン! それを記念して、同月18日にマガジンハウスでエディトリアル・デザイナーの石川次郎氏のトークイベントを開催し、約40人のマスコミやインテリア関係者、ブロガーなどが駆けつけました。

 

富裕層向けのライフスタイルを肌で感じる「サロン青山」

 

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「サロン青山」は、外苑前駅からすぐの場所にあります。その内部は、「アーティム」が提案する高品質な住空間が中心となっており、内部へ足を踏み入れると、吹き抜けの広々としたエントランスが出迎えてくれます。正面がリビングで、左手に入るとキッチンとダイニングルーム。キッチンは、中央に大きな一枚タイルのテーブルが配置され、冷蔵庫、食洗機、IHクッキングヒーターなどひと通りの設備を用意。今後は、こちらで料理イベントなども開催予定だそうです。2階には、吹き抜けに面したガラス張りの商談スペースもあります。

 

鉄骨住宅一筋のパナホームにとって、「アーティム」は初の本格的な木造住宅です。木材と鉄材を使ったエントランスの格子のデザインが、ブランドを象徴しつつ、ひときわ洗練された空間を演出します。

↑「サロン青山」のエントランス
↑「サロン青山」のエントランス。奥に見えるのがリビング

 

↑左手がダイニング、右手奥に見えるのがキッチン
↑左手がダイニング、右手奥に見えるのがキッチン

 

「アーティム」と初期の「BRUTUS」に共通するものとは?

トークショーのゲストの石川次郎氏は、1980年に創刊されたマガジンハウスの男性向け情報誌「BRUTUS」の初代編集長。1982年に「居住空間学」というタイトルでインテリアや住宅を中心に据えたライフスタイルの特集を組んだ人物です。石川氏が手掛けた「居住空間学」特集号の表紙や誌面をプロジェクターに映し出しながら、当時のエピソードを振り返ります。

↑石川次郎氏。「POPEYE」「BRUTUS」「Tarzan」「GULLIVER」などの雑誌を次々に創刊し、各誌の編集長を務めた。「トゥナイト 2」(テレビ朝日系)のキャスターほか、TV 番組の企画制作も多く手がける
↑石川次郎氏。「POPEYE」「BRUTUS」「Tarzan」「GULLIVER」などの雑誌を次々に創刊し、各誌の編集長を務めました。「トゥナイト 2」(テレビ朝日系)のキャスターほか、TV 番組の企画制作も多く手がけました

 

驚いたことに、当時のメンズ雑誌で居住ものは未開のジャンルであり、石川氏もこのテーマに対して「売れる」「世の中が求めている」という確信があったわけではなかったそうです。

 

「当時は41、42歳。仕事が忙しくて自宅にはほとんど帰ることができませんでしたし、インテリアに興味を持つ余裕がありませんでした。でも、この特集を機に、自分の家をなんとかしなきゃと思い始めたんです」(石川氏)

 

最初の特集号は、一部の反応は強かったものの売れ行きはいまひとつ。しかし、時代はバブル前夜。人脈を駆使して撮影したデヴィッド・ホックニーの邸宅を巻頭ビジュアルに据えた「居住空間学2」の制作を経て、世界の各都市を取材して回り、ミラノのホテルを編集部にして1か月かけて作り上げた「居住空間学3」(83年)特集号で、ようやくセールス面でも成功したそうです。

 

「どの記事も実用面では読者の参考にはなりませんが、その先にある夢や欲を刺激するという点で、意義があるんです。当時の日本は、経済は一流でもそこに個人の生活が追いついていなかった。そこで雑誌というメディアを使って、『食、ファッション、住む場所にこだわって、いい生活をしましょう』という提案をしたんです」(石川氏)

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↑「BRUTUS」の表紙や誌面をスクリーンに映し出しながらのトーク。最初の特集の扉について「この頃は自分がまだこのテーマに懐疑的だったから、やたら余計な説明が多い(笑)」と石川氏

 

この考え方は、「住を楽しみ、自分らしいライフスタイルを創る」というテーマを体現する「アーティム」に重なります。

 

「『アーティム』を見て、1980年に『BRUTUS』を作ったときの気分を思い出しました。すぐには商売にはならないけれど、世の中にはこういうものがないと、新しいものにつながらないと思います」(石川氏)

 

石川氏の言葉からは、「アーティム」がただの家ではなく、日本人の文化そのものに影響を与える新たな価値であることが伝わってきます。

↑トークショー後は石川氏を囲んでの懇親会が行われた
↑トークショー後は石川氏を囲んでの懇親会が行われました

 

注目のメンターが登壇する無料イベントも

「サロン青山」でのトークショー後、いてもたってもいられなくなった筆者は、翌日、アーティムのモデルハウス「コンセプトハウス駒沢」を見学させてもらいました。住宅展示場にありがちな幟(のぼり)もなく、呼び込みスタッフもおらず、完全予約制のため他の客と会うこともないスタイルからして、一般のモデルハウスとはまるで違う。ソファやキッチンをしつらえた屋上に立ってみると、石川氏が言うところの新たなアイデアの提案に価値があると実感しました(ただし、これが東京の厳しい夏と冬に適しているかは別として)。

 

なお、当初は50〜60代の高所得者層がターゲットでしたが、実際の客層は40代、50代、60代が各30%、30代が10%と、想定よりも若い客層が興味を持っているようです。現在、オープン以来130組が見学し、何組かの商談が進んでいるとのこと。

↑コンセプトハウス駒沢」の内観
↑「コンセプトハウス駒沢」の内観

 

↑ソファやキッチンを備えた
↑ソファやキッチンを備えた「コンセプトハウス駒沢」の屋上

 

「コンセプトハウス駒沢」を訪れてみるのもオススメですが、まずは都心でアクセスしやすい「サロン青山」でそのコンセプトに触れてみるのがオススメ。「アーティム」が提案するライフスタイルのシェアを目的とし、今後はメンターを招いての無料イベントが一般の方を対象に毎月開催される予定です。11月はコーヒーハンターの川島良彰氏、12月は料理研究家の青山有紀氏がメンターとして登壇予定。住宅購入はさておき、東京の新しいカルチャー拠点「サロン青山」へ気軽に訪れてみてください。

 

アーティムの詳細はコチラ

 

「サロン青山」

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東京都港区北青山2-9-5スタジアムプレイス青山1・2階

※見学は電話予約制(電話:03-6721-0658)

 

「コンセプトハウス駒沢」

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東京都世田谷区駒沢5-8 駒沢公園ハウジングギャラリー Stage2

※見学は電話予約制(電話:03-5758-1860)