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2024/10/21 17:45

「みなとみらい」と「馬車道」がツートップ! 「住み続けたい街ランキング2024 首都圏版」発表

リクルートは、首都圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県)に居住している人を対象に実施したWEBアンケート形式による「SUUMO住み続けたい街ランキング2024 首都圏版」を発表しました。

 

記事のポイント

「住みたい街ランキング」は知名度の高い街やターミナル駅などが選ばれやすく、人気投票のような形になっていますが、この「住み続けたい街ランキング」は実際に住んでいる人の意見をまとめた“実感型”になっている点が異なります。ある意味では住人の本音が反映された「住みやすい街ランキング」といえるかもしれません。

 

本調査は、住まい探しの際に新しい街の魅力に気づくきっかけや、街を選択する際の参考になればと、「住んでいる街に住み続けたいか」という“継続居住意向”に関する実態を調査したもの。隔年で調査を実施しており、この形式で調査したのは今回で2回目となります。

 

調査では、インターネットを通じて住んでいる街への継続居住意向を調査し、「住んでいる街の魅力」を40項目、「住んでいる街との関わり」を24項目にわたりヒアリングし、ランキング化しています。

 

ランキングは、住み続けたい「駅」と「自治体」の2つが発表され、前回の順位からの変動もあわせて掲載されています。

 

【首都圏】住み続けたい駅ランキング

 

住み続けたい駅で1位、2位となったのは横浜エリアの「みなとみらい」と「馬車道」。この2駅で街の魅力に関する40項目中13項目で1位を取っており、歴史ある街並みと新しく開発されたエリアが融合した多様性が人気となっています。

 

4位と6位に入った「浜町」「三越前」も同じく近接しているエリアで、歴史ある土地で住民参加意識が高く、再開発によって商業施設や生活環境が充実している点が高評価となっています。

 

【首都圏】住み続けたい自治体ランキング

 

住み続けたい自治体ランキングは、上位層は前回の調査と大きく変わらず、吉祥寺駅のある武蔵野市や、文京区、中央区、港区といった都心エリアの常連勢が並んでいます。

 

【SUUMO副編集長 笠松美香氏 総評】

交通アクセスの良さや買い物環境などは欠かせない要素ですが、それだけでは住み続けたいと思わせるには足りません。上位の街の住民はいずれも、自分が暮らす街に対して強い愛着を持っています。また、住民の思いが強いことで、街の、教育環境や防災対策などへの意識が高まり、さらにその街が好きになるという好循環も生まれます。また、上位に来ている街は、ほかの地域からの流入が多い、つまり移住者が多いという共通項もあります。商店街やコミュニティなど、新しい人が以前から住んでいる人と自然に交流できる場があることで、よりその街への愛着や帰属意識が高まっているのだと考えられます。

 

調査概要

調査方法:インターネットによるアンケート調査
1次調査にて、住んでいる街への継続居住意向を調査
2次調査では、1次調査で30人以上の回答が得られた最寄り駅および自治体を回答した者に対し、
住んでいる街の魅力などについて調査した。

調査対象:首都圏在住の20歳以上の男女

調査対象駅:首都圏(東京都・神奈川件・千葉県・埼玉県・茨城県)に所在する駅

調査対象自治体:首都圏(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・茨城県)に所在する自治体

有効回答数:最寄り駅もしくは居住自治体、いずれかが有効であった回答数
1次調査 317,222人
2次調査 51,211人

調査実施期間:1次調査 2024年1月23日(火)~2024年2月5日(月)
2次調査 2024年2月15日(水)~2024年2月27日(火)

調査機関:株式会社インテージ