プライベートジェットのパイロットは、飛行中トイレには行かない。では、用を足したいときはどうするのか? 米国出身のパイロットが驚きのフライト事情を明かしました。

サム・レムチョさんは、パイロット以外に牧場主や不動産投資家としての顔も持つ人物。「空飛ぶカウボーイ」のニックネームで、TikTokの投稿を行っています。
そんなレムチョさんが先日、飛行中のトイレについて投稿。航空会社が運航するフライトでは、飛行機の操縦は機長と副機長が搭乗するため、交代でトイレ休憩を取ることができます。しかし、プライベートジェットなどの小型機や軍用機では必ずしもそうはいきません。
ユーザーから「長時間のフライト中、トイレはどうするの?」という質問に対して、サムさんは「トイレには行きません」と回答。「トイレに行く必要はなく、膀胱をコントロールしてください」と話したのです。
サムさんの投稿によると、実際はプライベートジェットでパイロットがトイレに行くことは可能とのこと。コックピットには「リリーフチューブ」と呼ばれる、先端が円錐形で長いチューブ状になった装置があり、ここで排泄できるというのです。
しかし、このチューブから流れた尿は機体下部から排出されるのだそう。通常なら着陸前に自然と蒸発するそうですが、フライトを終えた後に機体の下部を掃除しなければならないというのです。だから、サムさんは「これを使ったことはないし、今後も使いたくない」と話しているのです。
一方、サムさんとは別の人物で、パイロットでありながらYouTuberとして活動するギャレットさんが、自身の給料について公開しています。現在、米国の大手航空会社で副操縦士として勤める彼は、時給213.97ドル(約3万円※)を稼いでいると話しています。
※1ドル=約146円で換算(2025年7月24日現在)
ただ、仕事に出てから帰宅するまでの時間を考えると、決して“割がいい”とは言い切れないよう。例えば、ニューヨークーフェニックス間では、フライト時間は片道5時間ほどですが、フェニックスでの折り返しに24時間を要し、自宅を出てから帰るまでは約40時間がかかるそうです。
往復のフライト時間が約10時間なのに対して、合計で約40時間も拘束されるとなると、「コスパのいいルートではない」と言うのです。
人気の職業の上位に名前が挙がるパイロット。飛行機を操縦し空を駆け抜けるというロマンを体験できる一方で、それぞれの苦労やデメリットがあるのかもしれません。
【主な参考記事】
Daily Mail. Private jet pilot reveals how they go to the bathroom on long-haul flights. July 3 2025
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