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2017/5/28 20:00

MLBで驚きの珍プレー!「センター前ヒット」が「ランニングホームラン」に

ホームランは野球というスポーツにおいて、もっとも華のあるプレーのひとつだ。

 

投手が自身の尊厳をかけて投げ込んできたボールを、バット一本で遥か彼方のスタンドへと打ち返す。打者はボールの行き先を見届けた後、時が止まったかのように悠然とダイヤモンドを回り、再び本塁に生還する。まさに「本塁打」である。

 

とはいえ、悠然と回るだけがホームランではない。急いで回るホームランもある。それがランニングホームランだ。通常のホームランとは違い、安打、二塁打、三塁打の延長線上に位置する本塁打。野球の規則上には「場内本塁打」と記載があるが、一般的に漢字では「走本」と表記されている。

 

極端なシフトを取っていない限りどんなヒットも大半が三塁打止まり。なかなか本塁を陥れることはできない。つまり、ランニングホームランが飛び出したときは大体“何か”が起こっているのだ。

 

先日MLBで見られたランニングホームランでは、それがはっきりとした形で現れた。

 

ウィット・メリフィールド(カンザスシティ・ロイヤルズ)が放ったセンター前ヒット。とても“何か”が起こるようには見えなかったのだが、センターがまさかまさかの後逸! こうして、またもランニングホームランが生まれてしまった。

 

ミスをしたケビン・キアマイアー(タンパベイ・レイズ)はガックリ……。ただ、本当にガックリなのは投手のほうに違いない。

 

ちなみに、メリフィールドはこの試合で完璧なホームランも披露。昨年2本だったホームランを今年はすでに5本記録しており、アメリカンリーグ中地区で最下位に位置するチームで奮闘を見せている。