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2017/6/27 20:00

「私の夢はサイレンススズカです」の1999年宝塚記念ーー2強対決がいま見てもアツい!

中央競馬は6月25日、春の総決算である宝塚記念を迎えた。“グランプリ”有馬記念と同じくファン投票で出走馬を決め、上半期の競馬を締めくくろうと創設された“春のグランプリ”。第58回を迎える今回のレースは、今年からGIに昇格した大阪杯、伝統の天皇賞(春)とここまでGI2連勝のキタサンブラックが大本命として注目されていた。

 

歌手の北島三郎氏がオーナーであることで知られるキタサンブラックは、秋の凱旋門賞挑戦が噂されるなかでの出走だったが、結果はまさかの9着。昨年の香港ヴァーズで初GI制覇を達成した実力馬サトノクラウンが国内のGI初優勝を飾っている。北島氏はこの結果を受け、今秋は国内レースに専念する意向を明らかにした。

 

そんな今回の宝塚記念において、2着に入ったのがゴールドアクター。その父スクリーンヒーローは2008年のジャパンカップを制した名馬であるが、そのさらに父は宝塚記念の優勝馬だ。馬の名前はグラスワンダー。ここでは、“怪物”と呼ばれたワンダーホースが制した1999年のレースを振り返ってみよう。

 

杉本 清アナウンサーの「私の夢は○○です」でお馴染みの宝塚記念。この年に名前が挙がったのは、前年の覇者でその年の天皇賞(秋)において非業の死を遂げたサイレンススズカだった。出走馬以外の名前が呼ばれたのは初めてであり、競馬ファンの気持ちを代弁するかのような実況は当時、大きな話題に。

 

そしてレースでは、1番人気スペシャルウィークと2番人気グラスワンダー、同い年の名馬2頭が一騎打ち! 最後は先に抜け出した武豊騎乗のスペシャルウィークを的場均騎乗のグラスワンダーが一気にとらえ、前年の有馬記念とのグランプリ連覇を達成した。

 

なお、グラスワンダーはこの年の有馬記念も制し、なんとグランプリを3連勝。この血を受け継ぐゴールドアクターも2015年の有馬記念馬であり、あらためて今回のレースでグランプリとの相性の良さを見せつけた。

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