提供:コクヨ株式会社
「久々に手書きしたら、こんなに字が下手だったっけと驚いた」……なんてことはありませんか? 昨今の文字入力といえばデジタルが主流ですが、“手書き”には無視できないメリットがあります。そのメリットを、デジタルの利便性と合わせて実感できたら最高ですよね。まさにそんな良いトコ取りできるアイテムがあるのです。
この記事でわかること
かつてくじけた「漢検」の勉強……IoT文房具を携えて再挑戦!
先日、ノルウェー科学技術大学(NTNU)の研究で、「キーボードタイピングよりも手書きによって子どもの学習が進み、よりよく記憶できること」が明らかになりました。生涯学習やリスキリングがトレンドとなっている昨今、大人にとっても見過ごせない話題です。学びに手書きを自然に取り入れ、効率を上げたいですよね。
コクヨが発売したIoT文房具「大人のやる気ペン」は手書き学習にぴったりで、モチベーション維持や習慣化まで助けてくれるアイテム。Makuakeで3600人もの支持者から約3500万円を集め、3月15日にプロジェクト期間を終えたばかり。
コクヨ
大人のやる気ペン
対応OS:iOS 16以上/ Android 10以上
「大人のやる気ペン」は、大人の勉強をはかどらせるソリューション文房具として「文房具総選挙2025」にもノミネートされています(4月20日まで投票受付中)。文房具総選挙2024「キッズの勉強がはかどるプチロングセラー文房具」部門の部門賞に輝いた「しゅくだいやる気ペン」の大人版、と言えばピンと来る人もいるのでは。
本当に大人の勉強がはかどるのか? GetNavi webの編集部員 藤原が5日間にわたって使ってみました。漢字検定準一級資格を保持する私は、いよいよ漢字検定一級合格を目指して勉強に励んだものの仕事と両立させるのが難しく、勉強時間が取れずにくじけた過去があります。今回はどうなるでしょうか……。

開封からワクワク感! デバイスとスマホアプリ、いつものペンで即スタート
「勉強って、ちょっと励ましてもらえるだけでも楽しく続けられるよね」。そんな気付きを与えてくれる仕掛けが、専用ボックスに施されていました。

めくっていくと、長期的な努力の重要性を説くありがたいお言葉が次々と……。学習を継続できなかった頃の苦い記憶が蘇るとともに、今度は同じ轍を踏まないぞという覚悟がふつふつと湧いてきます。

・いつものペンに挟むだけでセット完了!
箱を開けると、お目見えしました。「大人のやる気ペン」は、加速度センサーを搭載した小さなデバイスです。専用の“ペン”があるわけではなく、今愛用しているシャープペンシルやボールペン、スタイラスペンなどのボディに、凹型のシリコン部分で挟んで装着します(※)。着脱もワンタッチで可能。
※対応する筆記具のサイズ目安:直径9~13mm ※通常の鉛筆(直径8mm以下)には装着できません



・学習に楽しみを添えてくれるスマホアプリが相棒に!
ペンの他にもう一つ必要なのが、「大人のやる気ペン」公式スマホアプリ。手書きしたボリュームに応じてアプリが努力の可視化を行うと同時に、楽しいゲームコンテンツによって習慣化をうながす仕組みになっているのだとか。
アプリをダウンロードして開いてみると、カメのような可愛いキャラクターが出てきました。「ポット族」というのだそう。これから、千里の道を共に歩んでくれる“相棒”です。色やアクセサリをカスタマイズし、自分好みの姿にできるようです。

初期設定はアプリの説明通りにすればよく、数分で終わります。デバイスとの連携も簡単にできました。

いざ勉強開始! 30分頑張った直後に「もう30分やろう」と思ったワケ
アプリと「大人のやる気ペン」の連動が完了し、プロフィール登録やポット族のカスタマイズが終わると、学習記録を日・週・月別にグラフで見られるマイページが開きます。
目標の設定ができるので「漢字検定1級」と、直近の試験日「6月15日」を登録しました。するとマイページ左上に、試験日までのカウントダウンの表示が! まだ70日以上あると考えるか、もう70日ちょっとしかないと考えるか……。期限を見える化されると、途端に焦りと意欲を刺激されます。
他にも「やる気パワーを注ぐ」、「スゴロクを進む」というボタンがあります。


「やる気パワー」とは、「大人のやる気ペン」に搭載されたスマートセンサーが、学習量(ペンが動いた時間)に応じて自動記録・解析していくもの。デバイスと連動させたアプリに「やる気パワー」を転送すると、ポット族の背に植えられた芽が成長し、頑張りに応じて「リンゴ」をゲット! 手に入れた個数の分、スゴロクのマスを進むことができます。


「大人のやる気ペン」を装着したシャーペンで、いざ漢字の書き取りを開始。電源を入れると、本体上部についている小さな「やる気ランプ」が点滅します。経過時間に応じ、光の色が白からピンクまで(10段階)変化するので、どのくらい頑張っているのかがパッと見て取れるのがうれしいポイントです。


30分ほど集中して勉強し、数千文字を書きました。使い慣れているペンなので書き心地は普段通り。デバイス本体の重量はわずか8gと超軽量のため、手への負担はほぼ感じません。ペンの形状や重心の兼ね合いで、持ち手の近くに着けたい・できるだけペン上部に着けたい、といった好みが分かれるかもしれませんが、装着位置は調整できるのでご安心を。
勉強開始時点は青い点滅だった「やる気ランプ」は、いつの間にか赤に変わっていました。

溜まった「やる気パワー」を、さっそくポット族に注入してみました。アプリを開き、マイページ下部中央の「やる気パワーを注ぐ」をタップ。画面が切り替わるので、案内に従ってスマホに「大人のやる気ペン」を近づけ、ペンを振ります。
するとポット族の頭上に雲が広がり、雨が注いで……背中の芽が、みるみるうちに木へ成長! 「やる木」がリンゴの実を二つ付けました。スゴロクを2マス進める、ということです。


ただ今回溜めた「やる気パワー」だけでは、スゴロクでイベントが起きずじまい。何かが待ち受けているマスまで進みたくて、勉強をもう30分続けました。「大人のやる気ペン」がなかったら、間違いなく切り上げていたはず……。動機はともかく、早くも学習を後押ししてもらった感があります。


「小さなゴールを日々クリアする」達成感がクセになる
その後も5日間「大人のやる気ペン」を使い続けました。結論から言って、毎日1時間ほどの勉強タイムを確保することが「苦ではない」どころか、「ちょっとした楽しみ」にさえなりました。愛用しているペンにすぐ装着できるので違和感がなく、使い慣れるまでに時間がかからないのも優れた点だと思います。


とにかく、ポット族に「やる気パワー」を注ぎたくて仕方ない……というわけではありませんが、小さなゴールを日々クリアするような達成感が得られるので、勉強がクセになります。
5分、10分というスキマ時間しか取れなくても、合算して「やる気パワー」を蓄積してくれるので、「まとまった時間、机に向かわなければならない決まりはない」のもありがたかったです。習慣化のハードルが下がり、自分のペースを守って無理なく続けられました。


学習にゲーム性やサプライズをうまく組み合わせているのがミソ。例えば、「そろそろ疲れてきたから、やめようかな」と感じても、「やる木を少しでも多く実らせたい!」という思いで多少踏ん張れますし、「やる気の記録を見る」画面に登場する謎のキャラクターが、その時々に応じて褒めたり、叱咤したりしてくれるので、たるむことなく努力を重ねられます。
また、ポット族が実らせてくれるリンゴは通常だと赤い実ですが、たまに「金のリンゴ」を付けることがあります。金のリンゴ1つで、なんと赤いリンゴの実3つ分! テンションが上がって、疲れが吹き飛びました。


「忙しくて、時間が取れない」なんて、もう言い訳にできない⁉
さらに驚いたのは、バッテリーの持ちの良さ。5日間のうちに、一度も充電せずに済みました。1回、約1時間のフル充電で、1週間(1日約2時間の学習を想定)使い続けられるそう。出先にも気軽に持っていけますね。


私の場合、過去に勉強が続かなかったのは「忙しくて、時間が取れないから」ではないことが「大人のやる気ペン」のおかげで証明されてしまいました。これまでは体感でしかなかった勉強量が可視化されると自信にもなりますし、自分の頑張りを知り、認めてくれる存在がいるようで励まされます。大人にだって……いえ、大人だからこそ時に優しく、そして時に厳しく接してくれる応援者が必要ですよね。
私にとっては単なるIoT文房具の枠を超え、目標達成を共に目指してくれる伴走者のような位置づけです。「文房具だけ」、「デジタルガジェットだけ」では、ここまでの愛着感や効果を得られなかったはず。デバイスとアプリとを組み合わせることで、「手書き」のメリットを最大限に引き出しながらも、従来では数値化・見える化するのが難しかった要素を自動で計測してくれるうえ、「手を動かして勉強する」行為を苦痛に感じさせないようにする工夫も仕込まれているので、まさしく唯一無二のツールだと感じます。
すでにお子さんが「しゅくだいやる気ペン」を使っている人は、これを機に「大人のやる気ペン」をゲットして、親子で楽しく学びを深めても良さそうですね。
撮影/鈴木謙介