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2018/8/8 18:30

「紙」で選ぶ無印良品ノートーー書き心地が良いのは? 裏移りしないのは?

罫の種類や色、サイズ、綴じ方。ノートを選ぶ基準は人それぞれですが、ここでは無印良品の「紙」に注目してみました。紙は書き味を左右する重要な要素だから。無印良品のノートには様々な紙が使われていますが、代表的な3種類を取り上げます。

 

なお、本記事では取り上げる紙の種類を「上質紙」「植林木ペーパー」「再生紙」の3つに分類していますが、無印良品では商品ごとに最適な使い心地を実現するために、さらに細かな分類を設定し、紙を選定しています。そのため、商品名に含まれる紙の名前が同じであっても、まったく同じ紙を使用しているわけではありません。

 

【上質紙編】気持ち良くペンが走るからついたくさん書きたくなる

しっとりとした手触りが特徴の紙。滑らかな書き味を堪能できます。筆記音はほぼしません。

 

【上質紙その1】ページがパタンと開くから紙が浮きにくく筆記しやすい

上質紙 

フラットに開くノート

450円~

どこをめくっても180度に開きやすい。表紙はライトグレーと黒の2色で、前者は横罫縦ドット、後者は横罫。横罫縦ドットは、縦に薄くラインが入っていて、文字が揃いやすく図も簡単に書けます。A6/A5/B6、80ページ、糸かがり綴じ。

 

↑どのページをめくっても180度フラットに開きます。中央に段差ができないため書きやすいです

 

【ラインナップ】

↑横罫縦ドット

 

 

↑6mm横罫

 

 

【上質紙その2】万年筆で書く心地良さを倍増させてくれるノート

上質紙 滑らかな書き味のノート

250円〜

クリーム色の上質紙が使われており、万年筆で書いても裏うつりやひっかかりが起きにくいのが特徴。糸かがり綴じのほかに、ダブルリングタイプもあります。表紙のカラーは黒のみ。A6/A5/B6、72ページ、糸かがり綴じ。

 

【ラインナップ】

6mm横罫

 

ハードカバータイプも用意!

上質紙

滑らかな書き味

ハードカバーノート

700円~

毎日の持ち歩きにも耐えられるハードカバーの表紙を採用。「上質紙滑らかな書き味のノート」と同じ、書き味にこだわった紙を使っています。しおり紐付きです。91×161mm、A6、96ページ、糸かがり綴じ。

 

【コチラの上質紙のノートも注目!】

【上質紙その3】

上質紙 1日1ページノート

590円~

368ページあり、1日1ページ使っても1年以上使え、日記にもオススメ。罫線は7㎜の横罫縦ドットで使いやすいです。文庫本と同じA6サイズ。

 

【上質紙その4】

塩化ビニールカバー

上質紙 フリーマンスリー・ウィークリースケジュール

490円~

日付が書き込み式のスケジュール帳。マンスリー・ウィークリー(週間レフト)・メモページに分かれていて15か月使えます。A6とA5の2種。

 

【植林木ペーパー編】

計画的に育てた樹木で作るオリジナルペーパー

最も商品展開の多い無印良品オリジナルペーパー。アカシアやユーカリなどの広葉樹を中心に、計画的に育てた樹木をメインに使用しています。

 

【植林木ペーパーその1】質と価格のバランスが絶妙なハイコスパノート

植林木ペーパー

裏うつりしにくいノート5冊組

199円~

背に貼られたクロスは5色あり、どれも無印らしい落ち着いた色合い。用途別に使い分けられます。1冊あたり約40円で購入でき、コスパも抜群です。A5とB5の2種。A5/B5、30ページ、糸綴じ。

 

【植林木ペーパーその2】裏うつりしないから左ページも快適に使える

植林木ペーパー

裏うつりしにくいダブルリングノート

80円~

するするとした書き心の紙質が特徴。サインペンなどを使っても裏うつりしにくいです。表紙のカラーはベージュとダークグレーの2種類。A7/A6/A5/B5、48ページ、糸綴じ。

 

【再生紙編】ペン先が適度に引っ掛かり筆記音まで楽しめる

新聞や雑誌などの古紙で作られた。上質紙や植林木ペーパーに比べるとほんの少しザラつきがあり、「書いている」という感触を楽しめます。

 

【再生紙その1】上下左右自由に使えるルールのないノート

再生紙ノート

70円〜

表紙が無地で本文に上下がないため、左右どちらからでも使え、上下の向きも自由です。表紙の色によって罫線の種類が異なります。A6/A5/A4(7mm横罫のみ)/B6/B5、30ページ、糸綴じ。

 

【再生紙その2】好みの罫線を選べるパスポートサイズのノート

再生紙

パスポートメモ

120円

表紙の紙質と色展開がパスポートのようなメモ。3色展開で、それぞれ罫線の種類が異なります。小さいからA6サイズの手帳に挟んで持ち歩けます。125×88mm、24ページ、糸綴じ。

 

文/やまぐちまきこ 撮影/高原マサキ(TK.c)、我妻慶一