【ド腐れ文具野郎 古川 耕の文房具でモテるための100の方法】
No.083
バルミューダ
BALMUDA The Light
3万9960円
光を拡散する独自のミラー構造で、影のできにくい光を実現。医療現場や美術館などで使われる太陽光LEDが、本来の色を照らし出し、子どもたちの色を見る力を育てています。ベース部分はペン挿しとして使用可能。
存在感たっぷりのデスクライトで手許を照らしながらモテる
バルミューダが手がける新しい卓上ライトということで、発売前から注目を集めていた「BALMUDA The Light」。「子どもたちの目を徹底的に考えて生まれた」ライトだそうで、「離れた場所から広く手許を照らす=手や頭の影ができない」、さらに「太陽光の波長に近い太陽光LEDを使っているから目にやさしい」というのが特徴のようです。
こうした謳い文句、小学生の娘ふたりを持つ身としても気になりますが、それ以上にそそられたのは、まるで筆洗いバケツのようなボディに真っ直ぐ挿さったアームという、何ともユニークなこのルックスでした。正直、超好み。お父さんのデスクに置きたい(父親失格)。
で、早速実行に移してみました。なるほど、ぼってりとした本体は卓上でかなりの存在感。視界の邪魔にならぬよう、できるだけスリムを目指す進化もありますが、こちらはむしろモノとしての強い個性と道具としての合理性を併せ持つことで、「ここにいる理由」をぐいぐいとアピールしてくるのです。それに説得力を持たせるためのコストと考えれば、この高価格も納得。実際、机に向かうたびにこのライトが目に入ると気分がちょっとアガるし、ダイヤルを捻って点灯させる動作も愉しい(メロディが鳴るのもいい)。やはりこれはお父さんも十分遊べるライトでした。
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