文房具
2019/2/18 13:00

電子ペーパー愛用ライターが教える、最新電子ペーパー「QUADERNO(クアデルノ)」徹底活用術

富士通クライアントコンピューティングの手書きができる電子ペーパー「QUADERNO(クアデルノ)」が発売以来、絶好調のようです(しかも現在お得なキャンペーン中)。ここでは、普段から電子ペーパーを肌身離さぬ勢いで活用している筆者が、「QUADERNO(クアデルノ)」が人気を集めている理由を徹底解説したいと思います。

 

話題の電子ペーパー「QUADERNO(クアデルノ)」が超安! 無限にメモできる「最強ノート」を今こそ手に!

 

 

電子ペーパーは文字がくっきり。目にも優しい

「QUADERNO(クアデルノ)」の魅力を知るためにまず、本機のディスプレイとして採用されているフレキシブル電子ペーパーとは何かについて簡単に説明しておきたいと思います。

 

フレキシブル電子ペーパーとは無数の微粒子サイズのマイクロカプセルを敷き詰めたディスプレイデバイスです。1個のマイクロカプセルには白と黒の帯電顔料が詰まっていて、専用のスタイラスペンでタッチ操作に対応するディスプレイの表面をなぞるとマイクロカプセルに電圧がかかり、中の顔料が移動して文字や線などの図形が形を結びます。画面は16階調のグレースケール表示ですが、本機で作成されるPDFファイルには青と赤で色分けしながら書き込めます。

 

微粒子サイズのマイクロカプセルによって、精細感の高い文字や図形を描画・表示できるところがフレキシブル電子ペーパーの大きな特徴です。液晶タブレットの場合は画面表示にバックライトを必要としますが、電子ペーパーにはこれが要りません。さらに非光沢処理のディスプレイなので画面を長時間見ていても目が疲れにくいのも特長。

↑明るい外で見てもくっきり見えるのが特長。目も疲れない

 

バックライトが要らないので、デバイスの軽量化や省電力化も図ることができます。バッテリーのスタミナはなんと、Wi-Fi/Bluetooth機能をオフにすると最長約3週間を実現。

 

↑バッテリーは驚異的に保つ。一般的なタブレットに対しての大きなメリット

 

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ゆったり画面サイズなのに超軽量。自由自在に書いて/消せる

「QUADERNO(クアデルノ)」には、A4とA5、2種類のサイズが異なるバリエーションがあります。どちらのモデルもディスプレイの上下左右を囲むベゼル(額縁)をできる限り狭くして、付属する専用スタイラスペンを使ってゆったりと書けるデザインを実現。

 

本体の重量は、紙のシステム手帳や少し厚手のノートとほぼ変わらないため、超軽量。厚さも約5.9mmと非常に薄いので、バッグから素早く取り出して片手で軽々と持ちながらメモが取れます。「QUADERNO(クアデルノ)」のキャンバスに、手で書き留めたテキストや線画などは即座にデジタルデータに変換されて、PDFファイルとして本体の内蔵メモリーに保存されます。

 

↑持ってみたらその軽さに愕然! 紙のノートと変わらないレベル

 

メモやアイデアは、思いつくままに何度も書いたり、消したりしても大丈夫。1件のファイルに追加できるページ数にも限りがなく、また1ファイルあたり約1MBのサイズを目安として、内蔵メモリーには約1万件のファイルが保存できるキャパシティを備えています。

 

紙のノートは数が積もり積もってくると、デスクや部屋のスペースを占有してしまいますよね。「QUADERNO(クアデルノ)」があればワークスペースに揃えていた文具の数が減って、空いたスペースを有効に活用できます。

 

新規にファイルを作成する際には縦書き・横書きの「無地のノート」や横罫線の入った「大学ノート」、「リーガルパッド」「方眼罫」のほかに「デイリースケジュール」などのテンプレートが選べます。つまり、「QUADERNO(クアデルノ)」はノートだけでなくシステムダイアリーとしてもマルチに活躍するデジタル文具なのです。新しい「QUADERNO(クアデルノ)」のオリジナル追加テンプレートは今後もWebサイトで提供を予定しているそうです。

↑リーガルパッド

 

↑方眼罫

 

↑マンスリースケジュール

 

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滑らかな書き味はまるで紙のノート

「QUADERNO(クアデルノ)」に初めて触れた方は、その「軽さ・薄さ」の次にきっと「心地よい書き味」に驚くはずです。

 

液晶タブレットのガラスパネルにスタイラスペンを走らせたときの、コツコツとした不自然なアタリが苦手という方も多いようです。比べてみると、「QUADERNO(クアデルノ)」の場合はペン先にサラサラとした適度な摩擦感が返ってくるので、まるで紙のノートに書いているような心地よさがあります。

 

ペン先の反応や追従性能はディスプレイの上にインクを垂らしているみたいに感度が良く、もたつきがありません。本体のメニューではペンの色を2色、太さを5つの種類から選べます。

 

↑書き味の滑らかさは出色・タイムラグもほとんど感じない

 

「QUADERNO(クアデルノ)」では画面のピンチイン/アウトズームや、書いた文字をカット&ペーストで任意の場所に移動できる、デジタル文具ならではの便利な機能が使えます。ファイル内でのページ追加やページめくりは指による左右のスワイプ操作に鋭く反応します。

 

スタイラスペンも内蔵するバッテリーの充電が必要ですが、スタミナが本体に負けないほどタフなので、手間に感じられることはないと思います。フェルト製のペン先は使い込むほどすり減ってきますが、ユーザーが自身で簡単にパーツを交換できる仕様としています。だから心地よい書き味が衰えません。

 

↑ペン先は交換可能。商品に最初から交換品が付属する

 

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手書きのファイルはPDF化。「メモを探す無駄時間」が大幅削減

作成した手書きのファイルが数限りなく増えてしまうと、結局整理整頓が大変になるのではと思うかもしれません。心配は無用です。「QUADERNO(クアデルノ)」のファイル管理は専用アプリ「Digital Paper PC App」をインストールしたパソコンで簡単にできるからです。

↑「Digital Paper PC App」。ファイルの共有が直感的に行える

 

ファイルの名前は「QUADERNO(クアデルノ)」の本体とパソコンアプリの両方から付けられます。ファイルを作成・更新した日時もファイルに記録されるので、ファイルの数が増えても検索・管理はとても簡単。紙のノートだと“あのときのメモ”を沢山のページから探し出すのもひと苦労ですよね。手書きのメモをすぐに検索できるところも、デジタル文具である「QUADERNO(クアデルノ)」ならではの強みが発揮される大事なポイントです。

 

「QUADERNO(クアデルノ)」の本体には大量のファイルを保存できる16GBのメモリーが内蔵されていますが、万が一の故障に備える意味も含めて、パソコンにはまめにバックアップを取っておきましょう。ファイルの数が増えてきたら定期的にバックアップ・削除しておくと、「QUADERNO(クアデルノ)」本体の保存領域が確保できるので安心です。

 

本機の魅力は手書きのファイルを作成できることだけではありません。例えば会議やクライアントとの打ち合わせに必要な紙資料は、スキャナを使ってパソコンに取り込んでPDFファイルとして保存すれば、「Digital Paper PC App」を使って本体に読み込むこともできます。

 

WordやExcelで作成したドキュメントファイルも、印刷メニューの出力先を「QUADERNO(クアデルノ)」に指定できるので、自動でPDFファイルに変換して取り込めます。いままでバッグに入れて持ち歩いていた大量の重い紙資料の束とも、ようやくサヨナラできそうです。

 

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「QUADERNO(クアデルノ)」を使った筆者のワークスタイルはココが変わった!

ライターである筆者も、電子ペーパーを使いはじめて日ごろのワークスタイルが大きく変わったことを実感しています。

 

「QUADERNO(クアデルノ)」を持たずに取材現場に出かけるなんて、まるで武士が刀を持たずに合戦に出向くようなものです。発表会や展示会などのイベント取材は立ったままでインタビューすることも多いので、紙のノートのようにページがバラつかない、ハンドリングに優れる「QUADERNO(クアデルノ)」の真価がいかんなく発揮されます。

 

製品レビューの原稿を書くときにも、発見したことやコメントは取り急ぎ「QUADERNO(クアデルノ)」でメモしておきます。そのファイルをパソコンに取り込んで、テキストエディタと並べて表示しながら書くスタイルが定着してから、依頼をもらった原稿を書き上げて提出するまでのスピードが少しだけ速くなったように思います。GetNavi編集部の皆さま、いかがでしょうか?

 

インタビュー取材に出かけるときには、必要な資料をスキャンしたり、質問項目をWordで作ってPDFに取り込んでから荷物をなるべくコンパクトにしたりして出かけています。バッグが軽くなるだけでなく、取材現場に到着してから大事な資料をガサゴソと探す時間のロスが省けるところも大きなメリットであると実感しています。

↑スキャンスナップなどのスキャナと連携可能。書類をバンバン取り込める

 

↑PDFを取り込み、表示させたイメージ

 

「QUADERNO(クアデルノ)」には純正の専用カバーも用意されていますが、一般的なA4/A5サイズのスリーブケースなど応用できる文具もたくさんあります。個性的なカスタマイズも思いのまま楽しみましょう。

↑専用カバー。名刺スリットも配置され、ビジネスユースに最適

 

ノート作成時のテンプレートが追加できることは先に触れた通りですが、同様に「QUADERNO(クアデルノ)」の本体ソフトウェアもアップデートによって様々な機能を追加可能なプラットフォームになっています。いまは搭載されていない機能もきっと近い将来には追加されて、ますます便利なデジタル文具に成長してくれるのではないでしょうか。

 

今回は電子ペーパー「QUADERNO(クアデルノ)」の特徴を隅々まで幅広くピックアップしてみました。いろんなポイントを総括すると、「QUADERNO(クアデルノ)」は「究極にシンプルな文房具的ツール」であると言えそうです。パソコンやスマホも大変に便利ですが、最近の新製品はあまりに多機能すぎて使いこなせないという方の声もよく聞こえてきます。「QUADERNO(クアデルノ)」の操作方法は極めてシンプル。電源を入れて、専用のスタイラスペンでキャンパスの上に思いのままにアイデアを描くだけ。デジタル文具の初心者にも簡単に使いこなせる「安心の手書き感」を、ぜひ体験してみてください。

 

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