PC周りのケーブル類をスッキリまとめるリール&ホルダー
とにかく机の上が片付かないのだが、どうしたもんだろうか……。でも実は、原因のひとつは見当がついている。配線系がやたらと散らかっているのだ。
無線マウスと無線キーボードがなんとなく信用できず(バッテリーを気にしながら操作したくない)、未だに有線を使っているし、PCにつながっているUSBハブからはライトニングだのミニUSBだのUSB-Cだのが生え散らかし、見苦しいことこの上ない。もちろんPCの背後からも、HDDやスキャナ用の配線が伸び放題なんだけど、見えないところはもう放置。とにかく、見える部分だけでもなんとかしたいのである。
そこで今回は、生え散らかしたケーブル類をなんとかするべく、スッキリ片付きそうなツールを試してみることにした。
ケーブルはマグネット内蔵リールでスッキリ!
まず最初にすべきは、ケーブルの収納だろう。足りないよりは……と、どうしても長めのケーブルを購入してしまう癖があるため、結果として机上で余分な“のたくり”を許してしまう。これが乱雑に見えるわけだから、なんとか解消したい。
「ALTNA ケーブルリール<マグネット付>」は、柔らかいシリコンゴム製の薄型ケーブルリールだ。側面をめくると、中に直径40mm弱の芯があるので、そこにケーブルをぐるぐると巻き付けておけば、余分な長さを縮めてすっきりと収めておくことができるというもの。
もちろん、これまでにもシリコン製のケーブルリールはいくつも試してみているのだけど、なんとなく見た目がスッキリしなくて使わなくなっていた。従来のリールは、どれもケーブルを巻く都合からかリングまたは円盤型で、しかもケーブルを巻いた上でコンパクトに収めるため、分厚くなりがちだったのだ。
対してALTNA ケーブルリールは、角丸とはいえ正方形で、厚みも16mmとかなりスリム。サイズは大きい(75×75mm)が、机に置いたときのスッキリ具合は絶対にこちらの方が上だと思う。また、ケーブルを抜いて持ち歩くときも、薄い方がガジェットポーチなどに収まりが良いのでありがたい。
上下面がフラットなので、複数のリールを積み重ねてスタック設置できるというのも大きなポイントだ。あれこれ生え散らかしている都合上、複数のリールを使うのは既定路線なのだから、スタックできる方が面積を取らないのは当然だろう。
もうひとつ便利なのが、中央にマグネットを内蔵しているということ。リール本体を、金属面にぺたっと貼り付けて使えるのだ。
専有面積の少ないフリーアドレスのデスクなんかだと、カバンから取り出したケーブルをサッとパーテーションに貼って配線できるので、ゴチャゴチャ感もなく快適だ。また、スチールデスクなら設置面に吸着して、ズレ動きにくいというメリットもある。
ホルダーをセットで使うとコネクタもスッキリ!
ケーブルの余分をリールで巻いてかなりスッキリしたものの、まだ完璧とは言い難い。コネクタを含むケーブルの先端が、まだピロピロと飛び出して生えているのが邪魔なのだ。しかし、先端までリールに巻いてしまうと機器につなぐのが面倒。これをいい感じに処理するためには、もうひとつ工夫が必要だろう。
「ALTNA ケーブルホルダー<マグネット付>」は、ALTNA ケーブルリールと同シリーズの小さなシリコンゴム製ケーブルホルダーだ。使い方は、25×25mmの本体裏側スリットにケーブルを挟みこむだけ。コネクタとケーブルのつなぎ目ギリギリに装着すれば、断線予防にもなる。
で、もちろんこのケーブルホルダーにも、その名の通りマグネットが内蔵されている。伸びたケーブルを金属面に貼っておけば、机の上でのたくることもなくスッキリ。コネクタを探して書類の下を探す、みたいな手間もなくなるわけだ。金属面が手近に見つからない場合は、付属の両面テープつき金属プレートを壁などに貼って、そこにくっつけるという手もある。
さらに面白いのは、ケーブルリールと組み合わせて使えるというところ。リール上面にちょうどこのケーブルホルダーがはまる四角い凹みがあるので、ここに乗せるだけでマグネットでピタッと吸着するのだ。
コネクタの一時的な置き場として使うのもいいし、カフェのテーブルなどで仕事をする場合でも、コネクタの定位置が確定して使いやすい。これは最初からセット売りした方がいいんじゃないか? というレベルの安定感である。
もし気になるなら、絶対にリールとホルダー、まとめ買いがオススメだ。