文房具
2019/6/25 19:00

【菅未里の自腹買い文房具】海外出張にも便利!モレスキン「ポートフォリオ」がノートにしか見えない財布に!?

イベントに新作文房具のプロモーションにと、相変わらず引っ張りだこの文具ソムリエール・菅未里さん。仕事柄、文房具を試す機会は多く手元には山のような文房具が……。そんななか、自腹を切ってまで手に入れた、本当に気に入っている文房具とは?

前回は、「職人技が冴える男前なガラスペンとラメ入りインク」
https://getnavi.jp/stationery/394540/

 

今回は、イタリア出張に行く前の準備で大忙しだった菅さんが、海外に連れて行きたい文房具のひとつとして選んだのが、モレスキンのこちら。

 

もともとモレスキンとは、フランスの製本業者が作っていた“伝説のノート”を、イタリア・ミラノの出版社が復刻したノート&雑貨ブランド。菅さんのイタリア出張におともするのも、必然といえるかもしれません。

 

ノートのようなドキュメントケース「モレスキン ポートフォリオ」

イタリア出張に行くことになりました。この原稿が掲載されるころには帰っているとは思いますが、今は準備にてんわやんわです。

 

ところで、海外出張でも文房具は活躍してくれます。海外で使うのに便利な文房具はいくつかあるのですが、私がいつも持っていくのはこれ、ノートで有名なモレスキンの「ポートフォリオ」です。

 

これは、領収書や名刺、カード類などを入れる、いわゆるドキュメントケースなのですが、ぱっと見ではモレスキンのノートにしか見えませんよね。実はそこもポイントなのです。

↑黒いハードカバーに黒いゴム。どこから見ても、モレスキンのアイコンであるノートそのものだ
↑黒いハードカバーに黒いゴム。どこから見ても、モレスキンのアイコンであるノートそのものだ

 

海外で財布をどうする?

海外で気にしなければいけないのが、財布の取り扱いです。過剰に心配する必要もありませんが、場所によっては日本より治安が悪いことも少なくありません。観光客は狙われますしね。

 

だから、私は普通の財布を普通に持っているのが少し怖い。そこで、このポートフォリオの出番と言うわけです。

 

財布に見えない財布として使う

答えを言ってしまいましょう。私はこのポートフォリオを財布として使うのです。どこからどう見てもモレスキンのノートですから、狙われにくいはずです。

 

財布としての使い勝手も悪くありません。中には6つのポケットがあり、それなりに収納力があります。私はそれぞれのポケットに、現地のお札・現地のコイン×2(額面で分けています)・クレジットカード・日本円・領収書という具合に分けて入れていますが、これだけ入れば十分ではないでしょうか。

↑紙製のポケットは6つ。蛇腹式に折り畳め、開くと大きく広がるので中身も見やすい
↑紙製のポケットは6つ。蛇腹式に折り畳め、開くと大きく広がるので中身も見やすい

 

ドキュメントケースは他社でも作られているのですが、モレスキンのポートフォリオは補強もされていて、いかにも頑丈そうなのもいいですね。実際、一度も壊れたことはありません。

↑紙製のため、何度も開閉するうちに擦り切れてしまいそうな部分は、テープによってあらかじめ補強されているのも気が利いている
↑紙製のため、何度も開閉するうちに擦り切れてしまいそうな部分は、テープによってあらかじめ補強されているのも気が利いている

 

ご当地スタンプをおして思い出を残す

さらに、モレスキンのポートフォリオだけの楽しみもあります。

 

世界の主要な都市にモレスキンショップがあるのですが、いくつかの店舗には都市名のスタンプが準備されていることをご存じですか? そのスタンプを表紙の裏に押すんです。パスポートみたいですね。手元のポートフォリオにはフィレンツエ、ローマ、ベネチアのモレスキンショップのスタンプが残っていますが、こんな形で思い出を残すのも悪くないでしょう。

↑おなじみのモレスキンのロゴの下に都市名を配したスタンプのほか、コロッセオをモチーフにしたローマのスタンプなど趣向をこらしたものも。見た目にも華やかな上、“自分の持ち物”という愛着が生まれそうだ
↑おなじみのモレスキンのロゴの下に都市名を配したスタンプのほか、コロッセオをモチーフにしたローマのスタンプなど趣向をこらしたものも。見た目にも華やかな上、“自分の持ち物”という愛着が生まれそうだ

 

価格は2000円+税(ポケットサイズ)。おしゃれなサブの財布としては高くないと思うのですが、いかがでしょうか。

 

菅未里の自腹買い文房具バックナンバー
https://getnavi.jp/author/misato-kan/